Giordana Angi(ジォルダーナ・アンジ/26歳/フランス生まれLazio州Aprilia育ち)は、イタリア人の父とフランス人の母(職業CA)を持つハーフという出自のカンタウトリーチェで、作曲家として注目されたのち、ここ1〜2年でソロ歌手としても脚光を浴びるようになった若き才媛だ。

サンレモ音楽祭2012新人部門に17歳で出場するも1回戦で落選し、2016年にTiziano Ferro(ティツィァーノ・フェッロ)プロデュース&Sugar Music所属で売り出すも芽が出ずにいたが、Nina Zilli(ニナ・ズィッリ)のサンレモ音楽祭2018出場曲「Senza appartenere」を提供したことから運が付き始め、同年のAmiciに出場して2位となって知名度を上げ、翌2019年にはTiziano Ferroのアルバム『Accetto miracoli』収録の12曲うちタイトル曲を含む4曲の曲作りに参加、Alberto Urso(アルバルト・ウルソ)にも2曲提供して、まずは作曲家として注目を集め、満を持して歌手としてサンレモ音楽祭2020に出場という来歴だ。

最初のフルアルバムとなった『Voglio essere tua(意:あなたのものになりたいの)』(2019)にサンレモ音楽祭出場曲を含む4曲の新曲を追加したリパック盤が2020年にリリースされた。
Giordana Angi - Voglio essere tua(2020)

シングル第1弾は「Stringimi piu` forte(意:私をもっと強く抱きしめて)」。ピアノ弾き語りでアルト域の音程での太い声が魅力的な楽曲だ。
https://youtu.be/3lI1v5q5AGI

サンレモ音楽祭2020出場曲「Come mia madre(意:私の母のように)」

サンレモ音楽祭2020のカヴァー大会ではMia Martini(ミア・マルティーニ)の「La nevicata del '56(意:'56年の降雪)」(1990)をSolis String Quartet(ソリス・ストリング・クァルテット)をゲストに迎えてカヴァーして魅せた。1994年生まれの若い女性歌手が生まれる前の楽曲を好んでカヴァーする、というイタリアらしいパフォーマンスが好印象を残した。サンレモ2020での映像はオンライン上では既に縮小版のみの公開となっているが、Festaではもちろん完全版で紹介。

2020年5月、次のアルバムの先行シングル曲となる「Amami adesso(意:今すぐ私を愛して)」がリリースされた。ローマ近郊の港町Anzio(アンツィオ)ロケのヴィデオクリップが作成されている。

※当サイトでのGiordana Angiの紹介記事
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Marco Masini(マルコ・マジーニ/56歳/Firenze出身)のデビュー30周年記念アルバム『30 anniversary Masin+1』(2020)から。
Marco Masini - 30 anniversary Masin+1(2020)

サンレモ音楽祭2020出場曲「Il confronto(意:比較)」は、Amici出場歌手らに積極的に楽曲を書き下ろしているFederica Camba(フェデリカ・カンバ)らとの共作。

サンレモ音楽祭2020のカヴァー大会で彼が披露したのは「Vacanze romane(意:ローマの休日)」(1983)で、Arisa(アリーザ)をゲストに迎えて、優勝歴を持つソロ歌手同士の共演で魅せた。例によってオンライン上では既に縮小版のみの公開となっているが、Festaではもちろん完全版で紹介。

※当サイトでのArisaの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Arisa

30周年記念アルバム『30 anniversary Masin+1』には、サンレモ2020出場曲を含む4曲の新曲の他に、彼の代表曲15曲を全て他の歌手との共演で新録音されたテイクが収録されている。

Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ/エロス・ラマゾッティ)、Negramaro(ネグラマーロ)のGiuliano Sangiorgi(ジュリァーノ・サンジォルジ)、Ermal Meta(エルマル・メータ)、Umberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)、Ambra Angiolini(アンブラ・アンジォリーニ)、Luca Carboni(ルカ・カルボーニ)、Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ)、Moda`(モダー)、Nek(ネック)、Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッシォ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Annalisa(アンナリーザ)、Bianca Atzei(ビアンカ・アッゼイ)、Giusy Ferreri(ジューズィ・フェッレーリ)、Fabrizio Moro(ファブリツィオ・モーロ)といった有名歌手たちなので、要チェックのアルバムだ。まだ無名に近い若き女性歌手Rita Bellanza(リータ・ベッランツァ)が新曲のデュエット相手に選ばれているのも注目だ。文末のプレイリストで全曲聴けるのでぜひ。

大ヒット曲「T'innamorerai(意:君は恋をするだろう / 邦題:恋におちて)」(1993)はFrancesco Renga(フランチェスコ・レンガ)との共演。これもまたサンレモ優勝者同士の共演だ。
https://youtu.be/vAi9cZ3rhtA

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「Disperato(意:絶望して)」(1990)はEros Ramazottiと、「Ci vorrebbe il mare(意:海が必要になることだろう)」(1990)はGiuliano Sangiorgiとの共演テイクが収録されているが、共演映像はネット上に見当たらないので、ここでは2019年の年越しライヴでMasiniがソロで歌っている映像を紹介しておこう。
https://youtu.be/wxbvdEMnhE8

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第177回イタリアPOPSフェスタ(2020年8月)紹介曲PlayList


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。