2016年は日伊国交150周年ということもあり、近年中、最多の来日アーティストラッシュとなった。ここでは非クラシック系のアーティストを列挙して紹介する。

1月29日、Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッスィオ/ジジ・ダレッシオ)来日公演。
Gigi D'Alessio a Tokyo

北米でも大成功に収めて正真正銘の世界的なスターとなり、伝統的なナポレターナをGigi流に料理したアルバムを掲げたワールドツアーの一環で日本公演を敢行した。公式ヴィデオクリップ「'A citta` 'e pulecenella(意:プルチネッラの街) ft. Dear Jack」は、バンドメンバーもステージの形態も来日時とほぼ同様。https://youtu.be/Y7JhyGwecDQ

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Gigi D'Alessioが引き連れて来たバンドメンバーも豪華で、ドラマーにはAlfredo Golino(アルフレード・ゴリーノ)がっ!
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3月12・13日はNicola Conte(ニコラ・コンテ)来日公演。これはジャズ・バンドを率いたリーダー&ギタリストとしての公演。同年9月11日はDJとして年内2度目の来日公演も果たしている。
Nicola Conte - BluNoteTokyo2016

3月24・25日はClaudio Filippini Trio(クラウディオ・フィリッピーニ・トリオ)来日公演。
Claudio Filippini Trio - Bulgari2016

5月28日、日伊国交150周年記念『Italia, amore mio』の筆頭イベントとして、超大物Zucchero(ズッケロ)が来日し、布袋寅泰ら日本人バンドと共演。

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その後、Zuccheroのイタリアやロンドン公演にも布袋がゲスト参加したお礼参りとして、11月30日・12月1日の布袋寅泰のNHKホール公演のアンコール時にZuccheroが2曲ほど客演の再来日を果たしている。来日記念盤もリリースされ、日本盤限定のボーナストラックも追加されている。

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日伊国交150周年記念『Italia, amore mio』には、Sugar Musicから2人の若手歌手も送り込まれ、そのひとりはまさに2016年初春にアルバムデビューしたばかりのMarianne Mirage(マリアンヌ・ミラージュ)。彼女は来2017年サンレモ音楽祭新人部門出場が決まったので、イタリア本国で全国区の知名度を得る前に、日本で生で観る事ができる恩恵に預かれた訳だ。Marianneは5月29日の『Italia, amore mio』ステージ後も、5月30・31日と異なる場所でステージを披露してくれた。
Marianne Mirage

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もうひとりのSugar Music所属の若手歌手がGiovanni Caccamo(ジォヴァンニ・カッカモ)。サンレモ音楽祭2015新人部門優勝、同音楽祭2016総合3位の若手の最注目株のひとり。5月29日の『Italia, amore mio』ステージ後、翌30日にはMarianneとの合同コンサートを披露してくれた。
Giovanni Caccamo
Giovanni Caccamo e Marianne Mirage

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5月31日〜6月11日、Mario Maglione(マリオ・マリォーネ)日本ツアー公演。正調ナポレターナの第一人者で、幾度も来日公演を実現する親日家でもある。東京・銀座x2回、新潟、東京・立川、埼玉、静岡を精力的に廻り、バラエティ溢れるステージで魅了した。
Mario Maglione2016

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6月9・10日、Rosario Giuliani "The Golden Circle"(ロザリオ・ジゥリァーニ)来日公演。
The Golden Circle - Bulgari2016

6月21〜30日、Giovanni Allevi(ジォヴァンニ・アッレヴィ/ジョヴァンニ・アレヴィ)日本ツアー公演。長野、名古屋、京都、東京、福岡、鹿児島を精力的に廻った。
Giovanni Allevi - JapanTour2016

7月1・4日、Alberto Pizzo(アルベルト・ピッツォ)来日公演。
Alberto Pizzo

9月5〜10日、Melody Fall(メロディー・フォール)日本ツアー公演。東京、横浜、名古屋、大阪を精力的に廻った。
Melody Fall - Japan Tour 2016
Melody Fall - Japan Tour 2016

9月9・10日、Paolo Fresu Duo(パオロ・フレーズ)来日公演。イタリアPops界でも多くのアーティストと共演している。例えば、Alice(アリーチェ)、Negramaro(ネグラマーロ)、Stadio(スターディオ)、FabiSilvestriGazze`(ファビ・スィルヴェストリ・ガッゼ)など。
PAOLO FRESU Duo - Bulgari2016

10月18・19日、Umbria Jazz日本公演の看板公演としてFabrizio Bosso(ファブリツィオ・ボッソ)来日。
Fabrizio Bosso - Umbria Jazz Tokyo2016

10月20・21日、Zephiro(ゼーフィロ/ゼフィロ)来日公演。https://youtu.be/OUpUSs7jX3Y
Zephiro

リーダー&ギタリストのClaudio Todesco(クラウディオ・トデスコ)は親日家で、2015年のLigabue(リガブーエ)来日公演、2016年のGigi D'Alessio(前出)来日公演、同年のMax Gazze`(マックス・ガッゼ/マックス・ガゼ)&Negrita(ネグリータ)来日公演(後出)を手引きした招聘コーディネーターの顔も持つ。

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10月20日、Max Gazze`(マックス・ガッゼ/マックス・ガゼ)来日公演。
Max Gazze` a Tokyo 2016N2

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10月21日、Negrita(ネグリータ)来日公演。
Negrita a Tokyo 2016N2

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10月21日、Latte e Miele(ラッテ・エ・ミエーレ)来日公演。ゲスト・ミュージシャンが多彩で、実質はNew Trolls(ニュー・トロルス)プロジェクトとの合同コンサートとなった。※訴訟の結果、New Trollsとは名乗れない都合がある。
Latte e Miele & New Trolls - ClubCitta`2016-2

10月25日、東京国際映画祭で上映された『7 minuti(7分間)』の出演女優のうちOttavia Piccolo(オッタヴィア・ピッコロ)とAmbra Angiolini(アンブラ・アンジォリーニ)の2人が来日。Ambraはカルト的人気を誇ったTV番組『Non e` la RAI(ノネ・ラ・ライ)』に出演したのがきっかけで、同番組出演の数多のアイドルの卵たちの中で一番の成功を収め、アイドル歌手として活動していたが、女優に転向して大成する。
Ambra e Ottavia Piccolo a Tokyo

10月29日、Goblin(ゴブリン)来日公演。世界的大ヒット映画『サスペリア』の映画音楽として採用された彼らの楽曲を、今回は映画を上映しながら彼らが生演奏する企画となり、チケットがすぐに売り切れる好評の公演となった。
Goblin - ClubCitta`2016-2

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12月8・9日、L'Aura(ラウラ)来日公演。在日イタリア商工会議所主催ガラ・パーティのゲストとして来日し、一般公演も開催された。
L'Aura

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12月9日、Enzo Moscato(エンツォ・モスカート)来日公演。
Enzo Moscato

12月15〜18日、イタリアジャズ界の巨匠Enrico Rava(エンリコ・ラーヴァ)日本ツアー公演。東京、京都、沖縄、大阪を精力的に廻った。
Enrico Rava


2016年を振り返ると、世界では大物アーティストが相次いで亡くなったものの、イタリア音楽界での大物物故者は数名に留まった。

3月30日、カンタウトーレGianmaria Testa(ジァンマリア・テスタ)、満57歳で逝去。
Gianmaria Testa

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3月31日、作詞家Giorgio Calabrese(ジォルジォ・カラブレーゼ)、満86歳で逝去。彼が書いた詞の中で最大のヒットとなったのは、「Arrivederci(意:さようなら/邦題:アリヴェデルチ)」https://youtu.be/69rLbpcOrPMや「Il nostro concerto(邦題:二人のコンチェルト/ノートル・コンチェルト)」https://youtu.be/_EWnbIco82U、いずれもジェノヴァ派カンタウトーレUmberto Bindi(ウンベルト・ビンディ)の作曲で、映画主題歌にもなり、Bindiの代表曲にもなった。他にもMinaにも数多の詞を提供している。
Giorgio Calabrese + Gianni Morandi

10月13日、劇作家Dario Fo (ダリオ・フォ)、満90歳で逝去。ノーベル文学賞受賞者として名高いが、作詞家としても活動し、特にカンタウトーレEnzo Jannacci(エンツ・ヤンナッチ)らとのコラボがイタリア本国では著名だ。
Dario Fo


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)