第4部

イタリアもの日本盤CDが2013/6/26にドドッと3タイトルリリースされる事となりました。しかも待望の店頭流通版ですので、お近くのCDショップでお買い求め、お取り寄せ可能です!そして3タイトルとも公益財団法人 日伊協会 推奨盤です!

まずはGigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ/Verona出身)の『パーフェクト・ベスト』(2013)。

Gigliola Cinquetti - Perfect Best

近年、怒涛の日本盤リリース(通販限定版)が続いていたオーラですが、ここで待望の店頭販売版が満を持して登場! 「Non ho l'eta(邦題:夢みる想い)」(1964)の衝撃的なデビュー&大ヒット曲、自身の2 枚目の世界的なヒット曲となった「La pioggia(雨)」(1969)、2回目のサンレモ優勝曲「Dio, come ti amo(邦題:愛は限りなく)」(1966)、イタリアでオーラの最高のヒット作となった「Alle porte del sole(邦題:太陽のとびら)」といったように、この一枚でオーラの最低限のヒット曲、有名な曲が押さえられます。

そして日本初CD化となった「Tu balli sul mio cuore(邦題:春風はどこに)」(1972)も収録されているところが、コレクター心もくすぐります。Canzonissima1972の映像から。時にオーラ25歳。

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http://piccola-radio-italia.com/archives/52077332.html

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そして『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)。

サンレモ音楽祭ベスト!

イタリアを代表する、いや世界のあらゆる音楽祭のお手本になったサンレモ音楽祭は1951年に始まり、60周年を超えた現在もなお、毎年開催される長寿イベントとなっています。この音楽祭から世界のヒット曲がたくさん生まれていた1950年代〜1960年代の楽曲を中心に選曲されたコンピレーション盤。第1 回大会優勝曲「Grazie dei fiori(花をありがとう)」/Nilla Pizziから始まり、1972 年の入賞曲「Montagne verdi(邦題:青い山脈)」/Marcellaまで、約20年間の歴史を1枚のCD にギュッと詰め込んでいます。

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この1 枚では物足りないムキには、通販限定版の4枚組CD『ビバ・サンレモ - カンツォーネ・コレクション』をお薦めします。


そして最後は『永遠のイタリア音楽全集』(2013)。

永遠のイタリア音楽全集

かつてよく見かけた『カンツォーネ・オムニバス』の類かと思いきや、曲目を見てビックリ!冒頭から1/3が超定番曲を収録しているものの、それ以降から、ちょっとツウ好みの曲が入り始め、単体でCD入手はイタリア本国でも難しい楽曲も目立つので、コレクションしておきたくなること必至です。往年のファンの方はもちろんのこと、レア好みの方にも充分魅力を感じて貰える良質な企画作品だと思います。

※CDの詳細案内はこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/52077026.html

そのちょっとツウ好みの作品を中心に紹介しましょう。まずはBetty Curtis(ベティ・クルティス/1934-2006/Milano出身)が1966年に歌った「Chariot(邦題:愛のシャリオ)」。Canzonissimaの1966年版Scala Realeで歌われた映像から。Betty32歳。

そしてMario Tessuto(マリオ・テッスート/Napoli近郊Caserta出身)の「Lisa Dagli Occhi Blu(邦題:リーザの青い瞳)」。2年B組の学生時代から育んだ恋の終わりを歌った作品で、ヴィヴラートの効いた歌唱力の持ち主のイケメン歌手Tessutoの代表曲となりました。Canzonissima1969の映像から。時にTessuto25歳。

Massimo Ranieri(マッスィモ・ラニエリ/Napoli出身)は、歌に役者にダンスにと現在も第一線で活躍し続けるイタリアを代表するエンターテイナー。「Vent'anni(邦題:はたちの青春)」(1970)をCanzonissima1970の映像で。当時19歳。

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Ricchi e Poveri(リッキ・エ・ポーヴェリ/意:金持ち組と貧乏組/Genovaで1968年に結成)は、伝説のバンドJetから生まれた男女混合カルテットヴォーカルグループ(残りメンバーはMatia Bazarを結成する)で、金髪ペアがRicchi(金持ち組)、ブルネットペアがPoveri(貧乏組)と、イタリアの南北問題を自虐ネタにしたようなグループ名ながら、1970年代から1980年代にかけて、イタリアのヒットシーンを牽引したスーパーグループ。この点ではイタリアのABBAと言っても良いかも(ABBAの方が4年ほど後からシーンに登場するけれど)。現在は金髪女性が抜けたトリオ編成で活躍中。

彼らの放った数多のヒット曲の中から、サンレモ音楽祭1972出場曲でツウ好みの「Un Diadema Di Ciliege(意:サクランボの王冠/邦題:桜の少女)」(1972)が選ばれているのが特筆するところ。この歌の世界観を一言で言うと、"イタリア版・木綿のハンカチーフ"。しかしイタリア版の方が3年ほど先に制作されているのと、故郷で待つ少女の死という悲劇で終わる点が異なっています。

都会へ旅立つ若者と田舎で待つ少女という状況設定、そして象徴的なアイテムを楽曲タイトルに据えている点が2曲の共通点です。"木綿のハンカチーフ"に当たるアイテムが"サクランボの王冠"で、いつか本物の宝石が付いた王冠(ティアラ?)を買ってあげるからね、と若者は都会で仕事に励むのですが、ある日その彼の元に故郷から、"すぐに帰って来い、さもないと後悔することになるから"と綴られた謎の手紙が届く・・・そして帰郷した若者を待っていたのは・・・というドラマティックな状況変化に応じて、楽曲のアレンジやサウンドが巧みに変化して行くところも聴きどころ。

歌唱力のあるイケメンGianni Nazzaro(ジァンニ・ナッザーロ/Napoli出身)が歌った「Quanto e bella lei(邦題:なんて美しい君)」(1972)。Canzonissima1972出場時の映像で。時にNazzaro24歳。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。