Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Angelo_Branduardi

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第36回イタリアPOPSフェスタ(2008年3月)レポート (その3 / Roberto Vecchioni, Angelo Branduardi)

その2はコチラ

第3部


RobertoVecchioni/Di rabbia e di stelle当FESTAで初めての紹介となる大御所カンタウトーレのひとりRoberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ/65/Monza近郊Carate Brianza出身)。3年振りとなる新作アルバム「Di rabbia e di stelle」(2007)がリリースされています。プロデューサーはLucio Fabbri(ルチォ・ファッブリ)。PFMのサポートメンバーとして2005年、2006年の来日公演を行っていたり、若手カンタウトリーチェのDolcenera(ドルチェネーラ)のプロデューサーもしていますよね。

FESTAでは、シングルカットされた"Non Lasciarmi Andare Via(僕を行かせないでくれ)"をTVライヴの映像で紹介しました。ストリングスの深い響きに包まれたサウンドとミドルテンポのリズムに乗せて、ところどころ早口になる歌詞の乗せ方でVecchioniが歌います。しばらく見ないうちに、お爺さんぽくなってしまいましたが、少年ぽい目の輝きを湛えた、素敵なおじいちゃんになりました。タイトルが繰り返されるサビなので、覚え易い曲に仕上がっています。

2曲目は"Le rose blu(青いバラ)"。そのタイトル曲を紹介した途端、FESTA会場では ♪うな・ろ〜ざ〜・ぶる〜♪という鼻歌が・・・NHKラジオイタリア語講座でお馴染みのEliana先生とピッツェリアPartenope渡辺総料理長のお2人がその張本人でした。

『それは、Michele Zarrillo(ミケーレ・ザッリッロ)!』

と、YoshioAntonioとしては、お約束のツッコミを入れなければなりません。1998年のMichele Zarrilloの日本公演時に通訳を務めたEliana先生には、思い入れが強い曲のようです。

Zarrilloの"Una roa blu"も美しい曲ですが、Vecchioniの"Le rose blu"も、ガットギターのアルペジオに乗せて切々と歌われる美しい楽曲。聴いているとすっぽりと包み込まれるようなリラクゼーション効果も高そうです。

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第32回イタリアPOPSフェスタ(2007年11月)レポート (その3 / CapaRezza, Angelo Branduardi, Sunny Cola Connection, Jovanotti, Pino Daniele)


その2はコチラ


 

第3部

第3部は今までのFestaであまり紹介した事がないイタリアRAPのコーナー。

まずはここ数年で急速にブレイクした感のあるCapaRezza(34/Puglia州Molfetta出身)。
RAPのルーツであるアフリカ系アメリカ人のスタイルを単にイタリア語で模写したのではなく、非常に社会性の高いネタを鋭い視点でえぐり、非常にコミカルな人間性とそのパフォーマンスに裏打ちされたパフォーマンスで再現するところが、多くのイタリア人のツボにハマったようです。ミュージシャンが文化人として正当にリスペクトされるイタリアらしい風潮だと思います。

働きながらバンド活動を行っていた父と小学校の先生の母の間に生まれたCapaRezzaは、幼くして音楽に目覚めます。商学の高等教育を受けるために奨学金を得てMilanoに出てきたものの、やがて音楽への道を選ぶようになります。

RAPといえどもメロディカルな作風を特徴にしたスタイルで、Mikimixという名で芸能活動をスタートし、1995年のサンレモ音楽祭の新人部門に初出場。1997年にも再出場を果たしました。しかしながらMikimix時代はアルバム1枚をリリースできたのみで、大きな成功を得る事はできませんでした。

都会で一旗上げる夢に敗れた彼は、故郷のPugliaに戻ることになったものの、ガレージで作曲を続けていました。やがてその存在感のあるアフロヘア(地毛らしい・・・)をもじってCapaRezzaと名乗るようになります。(彼の出身地Molfetta地方の方言で、Capa Rezza=Testa Riccia、すなわち『縮れた頭』を意味します)

Caparezza/in Supposta Veritas1999年に3枚ものデモ・ディスクを完成させ、翌2000年にCapaRezza名義で再デビューを計ります。2003年にリリースしたセカンドアルバム「Verità supposte(仮想現実)」が注目され、CapaRezzaの名前と存在が急速に知れ渡るようになります。翌2004年に行われたツアーの映像を収録したDVDが「In Supposta veritas(仮想現実の中で)」(2005)として発売になっています。

Faestaではこの2005年のDVDから3曲紹介しました。1曲目は"Fuori dal tunnel(トンネルの外)"は、初めて大きな注目を集めたセカンドアルバムの中で、ある意味では、最も脚光を集めた楽曲。一律な楽しみ方を強要するナイト・スポットに対しての非難を込めた、ある種のメッセージソングになっており、それゆえ、単にダンサブルなナンバーとして安易に使用されるのをCapaRezza自身が難色を示し、TV番組やディスコテカに対して強力に抗議をしたことで、世論がヒートアップしたようです。実質はClaudio Bisioが出演する番組『Zelig Circus』にしか使用権を与えなかったようです。

2曲目は"La fitta sassaiola dell'ingiuria(絶え間ない侮辱浴びせ)"は、Angelo Branduardiの"confessioni di un malandrino(山師の自白)"のメロディを採用し、Branduardi自身とデュエットした作品。オリジナルのBranduardi版は『山師の自白』ですが、CapaRezza版は、言わば『チンピラの告白』といった内容に仕上がっています。DVDの中にBranduardiがゲスト出演した時の映像が納められていましたので、この2人のCapa Rezza(アフロヘア)のデュオのパフォーマンスをFESTAでも紹介しました。

CapaRezzaは、彼の出身地Molfetta地方の方言でパフォーマンスを行うSunny Cola Connectionというグループのメンバーとしても活動していますので、3曲目は同じDVDに収められたSunny Cola Connectionとして"skazz l'eminl"と言うノリの良い曲を紹介しました。

メンバー全員が自動車修理工のようなツナギを着ています。どうやらこれがSunny Cola Connectionのステージ衣装のようです。ライブ会場自体がMolfettaということもあって、このSunny Cola Connectionのコーナーになると、MCまでもが全てMolfetta地方の方言で進行します。DVDではそのままと言うわけにはいかないので、標準イタリア語の字幕が挿入されますが、まぁ、本当になんて異なる言語なんでしょうか! スペイン語などの方がまだイタリア語に近く感じるほど、耳だけでは理解できない方言ですねぇ。


 

第3部2人目は、『イタリアRAPの父』という異名を誇るJovanotti(41/Roma出身)。その異名どおり、初めてイタリア語でRAPを歌い、成功に導いたと目される大御所です。単なるイタリア語によるRAPではなく、常に社会的なメッセージを作風に盛り込むカンタウトーレの精神を伝承したうえに、Jovanottiならではのアングルで時代を切り取って描写したそのスタイルが、当初の若年層から一気にファン層を拡大することに繋がりました。彼の功績により、イタリアRAPがイタリア社会で広く受け入れられる事になったのが、『父』と呼ばれる偉業と言えるでしょう。

Jovanotti/CorriLore`!最近は大御所らしく豊かに髭を蓄えるようになり、サンタクロースかイエス・キリストか?といった風貌のJovanottiが、まだ『ragazzo』という呼び名がぴったりだった28歳当時の映像作品が、このたびDVD化されて発売になりました。「Corri Lorè(走れロレ)」(1994/2007)というローマ風のタイトルが付けられています。ローマでは名前のアッチェントがあるところで切捨てて呼び合う習慣がありますので、Jovanottiの本名であるLorenzoは『Lorè』になる訳です。
(例:Antonio→Antò、Alessandro→Alè)

1曲目は大ヒットシングル曲"Serenata rap(ラップ小夜曲)"をビデオクリップで。小夜曲(セレナーデ)の語源となった『serenata』とは、男が夜、意中の女性の部屋の窓の下で歌うこと、あるいはその歌のことで、ロミオとジュリエットにも登場するように中世から脈々と受け継がれた慣習ですが、この"Serenata rap"は、RAP形式を取ってはいるものの、とても落ち着いた美しい愛の歌に仕上がっています。

ビデオクリップでは、現代の住居環境が高層住宅化したことに対応して、クレーンで吊り上げられた空中ブランコ状態でセレナータを歌うJovanottiとバンドメンバーと言う設定。これは彼なりの現代社会への警鐘のメッセージが込められているのかもしれません。実に自然な映像なので、ひょっとすると本当に高層ビルディングのところでロケをしているのかもしれません。高所恐怖症じゃなくても相当スリリングなシチュエーションだと思います。

2曲目は大御所Pino Danieleとの共演で"Io ti chercherò(僕は君を探すだろう)"。Pinoとのリハーサルシーンから本番までノンストップで。この曲は全くRAPせず、ボソボソと歌うJovaと相変わらず美しい声とギターを弾くPinoの駆け引きが楽しめます。この年1994年、JovanottiはPino DanieleとEros Ramazzottiとのジョイントツアーを行っていますので、その時の映像なのでしょうね。

続けて3曲目の"Ragazzo fortunato(幸せな男の子)" これはもうJova自身のことなんでしょうね、幸せなのは。1993年のシングル曲です。
半分歌うようなメロディに乗ったRAPで、タイトルどおり実に幸福に満ちた、笑顔が可愛いJovanotti。こんなに笑顔が似合う男だったんですね。コーラスに併せて手振りをするパフォーマンスも可愛い。

 


 

イタリアRAPは、イタリア語の理解力だけでなく、イタリア文化や現代イタリア人のイデオロギーの理解力など、高度な素養が揃わないと、本格的に理解しづらい部分がありますが、まずはあまり頭で考えず、体にリズムを合わせる事から楽しんでいきたいですね。(CapaRezzaには文句付けられそうですが・・・外国人だから、許してくれぇ・・・・!)

Continua alla prossima puntata.(続く)

第19回イタリアPOPSフェスタ(2006年10月)レポート(Manuel Auteri, Vasco Rossi, Bottega dell'Arte, Pooh, Mario Maglione, Patrizio Buanne, Rino Gaetano, Sergio Cammariere, Enrico Ruggeri, Angelo Branduardi)

2006年10月FESTA10/8(日)の第19回Festaは、9月に引き続き「ミュージック・ラウンジ♪バーン」(東京都江東区・西大島)にて開催。
参加者数21名(男性12名+女性9名)、うち、新顔さん5名の参加となりました。


 

第1部

ManuelAuteriManuel Auteri(30/Bologna出身)のデビューアルバム「Le mie abitudine」(2006)。
フェスティヴァル出場等で脚光を浴びていないので、イタリアでもまだ無名の新人だと思います。

ミドルテンポの曲が多いですが、静かめの曲調に乗せて淡々と歌うその歌唱スタイルも、全く派手さはありませんが、数回聞き込んでいくと、味を感じてくるタイプのカンタウトーレです。

何よりも特筆すべきは、このBlogやFESTA発祥のきっかけとなった我らがGatto Panceri(44/Monza出身)が、このアルバムのために彼と数曲を共作した、という話題性が大きいかな。紹介した2曲とも、Auteri自身とGattoとの共作曲です。

"Inno leggero"は、危ういミドルテンポのメロディに乗せて、淡々としたAuteriのヴォーカルから始まります。中盤から野太いテノールの声が入ってきて、一気に世界観が変わります。このテノールはAndrea Binetti(Trieste出身)。舞台の世界で活躍する歌手だそうです。

"L'innmenso dentro me"は、アルバムの中で最もキャッチーでAuteriの魅力が凝縮したような曲です。淡々とした中にも暖かさを感じ、Franco Simone(57/Puglia州Lecce県出身)やPaolo Vallesi(42/Firenze出身)に通ずる瑞々しさがあります。

アルバムの奥付には、「Grazie a Vasco Rossi(ありがとう、ヴァスコ・ロッシ)...」から始まる、Auteri自身からのメッセージが綴られています。そう、Vasco Rossiが彼のヒーローだったようで、「Vascoが居たからこそ、今現在の僕が居る」というようなメッセージとなっています。

8月FESTAで紹介したSimone(32/Como出身)も同様、Vasco Rossiに憧れてRockミュージシャンになったという事なので、Vasco Rossiのイタリア音楽界に与える影響度やカリスマ性が計り知れるエピソードです。


それではそのイタリアRockの王者、Vasco Rossi(54/Modena近郊出身)です。なんとFESTAで初めての紹介。そのビッグスターぶりもあって、なかなか着手しにくい存在であったわけです。

毎年DVDがリリースされるVascoですが、今回は大ヒットアルバム「Buoni o Cattvi」(2004)のクリップ集DVD「E` VascoRossi_DVD_E`SoloUnRock'n'rollShowsolo un rock'n'roll show」(2005)から。クリップとは言っても、いわゆるヴィデオクリップだけでなく、「movie clip」なる20分弱に及ぶ長編もあり、「live clip」なるライヴ映像を元にしたクリップあり。20分弱の長編モノはさすがにFESTAでは紹介できないので、ライヴクリップとヴィデオクリップから3曲紹介しました。

ライヴクリップ"Cosa vuoi da me"
王道スタイルのRock楽曲のライヴ。「これぞVasco!」の世界観です。
長編ムーヴィークリップの一部となっている関係上、観客の一人の女性にもカメラが向けられています。そう、この女性こそがムーヴィークリップの主役なんです。

そして海辺でロケされたヴィデオクリップ "E..."
砂浜に座卓を持ち込んで、Vascoは作詞中。海から例の女性が水着で現れ、その映像とVascoの執筆を交互に映されるというトロピカルな映像。トロピカルと言っても、曲調は穏やかなバラードのせいか、ギラギラ太陽の夏真っ盛りと言うよりも、初夏、または初秋の雰囲気があります。実はDVDにはこのヴァージョン以外に、Vascoしか出てこないヴァージョン、女性しか出てこないヴァージョンの映像も収録されています。(remix前の映像の模様)

最後はVascoの不良中年的ロッカーのイメージを覆すヴィデオクリップ"Un senso"
豪華なオペラ劇場の扉が開き、席には観客なし。ステージで独りで歌い始めるVasco様。すると一人ずつミュージシャンが現れます。
それがなんと弦楽隊なんです。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ・・・・しかも全て若くて美しい女性たち。いつものVascoバンドのメンバーも登場し、演奏は最高に盛り上がっていきます。曲調もイタリアらしいドラマティックな佳曲。
いや〜、Vascoってこんな曲も作る&歌うんですね。改めてVascoの幅の広さと、その絶大的な人気の秘密が判ったような気がしました。

POP!ITALIANOのKazumaさん&Mariさん情報に寄ると、この曲は映画「赤いアモーレ(Non ti muovere)」(2004年イタリア)の主題歌に使われているものの、サントラ盤に収録されていなかった曲だそうです。

ちなみに続編ともいえる「Buoni o cattivi live anthology」(2005)がCDとDVDで発売されています。CDは2枚組、DVDは・・・・ナント3枚組!です。



第2部

 

日本盤が発売されたアーティストコーナーということで、Bottega dell'ArtePoohをPoohlover.netのSiriusさんから紹介していただきました。

BottegaDellArte_1mo韓国盤に日本語帯&解説書を付けた仕様で、8月に日本でリリースされたBottega dell'Arte(Roma出身バンド)。叙情的な歌バンドでありながら、プログレファン垂涎のキーボードワークで知られるバンドです。イタリア本国では既に解散した往年のバンドに過ぎませんが、北欧や南米、日本や韓国のプログレファンには何故か絶大な知名度があります。

BottegaDellArte_Dentroデビューアルバム「La Bottega dell'Arte」(1975)から"Come due bambini"、セカンドアルバム「Dentro」(1977)から"Che dolce lei"を紹介。古いサウンドであることは否めませんが、当時大流行していた甘く高音のヴォーカル&ハーモニーのスタイルを垣間見ることが出来ました。

解散後のメンバーは、それぞれの道を歩みましたが、音楽的な中心人物だった3名は音楽ビジネスの中で成功を収めています。

ギターを中心とするマルチプレイヤーだったRomano Musmarraは電子音楽の世界で成功し、南米やヨーロッパで有名になり、特にフランスでは映画音楽の巨匠になっています。

ベースを弾いていたMassimo Calabreseは、Giorgia(35/Roma出身)やAlex Baroni(196-2002/35歳没/Milano出身)の発掘&プロデュースに成功し、彼らの大半の曲もMassimo自身が書いている事でも有名です。ヨーロッパを股にかけて活躍し、フランスではゴールド・ディスクを受賞しています。

Massimoの弟でキーボードを弾いていたPiero Calabreseも作詞・作曲家として、プロデューサーとしても活躍しています。Calabrese兄弟揃ってAlex Baroniなどへの曲作りに参加していました。


そしてイタリアを代表するバンドPoohのオリジナルアルバム全タイトルの日本盤発売を記念して、Pooh特集。70年代から現在までの曲を網羅して、ライヴ映像で紹介しました。

まずは"Tanta voglia di lei"(1971)をなんと!当時のRAI映像で!
まだベースがRiccardo Fogli、ドラムがValerio Negriniだった頃の映像です。
リード・ヴォーカルを取るギターのDodiの若いこと!Valerioのでっぷりとした腹太鼓も見えて、なぜ彼が表舞台から引っ込んでPooh専属作詞家としての道を歩むようになったのかを、その腹太鼓から想像してしまいました(笑)。

Pooh_LaGrandeFesta"Buona Fortuna"(1981)
既に現在のメンバーに変わり、そのメンバー4人が交代でリードヴォーカルを取り回していくPoohの魅力を最大限発揮している曲です。
ベースのRedのトレードマークだった、ふわふわロン毛の王子様スタイルが懐かしい。

"Uomini soli"(1990/2004)
Pooh_AscoltaLive_dvd結成25年にしてサンレモ音楽祭に初出場し、当然のように優勝をかっさらっていった曲です。
これまた4人がリード・ヴォーカルを取り回していくスタイルを踏襲しているものの、Poohらしからぬ哀愁感たっぷりのアコースティックな曲で、2004年のライヴDVD「ASCOLTA tour live 2004」映像から紹介しました。

Pooh特集のラストは、"Amici per sempre"(1996/2004)
ラストに相応しくノリの良い曲。メインリードヴォーカルをキーボードのRobyが取っているものの、他のメンバーも1フレーズぐらいずつのソロがあり、サビのコーラスの厚さも最高です。

結成40周年に沸くイタリア本国のステージを、ちょうど先月イタリアまで見に行ってきたPoohlover.netのSiriusさんから、ツアーの写真などを見せてもらいながら紹介してもらいました。



第3部

 

来日中のナポレターナ歌手Mario Maglione(49/Napoli出身)の日本盤アルバム「Napule 'E 'Na Canzona(ナポリは一つの歌)」(2000)から、タイトル曲"Napule 'E 'Na Canzona(ナポリは一つの歌)"をご紹介。

4度目の来日となる今回のコンサートは、お馴染みの松本淳子さんとの競演で、一般発売と同時にチケット売り切れ会場が続出、あるいは残席わずか状態。
今回のステージでもあの深く甘い歌声を聞かせてくれるでしょう。
僕も10/11(水)の江戸川区公演に行って参ります。
名実ともにナポリ・クラシック歌謡の第一人者となったMario Maglioneのステージが楽しみです。

続いては、日本盤「限りなき世界(The Italian)」の発売&立て続けに2度のプロモーション来日と、2006年の夏の台風の目となったPatrizio Buanne(26/Napoli生まれAustria育ち)。日本盤のみのボーナスDVDから、"Il mondo(限りなき世界)"を。
豪華なオーケストラをバックに前半は英語、後半はJimmy Fontana(72/Marche州出身)による1965年のオリジナルどおりのイタリア語で歌い上げています。Il Divoのひとり版。しかも100%イタリアの血筋。といったところが「売り」なんでしょうね。

イタリアの音楽が世界進出していくのは嬉しい反面、またこうしたクラシカルな曲ばかりがイタリアの代表曲であると曲解されていくのも悔しい、とちょっと複雑な気持ちになりました。

でも彼のアルバムには、80年代のイタリアを代表するカンタウトーレToto Cutugno(63/Pisa近郊出身)の曲をレパートリーに取り入れているのは、とても微笑ましいところ。

Gaetano3CDそして没後四半世紀を経過してもなお語り継がれる不世出のカンタウトーレRino Gaetano(1950-1981/30歳没/Calabria州Crotone出身)。
2003年リリースの3枚組CD「Sotto I cieli di Rino」の2006年再リリースを記念して、2曲ほど。

"Ma il Cielo è sempre più blu"(1975) 情熱的に歌い狂うRinoときれいな女性コーラスの掛け合いが特徴的で、Rinoの初期の代表作です。

そして初参加のサンレモ音楽祭で3位入賞した"Gianna"(1978)。一度聴いたら、その楽しげな世界観が耳に残る名曲ですね。当時のヒットチャートでは何週にも渡って1位にランクし続け、期待のアーティストとして一気にスポットライトが当たります。

舞台劇Pinocchioのキツネ役に抜擢され、俳優としてのキャリアもスタートし、順風満帆の矢先、交通事故で他界してしまいました。しかも彼自身の結婚式の数日前だったとのこと。

SergioCammariere_DVD_InConcertoそんな悲劇のカンタウトーレの遺志は、遠縁の従兄弟であるSergio Cammariere(46/Calabria州Crotone出身)に引き継がれたのかも知れません。

長いJAZZピアニストとしての活動の後、43歳の時に初めてサンレモ音楽祭2003に出場し、総合3位と批評家賞を受賞しました。
Jazzピアニストとして培ったJazzフレーバー溢れるアレンジ、カンタウトーレの世界観溢れる歌、そのうえ端正なルックスと、全く隙のないアーティストです。最高にカッコいい。

サンレモ直後のライヴ映像を納めたDVD「in concerto」(2003)から3曲。POP!ITALIANOのKazumaさんから紹介してもらいました。

"Sorella mia" 彼の最高傑作と言える曲。耳に残るピアノのリフ、コントラバスのグルーヴ感、ドラムの響き、そして哀愁に満ちたSergioのヴォーカル。そして早めのテンポ。リスナーの体の中に何かを沸きたてるような曲だと思います。

"Tutto quello che un uomo" 2003サンレモ3位入賞曲です。ゆったりとしたJazzyなバラードながら、彼のソウルが染み入るような曲です。サンレモ音楽祭直後のライヴテイクのため、演奏後の観客の大喝采がスゴイ。

"Via da questo mare" これはスローながらドラムのブラシワークが心地良いリズムを作っている曲。



第4部

 

3枚組CDのリリースブームが続くイタリアで、またひとりのベテラン・カンタウトーレの3枚組がリリースされました。
Ruggeri3CDEnrico Ruggeri(49/Milano出身)の「Cuore Muscoli e Cervello」(2006)です。
タイトル通り、1枚目が「Cuore(心臓)」、2枚目が「Muscoli(筋肉)」、そして3枚目には「Cervello(頭脳)」というタイトルが付けられています。四半世紀に渡る彼のキャリアの集大成でもあり、各CDの冒頭には新曲が収められてもいます。

1970年代初頭からパンクバンドとして活動を始め、最終的にはDecibelというバンド名を掲げ1980年のサンレモ音楽祭に出場。
翌1981年にソロへ転向してからは、初期はPunkPop、1980年代後半はシャンソン歌手スタイル、1990年代前半はRock、1990年代後半はプログレと、ガラっとスタイルを変えながらも、2度のサンレモ音楽祭優勝など確実に成功を積み重ねて行きます。
ソングライターとしても頭角を現し、Loredana Bertè(56/Reggio Calabria県出身)やMia Martini(1947-1995/47歳没/Reggio Calabria県出身)、Fiorella Mannoia(52/Roma出身)などに名曲を提供しました。
2000年以降はアーティストとしての円熟期を迎え、落ち着いた風格溢れるベテラン・エンターテイナーとして活躍。

RuggeriDVD今回のFESTAでは、2001年に行ったオペラ劇場でのアコースティックライヴの様子を収録したDVD「Ulisse」の映像で3曲紹介。
プレゼンターは引き続きPOP!ITALIANOのKazumaさんが務めてくれました。

1曲目の"Bratiska"はマンドリンの音色が古き良き時代を思い起こさせる楽曲。
ロシアのオーケストラを導入してアルバム作りをしていた1989年当時の曲。曲調にもどこかロシアっぽい雰囲気が漂っています。

2曲目"Quello che le donne non dicono"は、1987年にFiorella Mannoiaに書いた曲で、Mannoiaの代表曲になるほどヒットしました。
そのセルフカバーですが、おそらくスタジオ録音はリリースされておらず、ライヴテイクのみでEnrico版が聞けます。

元来は女性が内省的に自分を見つめる内容の歌詞ですが、Enricoは得意の超低音のヴォーカルで渋く歌い始めます。

「女性たちが言わないこと」という意味のタイトル通り、曲がり角を過ぎた年齢の女性たちが心に秘める、他人には言いにくい心象風景の歌詞が盛り込まれているのですが、その象徴的なシーンの部分になると、会場の女性たちが大合唱となり、Enricoは歌うのをやめ彼女たちに歌わせます。

♪車越しにプレイボーイたちから 
♪ほめ言葉をかけられることも
♪最近はもう ほとんど無くなっちゃった・・・・・

するとEnricoはこんな粋なセリフを

・・・・それじゃあ、僕が言ってあげるよ・・・・

3曲目"Contessa"は、1980年にDecibelとしてサンレモ音楽祭で入賞した時の映像で。
現在は渋くスキンヘッドのEnricoですが、当時は金髪のふわふわヘアーをテクノカットして、サングラスをかけた、イケスカナイ感じが漂っていました。おまけに現在のような低音ではなく、高音粋をを駆使した浮遊感のあるテクノヴォイスのヴォーカル。全く別人ですね。
しかしながらDecibelのコーラスアレンジは素敵で、聞き入ってしまいました。


AngeloBranduardi_DVD_TourCamminandoCamminando10月FESTAのオオトリは、1997年のライヴ映像が2006年に待望のDVD「Tour Camminando Camminando…」として発売されたAngelo Branduardi(56/Milano近郊出身)。
mixiAngelo Branduardiコミュの管理人を務めるニコラさんに、プレゼンターを担当してもらいました。

1曲目は"Alla fiera dell'est"
1976年リリースの同タイトルのアルバムが、彼の初めての大ヒットアルバムとなり、同年のレコード批評家賞を授与しました。
ライブ映像では、Nuova Compagnia di Canto PopolareのギタリストCorrado Sfogliがゲスト参加し、BranduardiバンドのギタリストAndrea Braidoとのギターバトルの長めのイントロから入ります。そしてGodinの黒いガットギターを抱えたAngeloが、あの独特の声で歌い始めます。

この曲の歌詞は動詞の遠過去形で書かれているのですが、現代のイタリア語会話ではあまり使われない文語体表現のため、イタリア人ですら学校で動詞の変化形を学んで覚えるという代物。そのためか、この曲の歌詞はイタリア語の教科書にも練習問題として掲載されるぐらいの有名な歌になっています。

2曲目"Domenica e lunedì" は、1994年の傑作アルバムのタイトル曲。この曲ではなんと、Angeloはヴァイオリンを弾きながら歌っています。そう、ヴァイオリンが奏でるフレーズと歌メロが異なるのですが、難なく弾き&歌いこなしてしまっていて、びっくり。

3曲目"La pulce d'acqua"は、1977年のこれまた傑作アルバムのタイトル曲。ステップを踏みたくなるような、フォルクローレダンスっぽい曲調で、Angeloのヴァイオリンも、バックバンドのリズムも冴え渡り、Angeloの浮遊感のあるヴォーカルの魅力が光ります。

ちょうどこの曲がDVDでもエンディングの曲となっているため、最高の盛り上がりを見せ、FESTAも終了を迎えました。


このAngelo Branduardiの紹介を一番楽しんでくれたmash-roomくんに、彼の3枚組CD「The Platinum Collection」(2005)をプレゼント。


 

二次会

夜7時にFESTAは終了し、会場の「ミュージック・ラウンジ♪バーン」は通常営業に入りましたが、FESTA参加者の大半は、そのまま会場に残り、歓談&交流目的の二次会に突入しました。

参加者のムスタファさんが、民族楽器コレクター&演奏家ということで、Hurdy-gurdy(ハーディ・ガーディ)という中世ヨーロッパで誕生したといわれる楽器を演奏してもらいました。Angelo Branduardiの曲も弾いて、メロディを歌ってくれました。
せっかくなので、その後はYoshioがギターでイタリアPOPSを何曲か弾き語り。Matia Bazar、Laura Pausini、Anna Tatangeloなどなど。lこれまたMarilynさんやToshieさん、Siriusさんらと一緒に歌って楽しみました。

今回は早めの8時半ごろに二次会を終了し、Siriusさん兄妹と西大島名物のラーメン屋「蘭丸」に向かい、名物の塩そばを堪能しました。


 

Burn_neon11月FESTAも引き続き「ミュージック・ラウンジ♪バーン」にて、11/11(土)15時〜19時の開催予定です。今回参加できなかった方は、ぜひご参加を!

注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2006年に達する年齢で表記しています。

第3回 高円寺AriA懇親会レポート

6月23日の金曜日の夜、高円寺のPiano Bar "AriA"に於いて、FESTA番外編の懇親会を行いました。
今回の参加者は5名。全員で同じ話題でおしゃべりするのには、適切な人数でしたね。
BGMとして持ち込んだCDです。


Raf / Passeggeri Distratti(2006)

本年5月に発売されたばかりの新作アルバム。8曲入り40分未満というLP時代のようなアルバムですが、内容も全体的にデビューした頃(90年前後)のRafを彷彿とさせる、どこか懐かしい感じ。ほぼ同時期だったデビュー当時のPaolo Vallesiっぽい感じもする。 ベテランの域に入りつつあるRafですが、変に渋くなったりせず、若々しい感じの作風が好ましい感じです。 特にお奨めは、シングルカットもされた「Dimentica」。


Riccardo Fogli / Collezione(1982)

1982年のサンレモ優勝直後に発売されたベスト盤。Pooh脱退後、様々な紆余曲折を経て手にしたソロシンガーとしての栄冠。その自信に満ち溢れた傑作アルバムです。Angelo Branduardiの売り出しに成功したMaurizio FabrizioやRoberto Puleo等のチームが一丸となってサポートし、魅力溢れるRiccardo Fogliの代表曲がいくつも生まれました。サンレモ優勝曲の"Storie di tutti i giorni"はもちろん、Angelo Branduardi風のアレンジの妙の"Che ne sai"、豊かなメロディラインに乗せたRiccardoの美声が冴える"Malinconia"などなど。懐かしい気分に浸りました。


Angelo Branduardi / Cercando L'oro(1992)

それじゃあ、そのBranduardiも聴いてみましょ、という絶妙のつながりで、ニコラさんが持ってきてくれたAngelo Branduardi。長年ファンを続けてきたニコラさん曰く、Branduardiの第1期のピーク時期の作品と太鼓判を押すアルバムです。本当にこのヒト、誰も他に同じタイプのシンガーが居ないことに気付きました。イタリアはもちろん、ヨーロッパにも彼と同格で同タイプの音楽やっているヒトが思い当たりません。この分野の第一人者というか、孤高のアーティストというタイプかも知れません。ヨーロッパ中で名声を欲しいままにしているのも納得です。


passaportoGatto Panceri / Passaporto(2006)

「月の妖精」 改メ 「魔女系シンデレラ」のヒロコさんのリクエストで、持参しました。6月FESTAで紹介したところ、シングルカットされた"è solo musica"が脳裏から離れなくなったヒトも居ましたが、ヒロコさんは"Gioia"の曲が気に入り、踊りたくなるとのこと。そのGioiaを聴いていると、著作業のペンの滑りが良く、無事、原稿を書き上げられたようです。良かった良かった。Gattoが日本に来る途中に書いた1曲目の"Prendimi"も、やや民族音楽チックなアレンジでしたね。


MaroccoloGianni Maroccolo / A.c.a.u. la nostra meraviglia(2004)

ニコラさんお奨めのデュエットアルバム。元Litfibaのベーシストで、セッションミュージシャンとしての活躍が多いヒトですね。同じLitfiba出身のPiero Pelùをはじめ、Carmen Consoli、Franco Battiato、Cristina Donà、Jovanotti、Francesco Renga、Andrea Chimentiらとのデュエットが納められた豪華なアルバムです。特にCarmen Consoliの曲がお奨めとの事で、Carezza d'autunnoを聴かせて貰いました。うん、やっぱり彼女、独特の声ですね。それにしてもこれだけデュエット相手がゴージャスだと、Gianni Maroccolo自信の存在感が無い・・・・


Franco Battiato / Fleurs(1999)

ニコラさんが持ってきてくれたBattiatoによるカバー作品集。これは本当にいいアルバムですよね!ちょっと晩秋〜真冬向きのアルバムではありますが、浸って聴いてしまいましたね。僕はSergio Endrigoの曲"Aria di neve"を歌詞カードを見ながら歌ってしまいました。これは涙が溢れてきてしまいそうな歌詞が光る曲なんです。


今回も、リラックスモードの中おしゃべりがはずみ、あっという間に終了時刻を過ぎてしまいました。ニコラさんはその後もに飲みに行くんだとのことでした。mixi内の「ロックの隠れた名盤」コミュの面々と新宿ゴールデン街の大音響で聞ける店に行くとか。精力的な行動で脱帽です。

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2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアPOPS鑑賞会を開催しております。
このWebサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアPOPS(イタリアン・ポップス)を紹介しております。

FESTA会場で流した音楽や映像には、Webサイト上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、記事を書いた年度に達する年齢で表記しています。

Diamo la festa mensile ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.

Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

L'età degli artisti non è reale, ma anni che compiranno nel anno in cui gli articoli si scrivono.

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イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアPOPSを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい、という目標が込められた名前です。

Cristina da Kyoto e Yoshio Antonio da Tokio, vorremmo creare la circostanza in cui si può ascoltarla più facilmente anche qua in Giappone. Sperando questo motivo, il progetto si chiama "Piccola RADIO-ITALIA".

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