Xファクター出身の女性歌手Chiara(キァラ/31歳/Padova出身)の3rdアルバム『Nessun posto e` casa mia(意:私の家はどこにもない)』(2017)はMauro Pagani(マウロ・パガーニ)プロデュースの話題作。相変わらず落ち着いた深い味わいのあるヴォーカルが健在で、前作で1曲のみ書いていたキァラ自身が今作では4曲の歌詞を書き、Niccolo` Verrienti(ニッコロ・ヴェッリエンティ)や Carlo Verrienti(カルロ・ヴェッリエンティ)らの若手カンタウトーレたちが曲作りに参加している。中にはベテランのPacifico(パチフィコ)や前作でもコラボしたアミーチ出身のカンタウトーレVirginio(ヴィルジーニォ)、サンレモ2015新人部門優勝&来日もしたGiovanni Caccomo(ジォヴァンニ・カッカモ)らも楽曲提供している。
Chiara - Nessun posto e casa mia

アルバムタイトル曲はサンレモ音楽祭2017で14位となった。サンレモのステージではパガーニがオーケストラ指揮を務め、最終夜はFrancesco Renga(フランチェスコ・レンガ)が応援ヴィデオメッセージを贈っている。

サンレモ2017第3夜の恒例のカヴァー大会ではZucchero(ズッケロ)の「Diamante(意:ダイアモンド)」(1989)をカヴァー。ステージ上ではプロデュースを担当したMauro Paganiがマンドラとヴァイオリンで客演をして、大きな注目を集めた。同カヴァーは、Chiaraのアルバムにもサンレモ2017のコンピ盤CDにも収録されておらず、RAIの動画サイトにも現在はフルヴァージョンは削除され、1分のみの動画だけが公開されているという貴重なテイク。
Chiara con Mauro Pagani_SR2017-3a-3

※当サイトでのMauro Paganiの紹介記事
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シングル第2弾「Fermo immagine(意:私はイメージを止める)」はChiara自身が歌詞作りに参加している。

シングル第3弾「Buio e luce(意:暗闇と光)」もChiara自身が歌詞作りに参加している。

Chiaraの前作『Un giorno di sole - Straordinario(意:太陽の一日 - 並はずれた)』(2015)から
Chiara - Un giorno di sole _Straordinario

サンレモ音楽祭2015に出場して5位となった「Straordinario」は、Ermal Meta(エルマル・メータ)が書いた楽曲で、Metaは翌年のサンレモ音楽祭2016の新人部門に出場して3位となって広く知られるようになった(Ameba4として2006年の新人部門、La Fame di Camillaとして2010年の新人部門に出場しているが)が、2013年ごろからこうして多くの楽曲を他の歌手に書いて実績を積んでいたのだ。

※当サイトでのErmal Metaの紹介記事
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サンレモ音楽祭2015の第3夜のカヴァー大会でChiaraがカヴァーしたのは、Caterina Caselli(カテリーナ・カゼッリ)の「Il volto della vita(意:人生の顔つき)」(1968)で、これはDavid McWilliamsの英語曲「Days of Pearly Spencer(パーリ・スペンサーの日々)」(1967)のイタリア語カヴァー。https://youtu.be/feEEpCygt3w

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2017年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)