Ermal Meta(エルマル・メータ/37歳)のアルバム『Vietato morire』(2017)から。
Ermal Meta - Vietato morire

彼はアルバニア国生まれのアルバニア人で、実父のDVから逃れるため、13歳時に母や兄弟とイタリアはPuglia州Bariに渡ってイタリアに帰化したという出自の持ち主。サンレモ音楽祭には早くも2006年の新人部門にAmeba 4(アメーバ・クアットロ)のメンバーとして出場、翌2007年にはLa Fame di Camilla(ラ・ファーメ・ディ・カミッラ)を結成して、サンレモ2010新人部門にも出場している。

2012年ごろからソロ活動を始め、Emma(エンマ)やAnnalisa(アンナリーザ)、Marco Mengoni(マルコ・メンゴーニ)などの歌手仲間やベテランのPatty Pravo(パッティ・プラヴォ)らにたくさんの楽曲提供することで頭角を現して注目を集めるようになり、自身のサンレモ音楽祭初出場は、2016年の新人部門で結果は3位。

翌2017年の同音楽祭ではアルバムタイトル曲「Vietato morire(意:死ぬのは禁止)」で大賞部門に出場して3位に登る大躍進を果たす。同曲は自らの経験が元になったと想像できるDVを題材にしている。

彼がサンレモ音楽祭2017の第3夜のカヴァー大会で披露したのは、イタリア音楽の金字塔を築いたDomenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ/1928-1994/66歳没)の隠れた名曲「Amara terra mia(意:悲痛の我が大地)」。14世紀のアブルッツォ伝承歌をベースにModugnoが1971年に発表した楽曲で、ひたすら暗く淡々と歌われるこの楽曲の後半を、まさかのオクターヴ上の歌唱で披露して、圧巻のカヴァー大会優勝を勝ち取った。

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同アルバムからのシングル第2弾「Ragazza paradiso(意:天国娘)」は、ラジオ105賞を受賞。

当初アルバムにはソロ歌唱ヴァージョンが収録されていた「Voodoo Love」だが、スペインの人気バンドJarabedepalo(ハラベデパーロ)をゲストに迎えたヴィデオクリップが公開された。

「Piccola anima(意:ちょっとした気持ち)」 は、Elisa(エリーザ)とのデュエット。

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そんな大活躍した2017年を終え、翌2018年のサンレモ音楽祭には先輩カンタウトーレFabrizio Moro(ファブリツィオ・モーロ/43歳/Roma出身)とタッグを組んで出場し、共作曲「Non mi avete fatto niente(意:君たちは僕に何もしなかった)」で、遂に優勝を勝ち取った。

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第4夜にはサンレモ音楽優勝経験者Simone Cristicchi(シモーネ・クリスティッキ/41歳/Roma出身)をゲストに迎えて同曲を3人で熱唱した。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2018年に達する年齢で表記。