Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

Amedeo_Minghi

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

第102回イタリアPOPSフェスタ(2013年11月)レポート(その3/Mariella Nava,Claudio e Diana)

第3部

作曲家としてもたくさんの歌手に楽曲を提供して来たカンタウトリーチェのMariella Nava(マリエッラ・ナーヴァ/53歳/Puglia州Taranto出身)のアルバム『Sanremo si Sanremo no』(2013)は、サンレモ音楽祭のために書いた楽曲を"Sanremo si"として11曲、サンレモ関連外で書いた楽曲の中から彼女のフェイヴァリットな8曲を"Sanremo no"として収録した異色のコンピレーション。

Mariella Nava - Sanremo si Sanremo no

「Fai piano(意:慎重にして)」は、サンレモ1987新人部門に自身が初出場して歌った楽曲で8位入賞。マリエッラ27歳。

「Futuro come te(意:貴方のような未来)」はサンレモ2000出場曲で、Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)との共作&共演となった。マリエッラ40歳。

※当サイトでのAmedeo Minghiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Amedeo_Minghi

"Sanremo no"パートから、「Da domani(意:明日から)」(2012)。ロンドンでのライヴ映像で。

「Fisionomia(容貌)」は新曲。スタジオ録音風景と愛犬をフィーチャしたヴィデオクリップで。

※当サイトでのMariella Navaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mariella_Nava


ナポリの夫婦デュオClaudio e Diana(クラウディオ・エ・ディアナ)のアルバム『Napoli era ora(意:ナポリは時間だった)』(2013)。マイナー・レーベルのため、メイン流通チャネルからの入手は困難だが、日本のアマゾンやiTunesストアでMP3は簡単に購入できる。

Claudio e Diana - Napoli era ora(1)

「Canzone appassiunata(意:情熱的な歌)」は秀逸なヴィデオクリップが制作され、feat. A. Cerrato, T. Esposito, M. Essolito, P. Faggianoとクレジットされているように、パーカッション奏者トニー・エスポジトらナポリの一流アーティストたちが演奏に加わっている。

「Tammurriata nera(意:黒い打楽器曲)」は、feat. T. Esposito, E. Fiorilo, D. Gloriante, T. Panico, A. Vigoritoとクレジットされている。スタジオ録音風景のヴィデオクリップで。

Pino Daniele作の現代ナポレターナの名曲と言える「Terra mia(意:私の大地)」は、ピーノ・ダニエレのピアニストでもあるJoe Amorusoをフィーチャリングしている。同曲のヴィデオクリップ制作にあたり、"あなたが守りたい大地は?"、"あなたの心に残る場所は?"という主旨で、facebookを通じて写真を投稿して貰う一般公募が行われた。完成したヴィデオクリップには、パラリンピックのメダリストやBanco del Mutuo Soccorsoの初代ギタリストらが寄せた写真に混ざって、我々のイタリア音楽フェスタの写真も採用された。"日本で真のイタリア音楽が聴ける、守りたい場所"としての主旨が認められたのだ。

※当サイトでのClaudio e Dianaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_e_Diana


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第79回イタリアPOPSフェスタ(2011年12月)レポート (その2 / レアもの編 - クリスマス編)

その1はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51982123.html


第2部

Natale Festa第2部は、『レアもの編/クリスマス編』と題して、ちょっと珍しいイタリアPOPS作品関連と、クリスマス関連作品について取り上げました。

まずはClaudio Villa(クラウディオ・ヴィルラ/1926-1987/61歳没/Roma出身)から。

1950年代から1960年代にかけて、イタリアを世界のヒット曲の発信地にすることに大きな役割を果たしたトップスターClaudio Villa。

日本においても、数度の来日コンサートを行っただけでなく、プライヴェートでも何度も来日し、多くの日本人ファンを魅了し、いわゆる『カンツォーネとは、美声で朗々と歌い上げるもの』という、ステレオタイプなイメージを日本人に植え付けることにもなった逸材とも言えるでしょう。

取り分け、1950年にVillaが放った空前の大ヒット曲"Luna rossa(赤い月)"は、敗戦国イタリアの経済復興の強さを如実に物語った重要なターニングポイントとなった楽曲として歴史に刻まれる事となりました。

Una voce 1

この職人歌手的なイメージのClaudio Villaが1974年(48歳時)に発表したアルバム「dallo spettacolo televisivo - UNA VOCE(TVスペクタクル/ひとつの声)」が2011年にCD化されたのですが、そこに収められていたのは意外なカバー曲だったのです。

"Grande grande grande(偉大な・偉大な・偉大な)"

オリジナルはMina(ミーナ)

※当サイトでのMinaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mina

"Mi ritorni in mente (君が僕の心に戻る)"

オリジナルはLucio Battisti(ルチォ・バッティスティ)

※当サイトでのLucio Battistiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Battisti

"Questo piccolo grande amore(この果敢なく大きな愛)"

オリジナルはClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

"Perché ti amo(君を愛しているから)"

オリジナルはCamaleonti(カマレオンティ)

※当サイトでのCamaleontiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Camaleonti

筆者は何も意識せずにこのアルバムを聴き始めたので、このカバー曲のメドレーに度肝を抜かれたのは言うまでもありません。Minaのカヴァーや、MinaがカヴァーしたBattistiの曲をVillaがカヴァーしたのには、まだ平静を保っていられたのですが、後半の2曲には大きな驚きを禁じ得ませんでした。

なぜなら、当時まだデビューして数年のカンタウトーレに過ぎなかったClaudio Baglioniやビートバンド(和風でいうとグループサウンズ)的要素が漂っていたCamaleontiの楽曲に、既にスーパースターの名声を手中に収めていたClaudio Villaがチャレンジしていたのですから。

その後のイタリアPOPS界ではバンドが席巻したり、カンタウトーレブームが現代までに長く続いている事実から考えると、Claudio Villaは自身の成功に安泰することなく、冷静に時代を捉えて果敢に挑戦していたことを感じ取ることができました。

※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。
Claudio Villa / Una voce icon

※当サイトでのClaudio Villaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Villa


2曲目のレア曲は日本のPOPSから、カルメン・マキの"時には母のない子のように"(1969)

20100920_660974

イタリアPOPSフェスタなのに往年の日本のヒット曲をかけたのには、もちろん理由があってのこと。
実はこの曲にはカルメン・マキ本人が歌うイタリア語版が存在していたのです。

1998年にリリースされたアルバム「カルメン・マキ ベスト&カルト」に収録されています。

Best & Cult

イタリア語版では、失恋の歌に替えられています。

Per chi vivrò
chitarra, dimmelo per chi vivrò
senza di lui,
senza di lui sto morendo

私は誰のために生きていくのでしょう
ギターよ 私に教えて
彼なしで
彼なしでは死にそうなの

最近知り合った日本の昭和歌謡ファンのイタリア人(彼の最高のアイドルは美空ひばり!)に、このカルメン・マキのイタリア語版の存在を教えて貰いました。


Enzo_Iachetti_-_La_vesa_storia_di_babbo_Natale_-_frontさて、いよいよクリスマスものコーナーへ。

まずは1996年にEnzo Iachetti(エンツォ・イァケッティ/現59歳/当時44歳/Cremona近郊出身)がリリースしたクリスマスソング"Buon Natale(メリー・クリスマス)"から。

Enzo Iachettiは歌手活動よりもむしろ、俳優・コメディアン・TV司会者としての方が有名な人物で、1996年に出版された書籍『La vera storia di Babbo Natale(サンタクロースの本当のお話)』に封入される形でリリースされた楽曲が、この"Buon Natale”だそうです。当時の公式videoclipから。

Enzo Iachettiは15年後となる2011年に、この楽曲の再録音を中心にしたクリスマスアルバム「Acqua di Natale(クリスマスの水)」をリリースしました。

Acqua di Natale 3

深刻な水不足に苦しむアフリカの支援プロジェクトに貢献するために制作されたアルバムなのですが、前出の曲を単なる再録音にせず、子供たちのコーラスに替えて、イタリアの超大物アーティスト5人に参加して貰ったヴァージョンを発表したのです。

Mina(ミーナ)、Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Roberto Vecchioni(ロベルト・ヴェッキォーニ)が、歌い継いでいくという、何とも贅沢なテイクとなり、2011年の締めくくりに大きなプレゼントを我々イタリアPOPSファンに与えてくれる事となりました。

惜しむらくは、制作された公式videoclipには、この5人の大物歌手の映像出演が無いこと。イタリア本国でもここ35年来、映像出演が皆無に近いMinaがラインナップされているので、納得せざるを得ないのではありますが・・・・

超大物スターたちの歌声なので、もちろんイタリアではわざわざ解説する必要はないのですが、外国人ファンの為に筆者が公式videoclipに字幕を入れてみました。


さて、『レアもの編/クリスマス編』の最後は、Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ/64歳/Milano出身)の"Un uomo venuto da lontano(遠くからやって来た男)"。

img167

この『遠くからやって来た男』とは、Papa Giovanni Paolo II(第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世/1920-2005/84歳没/ポーランド国出身)のことで、1998年にAmedeoがこの歴史に残る偉大なローマ教皇に捧げた楽曲ですが、2011年にDVDとしてリリースされる事となりました。

※当サイトでのAmedeo Minghiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Amedeo_Minghi


2011-12-10さて音楽紹介コーナーが終わると、恒例のプレゼント交換会の始まり!

各参加者が趣向を凝らして持ち寄ったプレゼントが、抽選で他の参加者の手に渡ると、贈った人も贈られた人も満足感と親近感が湧いて楽しみが倍増することになりましたね。

そしてFESTA終了後には、有志で二次会へ・・・・二次会が終了した11時頃はまさに、皆既月食開始の5分前!

寒空の夜更けとはいえ、せっかくの貴重な機会なので、有志メンバーで楽しむことができたのも、FESTAの歴史に印象深いページとして刻まれたかと思います。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

次回のFESTAは、1月14日(土)の開催予定です。

第50回イタリアPOPSフェスタ(2009年5月)レポート (その4 / Amedeo Minghi, Rossana Casale, Mietta, Serena Autieri)

その3はコチラ


5月FESTAのラストの第4部は、遅咲きのベテランカンタウトーレAmedeo Minghi(アメデオ・ミンギ/62歳/Roma出身)の重厚なライヴDVDのみに絞って紹介いたしました。

Amedeo Minghiは1966年という、いわゆる『カンツォーネ黄金時代』に19歳でデビューしながらも、当時は全く成功しませんでした。

1970年代には、カンタウトーレとして再デビューし、その合間にソングライターとして他の歌手に曲を書き、その歌手の代表作ともいえる曲を生み出すものの、カンタウトーレとしてもソングライターとしても大きな注目を集めることはありませんでした。

1970年代の後半にはバンド活動も始めるも、またしても波にも乗れず、1980年代までのAmedeo Minghiの生活は、細々としたソングライターとしての活動が主だったようです。

1983年、36歳のAmedeo Minghiは、既に17年のキャリアを持ちながらもサンレモ音楽祭の新人部門に出場。決勝に残れず選外となってしまいましたが、出場曲"1950"は多くの票を集め、後にAmedeo Minghiの代表曲として育つことになります。

そして1989年、42歳のMinghiが20歳の新人歌手Mietta(ミエッタ)に書いた"Canzoni(歌)"がサンレモ音楽祭の新人部門で優勝したうえ、批評家賞をも勝ち取る偉業を達成したことから、ようやくAmedeo Minghiに世の中の注目が寄せられるようになります。

そして翌1990年、良き師弟関係を育んだ2人は、デュエット曲"Vattene amore(去ってしまえ 愛しい人よ)"でサンレモ音楽祭に出場。総合3位となったものの、10枚のプラティナディスクと、金のテレガット賞を勝ち取る空前の大ヒットとなり、単に彼らの代表曲に留まらず、イタリアを代表するデュエット曲として、90年代のイタリアの代表的ヒット曲として数えられるようになります。

こうして20数年の下積み経験の後、40歳を過ぎてからようやく脚光を浴びることとなる大器晩成型のアーティストAmedeo Minghiを、5月FESTAのオオトリに抜擢することになりました。

美しいメロディラインと円熟した世界観を持ったソングライティングには定評があるものの、長かった売れない時代の悪癖なのか、Amedeoがリリースするアルバムは、薄っぺらな打ち込みサウンドを多用するという、いわゆる『ツメが甘い、惜しいタイプ』のアーティストともいえます。

Amedeo Minghi/all'Auditorium l'ascolteranno gli americaniしかし今回リリースされたCD2枚+DVDで構成された、デビュー40周年記念コンサートのライブアルバム「all'Auditorium - l'ascolteranno gli americani(観客席で - アメリカ人たちはそれを聴くことだろう)」(2009)は、大編成オーケストラと混声合唱団を豪華に従えた、Amedeoの音楽の本質を表現するのに必要充分な編成で収録された作品となっております。

このアルバムは日本のiTunesストアからダウンロード販売中です。
こちらからダイレクトに該当商品ページへジャンプします→Amedeo Minghi - Lo ascolteranno gli americani

筆者は、これまで多くのイタリア人歌手のライヴDVDを鑑賞してきましたが、最初から最後まで早送りやスキップをすることなく通して見ることができる、数少ない『優秀なDVD作品』として太鼓判を押すことができます。

それ故、5月FESTAで最終の第4部をまるまるこのDVDの紹介に充てるにしても、非常に選曲に悩みました。捨てても良い楽曲が全くと言っていいほど無いんです。

DVDの最初に収められたのは、彼の1966年のデビュー曲"Alla fine(最後に)"。オーケストラの背後に設置された巨大スクリーンに1966年当時の19歳のAmedeoがTV出演した際の映像が映し出されるという、40周年に相応しい演出。エンディングのワンコーラスを現在のAmedeoがライブで歌うというサービス付き。もうこの1曲目でオーディエンスの心を鷲掴みにしてしまう心憎い演出です。

余談ではありますが、イタリア語には『Alla fine』と『Finalmente』という、どちらも『最後に』や『とうとう』を意味する言葉がありますが、前者は『残念』なニュアンスを含み、後者は『待望の』という気持ちが込められる、というように話者の心象風景に沿った使い分けをします。Amedeoのデビュー曲は、悔いの残る別れを歌う"Alla fine"になります。

あまりにも素晴らしいオープンニングですので、そのままDVD通り2曲目の"Decenni(10年)"、3曲目"Cantare è d'amore(歌は愛からできている)"と通して鑑賞していただきました。前者は1998年の作品で、後者は1996年のサンレモ音楽祭に参加した、Amedeoの代表曲のひとつとなる美しい楽曲です。

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