Enrico Nigiotti(エンリコ・ニジォッティ/33歳/Toscana州Livorno出身)のアルバム『Nigio(ニージォ)』(2020)
Enrico Nigiotti - Nigio(2020)

アルバム先行シングル「Notturna(意:夜勤/夜の女)」は、ノリのいい段差ぶるな楽曲。LGBTをモチーフにしたヴィデオクリップに仕上がっている。
https://youtu.be/GJQCHmFc-ME

「Baciami adesso(意:今、僕にキスしてくれ)」はサンレモ音楽祭2020出場曲。ヴィデオクリップはヴェネツィア・ロケで収録されている。

サンレモ音楽祭2020のカヴァー大会で彼が歌ったのは、サンレモ音楽祭史上初のラップ優勝曲と言われている「Ti regalero` una rosa(意:君に一輪の薔薇を贈るよ)」(2007)で、オリジナル歌唱・作曲のSimone Cristicchi(シモーネ・クリスティッキ)を迎えてデュエットで披露された。例によってオンライン上では既に縮小版のみの公開となっているが、Festaではもちろん完全版で紹介。

※当サイトでのSimone Cristicchiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Simone_Cristicchi

イタリアは世界に先駆けて精神病棟を廃止し、患者を隔離するのではなく社会生活の中で治療していくという体制なのだが、同曲はあるひとりの精神病患者Antonioを主人公に歌っており、そのAntonioが高所から飛び降りるという隠喩を含んだ展開となっており、精神病に向き合う社会問題に向き合った楽曲となっている。

Enrico Nigiottiが、2019年にリリースしていた「Complici(意:共犯者たち)」は、彼が前座を務めていたGianna Nannini(ジァアンナ・ナンニーニ)とのデュエット。
https://youtu.be/nFh9MrLPPLg

※当サイトでのEnrico Nigiottiの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Enrico_Nigiotti


そのGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/66歳/Siena出身)はイタリアの女性ロッカーの先駆者的な存在。アルバム『La differenza(意:違い)』(2019)から紹介しよう。
Gianna Nannini - La differenza(2019)

アルバムタイトル曲「La differenza」。

「Motivo(意:モチーフ/動機)」はラッパーのCoez(コエツ)との共演。

Giannaはサンレモ2020にもゲスト出演し、前出の楽曲もCoezを迎えて披露し、自身のヒット曲「Ragazzo dell'Europa(意:ヨーロッパの青年)」(1983)〜「Meravigliosa creatura(意:素晴らしい生きとし生けるもの)」(2007)〜「Sei nell'anima(意:あなたは心の中にいる)」 (2006)をメドレーで披露してくれた。
https://youtu.be/1qlxLMxF_RM

アルバム『La differenza』(2019)に戻って「Assenza(意:不在)」。
https://youtu.be/YJuEmVUCIXk

Giannaは6月になって突然、Francesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の「La donna cannone(意:大砲女)」(1983)のカヴァーを披露したが、このテイクは現在どのアルバムにも収録されていない。 次のアルバムも『Hitalia』(2014)のようなカヴァー集になるかも不明だ。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Gianna_Nannini

第177回イタリアPOPSフェスタ(2020年8月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。