第1部

去る5月28日、日伊国交150周年記念イベント「イタリア、アモーレ・ミオ」(主催:在日イタリア商工会議所)の目玉として、六本木ヒルズ・アリーナのステージに立ったZucchero(ズッケロ/61歳/Toscana州Reggio nell'Emilia出身)。その名声は本国イタリアを超え、ヨーロッパは元より、アメリカ大陸にも及ぶ、超スーパースターの夢の初来日、しかも日本を代表するギタリスト布袋寅泰との共演というプレミアムなライヴとなった。

記者会見の様子
(記者会見:左より)在日イタリア商工会議所会頭、ミスユニバースジャパン中沢沙理、
ミスイタリアClarissa Marchese 、布袋寅泰、Zucchero、秋川雅史

記者会見の様子

僅か30分のステージではあったが、布袋率いる日本人バンドをバックに、自身の最新アルバムからの楽曲を含む、ヒット曲を存分に演奏してくれた。布袋もRolling Stonesとの共演時同様バックに徹し、その定評あるギター&コーラスワークで魅せてくれた。

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Zuccheroはイタリア国家より功労勲章コンメンダトーレも受けており、本来なら国賓クラスの超大物だが、日本での知名度の落差はあまりにも大きい・・・しかしながら、布袋目的で集まった日本人観客もほぼ全てが初めて聴くZuccheroのオリジナル曲のラインナップだったにもかかわらず、大ノリでステージを盛り上げてくれ、メインスポンサーであるMagniFlex社のブースで販売されたZuccheroの最新CD『Black Cat』(2016)も好調な売れ行きを示していたようだ。

【セットリスト】

  1. 「Partigiano Reggiano(意:レッジョ・エミーリアのパルチザン)」:アルバム『Black cat』(2016)より
  2. 「Ti voglio sposare(意:君と結婚したい)」:アルバム『Black cat』(2016)より
  3. 「Hey man」:アルバム『Blue's』(1987)より
  4. 「Senza una donna(意:ひとりの女もなしで)」:アルバム『Blue's』(1987)より
  5. 「Baila [sexy things](意:踊れ)」:アルバム『Shake』(2001)より
  6. 「Diavolo in me(意:俺の中の悪魔)」:アルバム『Oro, incenso e birra(意:黄金、お香とビール)』(1989)より
  7. 「Born to be wild(邦題:ワイルドでいこう!)」:Steppenwolf(ステッペンウルフ)の1968年ヒット曲/布袋寅泰『MODERN TIMES ROCK'N'ROLL』(2009)に収録。

「Partigiano Reggiano」:公式PV(2016)

「Partigiano Reggiano」「Ti voglio sposare」:当日のライヴ映像(冒頭、客席にGiovanni Caccamoが写っているのも見どころ)

「Hey man」:B.B.Kingとの共演(1999)/Gino Paoli(ジーノ・パオリとの共作曲)

「Senza una donna」:公式PV(1987)Paul Youngとの共演

「Baila [sexy things]」:公式PV(2001)

「Diavolo in me」:公式PV(1989)/特徴的なシャウト部分、TR!、OU!、BL!、E!は、繋げるとTrouble(トラブル)となる言葉遊びとなっている。

「Baila [sexy things]」「Diavolo in me」:当日のライヴ映像

「Born to be wild」:当日のライヴ映像

なお、5月発売したばかりのZuccheroのアルバム『Black cat』には、イタリア国内仕様と国際仕様(主に北米市場向け)およびスペイン語盤の3種類が存在する。イタリア国内仕様と国際仕様の違いは、10曲目のタイトル&歌詞が異なること(後者はElvis Costello作詞)およびジャケットの装丁(前者はデジパック、後者はプラケース)。

Zucchero - Black Cat

また布袋寅泰との共演曲「Ti voglio sposare」はCDアルバムには未収録で、ダウンロードのみの販売となっている。

※当サイトでのZuccheroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Zucchero


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)