Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

イタリアPOPS

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。Festa情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/cat_50003116.html

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Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

【映画の音楽ネタ】『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)

コメディアンでありカンタウトーレ(シンガー・ソング・ライター)でもあるChecco Zalone(ケッコ・ザローネ/出演時38歳/Puglia州Bari出身)が、主演・原案・脚本・音楽を手がける映画『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)が、2017年5月27日よりロードショー決定!

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本作はイタリアで『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の興収を3日で塗り替えるほど大ヒット。

リストラ候補にされるも、安定した公務員職にしがみつこうとするケッコと、リストラ担当官の女性部長。僻地に左遷させて、自主退職させようとする女性部長の策略が始まり。。。と、ベースとなる設定はシリアスではあるが、そこはイタリアのコメディ。

ピエモンテ州のアルプス地域から、サルデーニャ、ランペドゥーサ島と国内の僻地を転々とさせられ、同僚に干される"いじめ"にあっても、何もしなくて良い立場を謳歌するといった、持ち前のタフさ(=ニブさ?)でぬくぬく生き残るケッコ。建前上の彼の評定は"何事にも動じず、適応力と犠牲心が旺盛"。

業を煮やした女性部長は、なんと北極圏の研究所にまでケッコを飛ばす。極地の厳しさにすぐに音を上げて辞退を申し出るケッコだが、コンビを組む予定の女性研究員Valeria(ヴァレリア)に会った途端、前言撤回。一目惚れしたのだ。

このように、左遷先の先々で必ず幸せを見つけるケッコ。住めば都、七転び八起きなどなど、日本のことわざにもあることだが、説教くさい要素は台詞にも、映像にもいっさい出さない潔さ。社会を取り巻く環境設定が日本にも通じることもあり、日本人にも肌感覚で判り易い。

劇中で綴られるこうしたケッコの来歴は、実は全て回想シーン。現在のケッコの所在地はアフリカで、アフリカの目的地に向かう途中で原住民カズー族に捕らえられ、始末されそうになった時に、酋長に身の上話を語っている設定なのだ。このアフリカの原住民たちを引き込み、笑いに誘うケッコの話術の巧みさ!

その目的地には何があるのか? ケッコは最後まで自主退職しないのか? 敵対する女性部長との決着はどうなる? これらの伏線を最後の5分間で回収して、全員ハッピーエンドとなる大団円、というストーリー。

音楽人でもあるケッコ・ザローネは、劇中曲を単なるBGMにせず、歌詞をストーリーや登場人物の心象風景に一致させて使っている箇所があちこちに確認できる。既存曲もあれば、自身が書いた曲、自身が歌った曲などを織り混ぜており、字幕翻訳を担当された関口英子さんが、そこは可能な範囲でしっかり日本語字幕にしてくれている。

劇中、最もクローズアップされた既存曲は、Al Bano & Romina Power(アル・バーノ&ロミナ・パワー)の「Felicita`(意:幸せ)」(1982)だ。サンレモ音楽祭1982で2位、イタリアのチャート首位を獲得した他、ヨーロッパ諸国のヒットチャートにも入るほど国際的に大ヒットした彼らの代表曲のひとつ。

同曲はケッコが子供の頃、父が役所に連れて行ってくれた回想シーンで流れる。ちょうどケッコが子供の頃にヒットしていた楽曲であると同時に、その時ケッコの気持ちが"Felicita`(意:幸せ)"だったからに他ならない。

さらに恋仲となった研究員Valeriaのノルウェーの家で、彼女の連れ子ラルスにケッコが天文学を教えている時、偶然TVから流れるのが同曲の2度目の使用シーン。

TV画面に釘付けとなったケッコ。サンレモ音楽祭2015が中継されており、そこで歌っているのは現在のAl Bano & Romina Powerの2人。この2人は有名なおしどり夫婦で、1960年代から1990年頃まで黄金時代を築いていたのだが、1993年に長女が米国で行方不明となり、今もなお未発見=未解決となったままの事件が起きてロミナが精神を病み、それが原因で数年後に公私ともにコンビを解消する事となった。

その2人が16年ぶりにコンビを組み、シーンにカムバックして大きな話題となったのが2013年。その頃、北極圏に赴任していたケッコは知る由もなかったという状態を示しているのだ。

「よりが戻ったんだ・・・一緒に歌ってる・・・まさにイタリアの重大ニュースだ」

とケッコが涙ぐみながら語るのは、彼らの黄金期とあの忌まわしい事件をリアルタイムで知る最年少の世代であるから。さらにAl Banoがケッコと同じPuglia州出身という身内びいき感も含まれてはいるだろう。ちなみにケッコが勘違いしている点は、公的にデュオ復活となったが、Al Banoが再婚していることもあり、プライヴェート面ではよりが戻ったわけではない、ということ。

ケッコの感慨に対してValeriaとその連れ子たちがキョトン?としているのは、ジェネレーション・ギャップと、おそらくずっとTVを見ない(見られない)環境に暮らしていたことを表しているのだろう。しかしそこがノルウェーであるにも関わらずサンレモ音楽祭はヨーロッパ圏で生中継されており、彼らのの復活コンサートは実はロシアで行われたことなどから、このデュオはかつて全欧中に知られたスターであり、復活が嬉しいビッグニュースであることを暗に示しているのだ。

余談だがAl Banoが書いた「I cigni di Balaka」(1987)を、マイケル・ジャクソンが「ウィル・ユー・ビー・ゼア(Will you be there)」(1991)として盗作したと裁判で判定された事は世界的に有名な話なのだが、日本のメディアではWikipediaにさえもその記載はない。
https://youtu.be/FOjHOoFRTi4

Romina Powerはハリウッド・スターのタイロン・パワーの娘であり、父の死後、母と妹、そして母の再婚相手(イタリアで活動する英国人)と9歳の時にイタリアに移り住み、13歳で映画デビュー。16歳でAl Bano主演の映画のヒロイン役で出演して見初められ、19歳で結婚、という経歴の持ち主。つまりこの2人は歌手でもあり俳優でもあるという、ケッコ・ザローネの先輩格でもあるのだ。

このAl Bano & Romina Powerの復活を知って急激にホームシックに襲われ、イタリアへ帰国したくなるケッコ。続いて流れ始めるのは、このデュオがサンレモ音楽祭1987で3位入賞した「Nostalgia Canaglia(意:ならず者慕情)」だ。

劇中、ノルウェーのイタリア料理店で、水から30分も茹で上げられたパスタを出されて呆れ果てたケッコは、"イタリア料理"と書かれた店の看板を外す暴挙に出る。《インチキ野郎!やたらと"イタリア"を使うな!》と言いながら。

これを機に善良な市民を演じてきたケッコが、イタリア人らしい(?)行儀の悪い言動をするようになる。イタリアへの郷愁感(Nostalgia)とイタリア人の粗野な面(Canaglia)をこの楽曲で同時に表しているのだ。

※当サイトでのAl Banoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Al_Bano

話は前後するが、劇中前半でケッコが退職条件を交渉するため、ローマの中央省庁に呼び出され、駅から列車に乗って旅立つシーンでかかる楽曲は、Santo California(サント・カリフォルニア)の「Tornero`(意:僕は帰ってくる)」 (1974)だ。この曲もヨーロッパでヒットした。

恋人と駅で別れる歌詞に沿って登場人物の心象風景が描写される・・・がそこはコメディ映画。じっくりと涙を誘う時間を与えず、ローマに着いてすぐ、恋人に電話をかけるとケッコは既に捨てられてしまっていたのだ。リストラ対象から逃れようとの打算で彼女に求婚し、事後の結婚は対象外と判ると求婚を取り消すという、身から出たサビなのだが。

そしてストーリーが進み、イタリアへ帰国することが決まった最後の夜が同曲の2回目の登場シーンとなる。送別会で同曲が同僚たちとカラオケで歌われるのだ。

ストーリーの後半、ついにケッコが元のポストに復職したとき、急にサングラスをかけて歌い出すのが映画の主題歌でもある「La prima repubblica(意:以前のイタリア共和国)」。サングラスと歌い方でイタリア音楽ファンならすぐにAdriano Celentano(アドリアーノ・チェレンターノ/79歳/Milano出身)の歌マネだと気がつくはず。

"以前の共和国"と付けたのは、"以前"の範囲を限定するため。イタリアが共和国となるのは第二次世界大戦後から。つまり戦後のイタリアに限定して、昔は良かった、昔の公務員の待遇は良かった。。。と歌っているのだ。

実はこの楽曲はAdriano Celentanoの「Un albero di trenta piani(意:30階の樹木)」(1972)の替え歌

Adriano Celentanoは、1950年代後半にデビュー後、ずっとイタリアのトップスターに君臨し続ける生きるレジェンド。イタリア最初期のロックスターとしてシーンに登場し、ロックスター特有の数々の無礼をしては都度問題視されながらも、その人気は衰えることはなく、近年は音楽を取り入れた政治番組を持つほどの人材。

芸歴が長いだけでも凄いことなのだが、その間ずっとトップを続けているのは古今東西、例が無い。直近では2016年の年間チャート首位を獲得したことで、その人気が不動であることを再度証明して見せている。

破天荒な性格なのだが、その女性関係はというと、26歳の時に20歳だったClaudia Mori(クラウディア・モーリ)と結婚してからずっと、生涯の伴侶と別れることもなくずっとオシドリ夫婦を続けて現在に至る、というのもロックスターらしからぬ意外な側面。

※当サイトでのAdriano Celentanoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Adriano_Celentano

ケッコ・ザローネは物マネ・歌マネも得意で、イタリアのミュージシャンでは、Carmen Consoli(カルメン・コンソリ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Giuliano Sangiorgi(ジゥリァーノ・サンジォルジ/Negramaro)、Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ)、Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ/エロス・ラマゾッティ)、Kekko Silvestre(ケッコ・シルヴェストレ/Moda`)、Giusy Ferreri(ジゥズィ・フェッレーリ)、Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)、Giovanni Allevi(ジォヴァンニ・アッレヴィ/ジョヴァンニ・アレヴィ)など、老若男女に渡るほどレパートリーが広い。

この『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)の他、『日々と雲行き(Giorni e nuvole)』(2007)、『マフィアは夏にしか殺らない(La mafia uccide solo d'estate)』(2013)の3本が『Viva! イタリアVol.3』として、2017年5月27日よりロードショーが開始となる。Non mancate!(意:逃すな!)

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2/25開催 音楽セミナー『百花繚乱!イタリア音楽』@ベリタリア

アペリテイーヴォスタイルのイタリア音楽セミナー【イタリアンポップスセミナー&フェスタ 百花繚乱】

Bell'Italia-2017-02

今回のテーマも“歌から読み取ろう!使えるイタリア語 Canzoni e frasi utili”
歌詞から情景・状況を読み取るレッスンですが、イタリア語に興味さえあれば、参加者のイタリア語力は問いません。

レッスン修了時に、気に入った曲を受講者にアンケートを取りました。
  1. Pooh / Se balla da sola:88点
  2. Modena City Ramblers / Bella Ciao:75点
  3. Lucio Dalla / 4 Marzo 1943:63点
  4. Zucchero / Partigiano reggiano:50点
※Zucchero / Partigiano reggianoの歌詞に引用されているパルチザン伝承歌「Bella ciao」を補足として紹介したところ、そちらの方を気に行った人が多く、票が割れました。

【課題曲】
Pooh(プー)/ "Se balla da sola"(1999/意:彼女が独りで踊るのなら)
1960年代から50年もの間、一度も休止することなくレコーディング&ツアーに精力的に活動して来たイタリアを代表するバンドの、最も脂が乗り切っていた頃の楽曲。4人のメンバーが代わる代わるリードヴォーカルを取っていく彼らならではの魅力を味わいつつ、円熟した大人目線の歌詞を紐解いてみましょう。

Zucchero(ズッケロ)/ "Partigiano reggiano(意:レッジョ・エミリアのパルチザン)"(2016)
最新アルバム『Black cat』の代表曲。来る2017年5月29日の来日公演でも必ず歌われるはずの楽曲なので、一緒に歌って盛り上げることができるよう覚えましょう。(観客が一緒に歌うのがイタリアのコンサートの流儀)。歌詞のところどころに込められた重要なキーワードについても解説します。

Modena City Ramblers(モデナ・シティ・ランブラーズ)/ "Bella Ciao(意:美しい人よ、チャオ)"(1993) 前出のZuccheroの楽曲「Partigiano reggiano」の歌詞にも引用された有名なパルチザン伝承歌。何故この曲がイタリアで愛され、特にEmilia Romagna州出身者歌い継がれて来たのかを解説します。

Lucio Dalla(ルーチョ・ダッラ)/ "4 Marzo 1943"(1971/邦題:みなし児)
2012年の急逝後もイタリア人から愛されてやまない重鎮カンタウトーレが28歳の時、自分の誕生日をタイトルにしたこの楽曲でサンレモ音楽祭に参加。邦題に付けられたような衝撃的な内容の歌詞で、大きな物議をかもしだした問題作であり、彼の代表曲のひとつ。その歌詞の内容を探りながらその真偽を検証しましょう。

お申し込みは直接ベリタリアTel.03-3404-6116まで。
Bell'Italia【詳細】
開催日:2017年2月25日(土)
時間:18:00−20:00
会場:ベリタリア イタリア語・文化教室
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山3-16-1
電話:03-3404-6116
最寄駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」A4番出口より徒歩3分
参加費:3,800円※ドリンク&軽食付

東京・南青山でイタリアの香りを醸し出し続けて20余年の『ベリタリア イタリア語・文化教室』の素敵なサロンにて、イタリア女性が腕を振るった軽食&ドリンクを味わいながら楽しめます。

BellItalia2014-09

※第1弾の様子:http://ameblo.jp/bellitalia/entry-11709613994.html
※第2弾の様子:http://ameblo.jp/bellitalia/entry-11786260906.html
※第3弾の様子:http://goo.gl/KBlsLu
※第4弾の様子:http://www.bellavita.co.jp/archives/7313
※第5弾の様子:http://www.bellavita.co.jp/archives/7313
※第6弾の様子:http://piccola-radio-italia.com/archives/52152557.html
※第11弾の様子:https://www.facebook.com/Bellitaliatokyo/posts/894978393918522
※第15弾の様子:https://www.facebook.com/Bellitaliatokyo/posts/1054829357933424

音楽の国イタリアでは、ポップスはクラシックと同等の評価を得る芸術です。しかし日本ではイタリアのポップスがマスメディアから流れる事が少なく、情報も少ないため、残念ながら多くの方がその魅力に触れる機会を逸しています。

こうした日本人に知られざるイタリアン・ポップスの魅力を、音と映像でご紹介いたします。貴重な音源・映像・ネタも満載! イタリアン・ポップス初心者の方も、熱烈なファンの方も、共に楽しめるイヴェントです。ぜひこの機会に体験してみてください。※日本語で解説しますので、受講者のイタリア語力は問いません。

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Camillo Pace / Credo nei racconti(2017)レビュー (recensione)

コントラバス奏者としてジャズバンドなどでも活動するCamillo Pace(カミッロ・パーチェ/39歳/Puglia州Taranto生まれ)の、カンタウトーレとしての2ndアルバム『Credo nei racconti(意:僕は物語を信じる)』(2017)。
Camillo Pace(Talanto,1978) fa il bassista nel settore jazz ecc, ma anche il cantautore, e` uscito il suo secondo album come il cantautore, "Credo nei racconti"(2017)
Camillo Pace - Credo nei racconti
Camillo Pace - Credo nei racconti-2

全曲イタリア語詞&タイトルであるにも関わらず、そのサウンド&メロディはいい意味でイタリア臭さは薄く、かといってイタリアのインディーズシーンで横行している英語圏の流行にも染まっていない。1stアルバム『Autoritratto(意:自画像)』(2013)と同様、アコースティックサウンド路線だが、今作ではエレクトリック楽器や打ち込みを盛り込むことにも挑戦しつつも、やはり全体的にはアコースティックな響きに満ちた不思議な魅力を持つ世界が収められている。イタリア音楽のコテコテさに食傷気味の人にも聴き易い作品集とも言える。
Anche se tutti i brani si sono scritti in italiano, il suono non sa d'italiano, ma fortunamente non e` tinto dalla moda britanica, c'e` il suo timbro unico. Questa volta ha introdotto anche strumenti elettrici e dei suoni elettronici, ma miracolosamente si sembra sempre acustico come il suo primo album "Autoritratto"(2013). Posso consigliarlo anche a chi non ascoltano molto la musica troppo allegra come quella tipica italiana.

もちろんコントラバス(orエレクトリックベース)を自身で演奏し、楽曲によってはギター等も演奏しているが、本作では敢えて自身のアイデンティティであるベースを抜いた楽曲を4曲も収録しているところにも注目。全曲の作詞作曲を単独で書き、歌詞には比較的平易なイタリア語で書かれているものの情緒に溢れた表現箇所が多数あり、イタリア語学習の教材としてもお奨めだ。
Nel disco Camillo suona certamente il cotrabbasso o il basso elettrico, anche la chitarra qua e la`, ma ha osato eliminare il basso ben in 4 brani, benche' il basso e` il suo identita`. Ha filamato tutti i brani da solo, ha scritto i testi con le parole semplici, ma ci sono molte emozioni qua e la`, vorrei consigliarlo anche come un materiale didattico d'italiano agli stranieri.

1. Tutto accade la domenica mattina(意:全ては日曜の朝に起きる)
古き良きイタリアらしいマンドリンのサウンドが印象的な楽曲ながら、イタリア臭さが無く、むしろアメリカのカントリーソングの雰囲気が漂う、Camilloらしい素朴な楽曲。
Il mandolino suona l'atmosfera antica italiana, il ritmo invece non e` italianoma come "Country music" americana, il brano semplice a modo di Camillo.

2. Adesso(意:今)
2014年リリース。Camilloの住むMartina Francaの少年合唱団のコーラスが印象的な楽曲。いろんなことに恐れずに挑戦して行こう!と語りかける応援歌。
Presentato nel 2014, un brano impressionante col coro dei bambini a Martina Franca a cui Camillo vive, un canto di incitamento, "Ragazzi, non abbiate paura di fare qualcosa"

3. Si addormenta e vola [feat.Vincenzo Deluci](意:眠りそして飛ぶ)
2013年にリリースされ、サンレモ音楽祭新人部門への登竜門であるArea Sanremoのファイナリストまで登った楽曲。交通事故で車いす生活者となってしまったトランペッター Vincenzo Deluci(ヴィンチェンツォ・デルーチ)に捧げられた楽曲。Vincenzo本人のトランペットの音色が印象的。公式ヴィデオクリップを見ると、Vincenzoは短いトロンボーンのような変形金管楽器スライドトランペット(別名ソプラノトロンボーン)を吹いている。よく見ると楽器は金属バーで固定されており、Vincenzoは左手だけで短いスライドを前後させて吹いている。トランペットは右手でピストン操作をするものなのだが、おそらく彼は右手が使えなくなってしまったため、左手でもスライド操作できるトロンボーンタイプを選んだのだろう。
Il brano finalista di Area Sanremo 2013, e` dedicato al trombettista Vincenzo Deluci che vive su una sedie a rotelle dopo un incidente stradale. Anche Vincenzo suona il tromba nel brano, precisamente "il trombone soprano", vedendo con cura il videoclip ufficiale, suona lo strumento fisso alla sedia con la mano sinistra sola. Penso che non riesca a usare la mano destra dopo l'incidente, quindi` ha scelto questo tipo di tromba da potere suonare anche con la mano sinistra sola.

4. Don Chisciotte torna a casa(意:ドン・キホーテは家に帰る)
チェロの音色が印象的なインスト曲。人々の話声から始まり、優しいフィンガリング奏法のギター、パーカッション、チェロ、ブラジルの打弦楽器ビリンバウ、コントラバスとどんどんと楽器が加わって同じテーマを奏でて行く安らかな楽曲。
Un brano strumentale col suono del violoncello impressionante. Comincia da rumori della gente, partecipano uno dopo l'altro la chitarra suonata con le dita, percusioni, violoncello, berimbau(strumento musicale brasiliano), contrabasso. E` una musica minimale tranquilla.

5. Sara` ancora(意:さらにそうなる)
2015年にリリースされた楽曲。"ancora(意:もう一度・さらに・まだ・ずっと)"というキーワードをフィーチャーし、未来に期待を込めて歌われる応援歌。
Pubblicato nel 2015, si mostra la parola "ancora" qua e la`, un canto di incitamento con la speranza per il futuro.

6. Io sono vivo(意:僕は生きている)
2015年リリース曲。Camilloのアイデンティティであるベースを抜いたどころか、モーグと打ち込みによるエレポップサウンドに乗せて歌い、Camilloの新境地を示した楽曲。アッシジの聖フランチェスコで有名な『兄なる太陽、姉なる姉』を元にした歌詞で始まり、家族を四元素(火・風・水・土)に例えて歌われている。
Pubblicato nel 2015, senza il basso in piu` aggiungendo il suono elettronico del moog, con questo pezzo Camillo ha aperto nuovi orizzonti alla sua arte. Il testo comincia dal tema "fratello sole, sorella luna" di Francesco d'Assisi, canta la sua famiglia come "4 elementi", cioe` il fuoco, la terra, l'aria e l'acqua.

7. Un nome(意:ある名前)
前曲から引き続き、アルバム後半はベースレス曲が続いて収録されている。この楽曲は 複数のギターサウンドがメインとなるアレンジ(Camilloもクラッシック・ギターを演奏)。腫瘍で入院中の友人に捧げられた楽曲。おそらく治る見込みがないと知って書かれたと思われる歌詞のとおり、彼はその後逝去したそうだ。
Dal brano precedente alla fine del disco, tutti i brani sono registrati senza il basso. In questo brano suona principalmente con le alcune chitarre, anche Camillo suona quella classica. E` dedicato a un suo amico in ospedale per il tumore. Ascoltando il testo penso che Camillo avvia sapputo che la sua malattia non sarebbe stato mai in via di guarigione, dice che e` tristemente scomparso alla fine.

8. Domani ci sara` il sole(意:明日は陽が出るだろう)
Camillo自身が弾くアコギ中心に、打ちこみサウンドをところどころにミックスした楽曲。娼婦の立場で歌われ、他界した母の想い出が織り交ぜられた心理描写が興味深い楽曲。
Canta al posto di una prostituita toccando ricordi con sua madre scomparsa. Il suono si composto dalla chitarra acustica che Camillo suona e il suono elettronico programmato parzialmente.

9. Nel silenzio(意:静けさの中で)
アコースティックギターサウンドにややリバーブがかけられたヴォーカルを乗せ、歌唱部分は短く前半で終わり、後半はチェロの音色がフューチャーされたインスト。後ろで鳴っている鉄琴系の音がオルゴールのように鳴り響いてエンディング。自分が死んで昇天する時を歌った印象的な楽曲。
Canta il tempo di andare in cielo. Il suono si composta dalla chitarra acustica e la voce riverberata, il canto finisce a meta` e il resto diventa musica strumentale col suono del violonciello principalmente. C'e` un altro suono dietro come il glockenspiel o campanaelli.

なお、同アルバム奥付に日本のリスナーへの感謝および当Piccola RADIO-ITALIA及び主宰Yoshioの名前がクレジットされた。
Nel album si scrivono il mio nome e gli altri ascoltatori giapponesi.
Camillo Pace - Credo nei racconti-4
Camillo Pace - Credo nei racconti-5

※当サイトでのCamillo Paceの紹介記事 Articoli su Camillo Pace nel sito
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公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
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【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
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CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
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CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
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ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ジョー・バルビエリ(Joe Barbieri) / 折り紙(Origami)(2017/日本盤)ライナーノーツを担当

『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)『Viva!公務員(Quo vado?)』(2015)【映画の音楽ネタ】

cronaca日伊協会会報『CRONACA』
コラム『YoshioAntonioのイタリアPOPS小事典』連載中。

Bell'Italiaイタリア音楽セミナー@ベリタリア

Camillo Pace - Credo nei raccontiCamillo Pace『Credo nei racconti』(2017)

Max Gazze` a Tokyo 2016Max Gazze`,Zephiro来日公演

NegritaNegrita, Zephiro来日公演

Gianluca Paganelli - DestinoGianluca Paganelli『Destino』(2016/日本盤)

集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE集まれ、イタリア好き!@湘南T-SITE
5/7&5/22映像ライヴ敢行!

Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシオ)初来日公演!

第3回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2015/7/25開催 第3回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(MusicaVita Italia)』イタリア音楽専門情報誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』

Ligabue a Tokyo2015/2/3 Ligabue来日公演

決定盤!永遠のシャンソンコレクション『決定盤!永遠のシャンソンコレクション』(CD5枚組/日本盤)

第2回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会
2014/7/26開催 第2回『イタリアン・ポップス・セミナー 』@日伊協会

『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』
【2014年5月14日発売】『紀元2010年 - PFMとアンドレの新たな旅(A.D.2010 - La Buona Novella)』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』
【2014年5月14日発売】PFM/『アンドレの詩(PFM canta De Andre')』(CD)
対訳を監修いたしました!

PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』
【2014年2月19日発売】PFM/『イン・クラシック〜モーツアルトからの祭典(PFM in classic | Da Mozart a Celebration)』(2CD)
対訳を監修いたしました!

シーライトパブリッシング
月例コラム『イタリアPOPSのススメ』

ミュージックラウンドアバウトFM戸塚『ミュージックラウンドアバウト』
雑誌『MusicaVita Italia』特集2013/10/31放送

文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
文化セミナー『イタリアンポップスのすべて』@公益財団法人 日伊協会
講師を務めました。

公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
公益財団法人 日伊協会会報クロナカ138号
巻頭特集『豊穣なるイタリアン・ポップスの世界』執筆

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『ジリオラ・チンクェッティ/パーフェクト・ベスト』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『永遠のイタリア音楽全集』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『永遠のイタリア音楽全集』
歌詞対訳を監修いたしました!

CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』(2013)
【2013年6月26日発売】CD『サンレモ音楽祭ベスト!〜素晴らしきカンツォーネの世界』
歌詞対訳を監修いたしました!

「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
【2013年5月22日発売】「小さな村の物語イタリア 音楽集」(市販版/別選曲)
歌詞対訳を監修いたしました!

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
【2013年2月末発売予定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX第2弾
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』
2012/6/29開催 - Attico 初夏の『イタリアン・パーティー』でDJ&VJを務めました!

2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/6/24開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)でナヴィゲーターを務めました!

ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
【2012年7月5日発売】ジリオラ・チンクェッティ / シングル・コレクション
歌詞対訳を監修いたしました!

2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)
2012/5/27開催『イタリア音楽&イタリアンブランチ』(於:アッティコ)で講師を務めました!

『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2012』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

★秋のイタリア収穫祭★東京ガス
★秋のイタリア収穫祭★東京ガスで音楽コーナーを務めました!

逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
【2011年10月1日発売】逢いびき〜魅惑のイタリアン・ポップス BS日テレ「小さな村の物語 イタリア」音楽編(通販限定)
歌詞対訳を監修いたしました!

シーライト パブリッシング
『イタリアPOPSのススメ』連載コラム@シーライト パブリッシング

『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館
『イタリアブックフェア2011』@イタリア文化会館でイベント『イタリアPOPSスペシャル』を担当しました!

NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集
NHK-BShi『Amazing Voice 驚異の歌声』Mina特集で資料映像協力しました

ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳を監修いたしました!

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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