Levante(レヴァンテ/33歳/Sicilia州Catania出身)は、単独で自作した「Tikibombom(ティキボンボン)」でサンレモ音楽祭2020で初出場を果たした。

本名はClaudia Lagona(クラウディア・ラゴーナ)といい、曲を書く時はこの本名名義を使い、他のアーティストたちにも楽曲を提供しており、オーディション番組X Factorの審査員も務めた実力派。

サンレモ出場曲を含むアルバム『Magmamemoria MMXX(意:マグマの記憶2020)』(2020)はいわゆるサンレモ・エディション。つまり2019年発売のアルバムを元にして、上記のサンレモ2020出場曲や未発表テイクを追加したCD1だけでなく、アルバム収録曲順にライヴ・テイクを収録したCD2の2枚組。ちなみに筆者の手元にある実物は、CDに「LIVE」と印刷されている方がスタジオ録音盤で、オリジナル仕様の方がライヴ盤というイレコ状態。何かのシャレのような痕跡はないので、単純にCD製造時のミスと思われる。(イタリアあるある?)
Levante - Magmamemoria MMXX(2020)

サンレモ2020第3夜のカヴァー大会では、サンレモ1987優勝曲「Si puo` dare di piu`(意:もっと与えることができる)」を若きカンタウトリーチェFrancesca Michielin(フランチェスカ・ミキェリン/25歳)とMaria Antonietta(マリア・アントニエッタ/33歳)の2人を迎えた女性トリオで披露した。ちなみにオリジナル歌唱はUmberto Tozzi, Gianni Morandi ed Enrico Ruggeri(ウンベルト・トッッツィ、ジァンニ・モランディとエンリコ・ルッジェーリ)と、ソロの男性歌手がトリオを組んで披露した。
Levante - con Francesca Michielin e Maria Antonietta

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Andra` tutto bene(意:すべて上手くいくよ)」というフレーズは、2020年春のコロナ禍のイタリアで最も使われた言葉。Levanteはそれを予言していたかのように、前年の2019年に同曲を書いて歌っていたのだ。

Bravi tutti voi(意:あなたたち皆、素晴らしいわ)」は2019年最後のシングル曲。

そして一番の聴きどころは同郷の先輩カンタウトリーチェCarmen Consoli(カルメン・コンソリ/46歳)とデュエットした「Lo stretto necessario(意:不可避の必需品)」だ。

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そして新作アルバムの先行シングルとなる「Sirene(意:人魚・サイレン)」を7月にリリースした。

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第178回イタリアPOPSフェスタ(2020年9月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。