第2部

2月FESTAは前出の通りGigi D'Alessio来日公演の人脈特集。第2部で紹介するのはRomaのバンドZephiro(ゼーフィロ)。300を超えるライヴを敢行中のバンドで、3度のジャパン・ツアーも行った(2009年は1週間、2010年は2ヶ月間、2013年は1ヶ月間)実績を持つ。

Zephiro

リーダー&ギターのClaudio Todescoは、イベンター&プロモーターの顔も持ち、イタリアのビッグ・アーティストの来日公演を企画・実施・成功させている(2015年のLigabue、そして2016年のGigi D'Alessio)。

2月FESTAはGigi D'Alessio来日公演の1週間後であったので、大仕事の後、しばらく日本に滞在していたClaudio Todesco自身がFESTAに遊びに来てくれていたのだ!

本人をゲストに迎えて、Zephiroの最新曲「Amelia(アメーリア)」の公式ヴィデオクリップを紹介。アイスランドでのロケで作られた映像で、とても寒かったとのこと。《そりゃー、寒いだろうね、想像できるよ》とコメントしたら、《いや、君には想像出来ないよ、想像を超える寒さなんだから!》と答えてくれた。

今後、アイスランドで撮ったもう1本のヴィデオクリップを発表し、アルバムにまとめて2016年中に発売予定とのこと。

2013年のJapanツアーの際に日本で製作された公式ヴィデオクリップ「La colpa(意:過ち)」。

そして2010年に3ヶ月間も日本に滞在して行ったジャパンツアーの映像から「太陽のある場所」。彼らの初期のヒット曲「Lontano dal luogo lontano(意:遠い場所から遠く)」の日本語版(日本語詞:二宮大輔/Gigi D'Alessioの来日公演でもカゲ通訳を行っていた人物)で、Claudio Todesco以外は現メンバーと異なる。日本人ヴォーカルのDonni(現loco hermanos、元Acid Bell)がフィーチャリングされている。

※当サイトでのZephiroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Zephiro

イベンターとしてのClaudioは:

《Ligabue公演が大盛況だったので、今回のGigi D'Alessio公演が実現できた。こうして日本でもイタリアのアーティスト公演が盛り上がる実績を積み重ねることで、また来年、上手くすれば年に数度に渡ってイタリアの大物の来日公演が実現できる。》

とはっきり明言してくれた。

イタリア音楽ファンの一挙手一投足次第で、夢の来日公演が実現する/しない、が決まるのだ。好き嫌いせず、万障繰り合わせて来日公演に足を運ばなければ、日本におけるイタリア音楽の明るい未来は無いのだと肝に命じよう。


2010年来日時にZephiroのヴォーカリストを務め、上記映像で日本語ヴォーカルにもトライしていたMatteo Gabianelli(マッテオ・ガッビアネッリ)が脱退後に組んだバンドKuTso(クッツォ)は、なんとサンレモ音楽祭2015新人部門に「Elisa(エリーザ)」出場し、2位&音楽達人賞も受賞する快挙を果たした。しかも優勝を争ったのは、大手Sugar Music所属で、大物プロデューサーCaterina Caselli(カテリーナ・カゼッリ)の秘蔵っ子Giovanni Caccamo(ジョヴァンニ・カッカモ)だったのだから、その功績は偉大だ。

サンレモの舞台でタクトを振るったのは、Adriano Pennino(アドリアーノ・ペンニーノ)であったのも、Gigi D'Alessio繋がりという2月FESTAにぴったりの要素でもあった。

サンレモ2015出場曲を含むアルバム『Musica per persone sensibili(意:注目の人物たちのための音楽)』からのシングル第2弾「Io rosico(意:僕はかじる=暮らしをたてる)」

KuTso - Musica Per Persone Sensibili

シングル第3弾は「Spray nasale(意:鼻スプレー)」。相変わらず着眼点が特異すぎる。

サンレモ以前にリリースされた1stアルバム『Decadendo su un materasso sporco(落ちぶれる-汚いマットレスの上で)』は、やはり元ZephiroメンバーだったGiacomo Citro(ジャコモ・チトロ/2009年&2010年のJapanツアーに来日)がベース演奏のサポートで何曲か参加しており、「Aiutatemi(意:僕を助けてくれ)」の公式ヴィデオクリップにも出演している。

KuTso - Decadendo (su un materasso sporco)


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2016年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)