2018年11月に突如として大阪&東京公演を敢行したAlexia(アレクシア/52歳/Liguria州La Spezia出身)。実は2006年にも初来日計画があったのだが、Alexiaから妊娠が発表されて頓挫してしまっていたため、2018年が待望の初来日公演となった。パワフルな歌声の圧巻のステージだったが、実際に会ってみると、とても小さな体(ヒールなしだと150cmない?/すごい筋肉質だったが)で、あの声量はどこから出るのかがとても不思議なAlexiaだった。
Alexia@Osaka2018s
Alexia@Tokyo2018s
PB122559

Alexiaといえば、90年代に主に英語で歌って世界的なヒット曲を放ちブレイクしたことで知られている。21世紀に入ってからは新曲は主にイタリア語曲となり、サンレモ音楽祭にも4度出場。2003年に「Per dire di no(意:ノーと言うために)」を歌って優勝、2002年&2005年には2位とイタリア語曲でも実績を積んでいる逸材だ。

2017年にリリースした直近のアルバム『Quell'altra(意:あの違う女)』(2017)も10曲中9曲がイタリア語(英語曲1曲)だ。
Alexia - Quell'altra

このアルバムは、日本でも著名なあのMario Lavezzi(マリオ・ラヴェッツィ/71歳/Milano出身)プロデュースだ。日本では70年代に6人の凄腕ミュージシャンたちで結成されたIl Volo(イル・ヴォーロ)のギタリストとして知られており、そのためソロ・カンタウトーレとしてのアルバムも何枚かが日本盤発売されている。イタリア本国ではGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)が在籍したFlora Fauna Cemento(フローラ・ファウナ・チェメント)のリーダー、そして何よりも敏腕プロデューサー&作曲家としてのイメージが強い。Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)のような大御所からAmici出身歌手たち、Alessandra Amoroso(アレッサンドラ・アモローゾ)、Deborah Iurato(デボラー・イゥラート)らまでもプロデュースも手掛けている。Lucio Dalla(ルーチョ・ダッラ)& Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)コンビのヒット曲「Vita(意:人生)」(1988)も彼の作曲だ(作詞はMogol)。

※当サイトでのMario Lavezziの紹介記事
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mario_Lavezzi

そのMario Lavezziが書き下ろした「Beata gioventu`(意:イイわね若さって)」がこのアルバムからの第1弾シングル曲となった。

シングル第2弾「Fragile fermo immagine(意:壊れやすい静止画)」はカンタウトーレのBungaro(ブンガロ)、ベース奏者&作曲家Cesare Chiodo(チェーザレ・キォード/元O.R.O.)、Arisaに書いた作品群で知られる作詞家Giuseppe Anastasi(ジュゼッペ・アナスタースィ)の3人で書かれている。

アルバムタイトル曲「Quell'altra」はAlexia自身とMario Lavezziの共作だ。

ここでアルバムから離れ、彼女の過去のヒット曲から、彼女が最初にブレイクし、国際的なヒット曲となった「Uh la la la」(1997)を。ヨーロッパ中で大ヒットしただけでなく、アメリカ大陸のヒットチャートにも食い込み、日本でも当時DA PUMPの冠番組のテーマ曲に使われる大躍進を果たした。

サンレモ音楽祭2009年にMario Lavezziとのデュオで出場した時の楽曲「Biancaneve(意:白雪姫)」。デュエット曲なので来日公演でのパフォーマンスは期待していなかったのだが、いい意味で期待を裏切ってソロヴァージョンで披露してくれたのは、とても大きなサプライズだった。Mogol(モゴール)とLavezziの共作。歌詞の中で歌われているのは、ある歳の差カップルの愛の物語。すごく年上の男は平穏な生活を望み、若すぎる女は刺激の多い暮らしを求めるギャップを歌っている。女は外観は白雪姫だけれど、その情熱の激しさはまるで魔女、と謳われている。

※当サイトでのAlexiaの紹介記事
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2018年に初来日を果たしたEmma(エンマ/35歳/Firenze生まれPuglia州Aradeo育ち)。今をときめくAmici出身歌手たちの中で初の来日歌手ともなった。
Universal

来日時に掲げていたアルバム『Essere qui(意:ここにいること)』(2018)に新曲4曲が追加された『Essere qui - Boom edition』が11月に追加発売された。アルバムジャケットも新デザインとなったので、ファンなら両方必携だ!
Emma - Essere qui-Boom edition

4曲の新曲のうち、ヴィデオクリップが公開されのは現在のところ「Mondiale(意:世界的な)」だ。

※当サイトでのEmmaの紹介記事
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2019年に達する年齢で表記。