第3&4部

Laura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/ラウラ・パウジーニ/42歳/Emilia-Romagna州Faenza出身)のアルバム『Simili(意:似た者たち/仲間)』(2015)は、集計期間1ヶ月程度にも関わらず、2015年間アルバムチャートの10位に入った会心作。

Laura Pausini - Simili_Deluxe version

DX盤はDVD付き。アルバム収録曲「Per la musica(意:音楽のために)」を公式ファンクラブのメンバーが演奏や歌、パフォーマンスで出演した映像をコラージュしてヴィデオクリップが製作されている。日本のファンも出演していて、結構な頻度でフィーチャーされている。が、各出演者の肖像権等の問題もあってか、残念ながらネット上には映像が公開されていない。もちろん、Festa会場では、DVD映像で紹介した。

また同DVDには約30分のショートムーヴィーが収められているが、驚いたことに、アルバム収録曲全曲のヴィデオクリップの一部がオムニバスのように紹介されている。つまりアルバム発売時点で、全15曲のヴィデオクリップの撮影も済ませているという、徹底した用意周到さでリリースされたのがこのアルバムが会心作と言える所以だ。そのうち、既にシングル化され、公式ヴィデオクリップとして公開された楽曲を中心に紹介。

シングル第1弾「Lato destro del cuore(意:心臓の左側)」は、過去、Pausiniの代表曲となるヒット曲を提供したBiagio Antonacci(ビアージォ・アントナッチ)が書き下ろしている。

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「Lo sapevi prima tu(意:それを最初に知っていたのはあなた)」は、公式ヴィデオクリップはまだ公開されていないが、楽曲作りに参加したカンタウトリーチェのL'Aura(ラウラ)こと、Laura Abela(ラウラ・アベラ)が、セルフ・カヴァーのスタジオ録音映像を公開している。音楽プロデューサーのSimone BertolottiとL'Auraの夫妻にPausiniが作詞面で加わった3人で書きあげられている。

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シングル第2弾はアルバムタイトル曲「Simili」。2008年よりPausiniに重要な楽曲を提供して来たカンタウトーレNiccolo Agliardi(ニッコロ・アリアルディ)がメインに曲作りを行った楽曲。

シングル第3弾は「Innamorata(意:恋する女)」はJovanotti(ジォヴァノッティ)が中心になって書き下ろした楽曲。明らかに南半球のマーケットを意識して作られた楽曲で、南半球が晩夏である3月にリリースされたのもうなずける内容のヴィデオクリップ。

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シングル第4弾は「E` a lei che devo l'amore(意:愛は彼女のおかげ)」。再びBiagio Antonacciが書き下ろした楽曲で、feat. Paolo e Paola Cartaとクレジットされている。これはもちろん、Pausiniの伴侶で彼女の音楽監督&ギタリストを務めるPaolo Cartaと、彼との間に生まれた愛娘Paolaのこと。

シングル第5弾は「Il nostro amore quotidiano(意:日々の私たちの愛)」Pausini&CartaのカップルにNiccolo Agliardiが補作詞をした楽曲。

現時点ではフルの公式ヴィデオクリップが公開されていない「Sono solo nuvole(意:それは単なる雲)」だが、作者のGiuliano Sangiorgi(ジゥリアーノ・サンジォルジ/Negramaroのフロントマン)とTV共演した時の映像で。(音質が悪いのが残念・・・)

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4月Festaの最後は、サンレモ音楽祭2016にスーパーゲストとして生出演した時のLaura Pausiniの映像から、ヒット曲メドレー。さらに最高の見どころとなった18歳のLaura Pausiniと2016年のLaura Pausiniが「La solitudine(意:孤独/邦題:孤独を抱きしめて)」をヴァーチャル・デュエットするシーン。同曲でサンレモ音楽祭1993年新人部門で優勝した時に来ていた当時のジャケットを司会者Carlo Contiが引っ張り出して来て、それを現在のPausiniが着用して歌うという演出で、サンレモ2016の5夜の会期中、最も印象的なシーンのひとつとなった。

Laura pausini - SR2016

Laura pausini - SR1993
参考:サンレモ1993新人部門優勝時

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、4月23日(土)に東京・表参道のベリタリアに於いて、イタリアン・ポップス・セミナー『百花繚乱』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52212344.html