イタリア語ラップの創始者Jovanotti(ジョヴァノッティ/Roma出身/54歳)の『Jova Beach Party』(2019)は、自身初のEP盤で他のミュージシャンやDJとのコラボ集。同年8月3日よりツアー開始したが、MillanoのLinate空港では10万人もの観客動員となった。
Jovanotti - Jova Beach Party(2019)

「Nuova era(意:新しい時代)」は、売れっ子コンポーザーDardust(ダルダスト)ことDario Faini(ダリオ・ファイーニ)との共演・共作・共同プロデュース作品だ。

「Prima che diventi giorno(意:夜が明ける前に)」

同年に精力的にも2枚目のアルバム『Lorenzo sulla luna(意:月面上のロレンツォ)』(2019)をリリースしたJovanotti。これは1969年7月20日アポロ11号による人類初の月面着陸から50周年にちなみ、“月”を歌ったイタリア語曲11曲をカヴァー、うちセルフカヴァー2曲。
Jovanotti - Lorenzo sulla luna(2019)

最初に発表になった楽曲は第1部で紹介したGianni Togni(ジァンニ・トーニ)の「Luna(意:月)」(1980)。こちらがオリジナルのGianni Togni(当時24歳)。

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そしてJovanottiによるカヴァーだが、既に前出の『Jova Beach Party』ツアーで披露されている。確かにアルバム『Jova Beach Party』にも“月”が登場する歌詞が多いので、既にその時点で月面着陸50周年を意識していたのかもしれない。ここではそのサマーツアーでFiorello(フィオレッロ)との共演映像で。

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Subsonica(スブソニカ)のヴォーカリストSamuel(サムエル)のソロプロジェクトで、Jovanottiや敏腕プロデューサーMichele Canova Iorfida(ミケーレ・カノーヴァ・イォルフィダ)と共作した「La luna piena(意:満月)」 (2017)。

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そしてJovanottiによるカヴァー。

仮面をかぶったパフォーマンスが特徴的なインディーズバンドTre Allegri Ragazzi Morti(トレ・アッレグリ・ラガッツィ・モルティ/意:3人の元気な死んだ若者たち)の「La faccia della luna(意:月面)」 (2010)。

Jovanottiによるカヴァー。彼らはJovanottiの前座を務めたりしてお互いに懇意にしている仲とのこと。

Lucio Dalla(ルーチョ・ダッラ/Bologna出身/1943-2012/69歳没)の「L'ultima luna(意:最後の月)」(1979)。

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Jovanottiによるカヴァー。

名プロデューサー&コンポーザーでもある大御所カンタウトーレIvano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ/Genova出身/69歳)の「Una notte in Italia(意:イタリアのある夜)」 (1986)

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Jovanottiによるカヴァー。

他には、Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)の「Notte di luna calante(意:欠けた月の夜)」、Claudio Villa(クラウディオ・ヴィッラ)の「Luna rossa(意:赤い月)」、Fred Buscaglione(フレッド・ブスカリォーネ)の「Guarda che luna(意:ご覧、なんて月だ)」といった、1950年代のヒット曲まで網羅している。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2020年に達する年齢で表記。