Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシォ/53歳/Napoli出身)の『Noi due(意:僕ら2人)』(2019)は、初サンレモ出場(=全国区デビュー)20周年の節目にリリースされた。いつもながら安定したパフォーマンスで安心して聴ける1枚だが、いくつかの曲はラッパーをフィーチャーし、ナポリ語Pop+ラップというジャンルの開拓を始めた兆候が感じ取れる。またアルバムタイトルを象徴するように、収録曲の半数は、他のアーティストを招いてのデュエットテイクだ。
Gigi D'Alessio - Noi due(2019)

ラッパートリオClub Dogo(クラブ・ドーゴ)のGue` Pequeno(グェ・ペクェーノ/40歳/Milano出身)を招いた「Quanto amore si da`(意:なんと多くの愛を与え合うのだ)」

「L'ammore(意:愛)」は大御所Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア/66歳/Roma出身)を迎えて。TV番組で生共演パフォーマンスも披露された。

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「Una bellissima storia d'amore(意:あるとても美しい愛の物語)もTVライヴ映像で。めくるめくようなラヴソング。

2020年になっても精力的な活動を続けており、まずはギリシャの歌手Mario Frangoulis(マリオ・フランゴリス)のゲストとして客演した「Mi ligiseis pote: La Soluzione(意:曲がらないで:解決)」(2020)をリリース。

そして『Noi due』リリースから僅か11か月後にアルバム『Buongiorno(意:おはよう)』(2020)をリリース。既に兆候が感じられていた通り、全曲に渡ってラッパーを招いてのコラボ楽曲集となっている。
Gigi D'Alessio - Buongiorno(2020)

タイトル曲「Buongiorno」は10人のラッパーを従えた象徴的な楽曲。2020年9月上旬に開催されたSEAT Music Awards 2020では、そのパフォーマー全員が集まった貴重なステージを魅せた。

スペイン語タイトルの「Como suena el corazon(意:心をどのように奏でるのか)」 は上記の10人に参加しているClementino(クレメンティーノ/38歳/Campania州Avellino出身)との共演。

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第178回イタリアPOPSフェスタ(2020年9月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。