第2部

第1部ではサンレモ2015出場後のBianca Atzei(ビアンカ・アッゼイ/28歳/Milano出身)を紹介したが、第2部ではそれ以前のBiancaの来歴、いわばBianca Atzeiエピソードゼロを紹介。

2012年、Biancaが25歳の時のデビュー曲が「La gelosia(意:嫉妬)」。同年のサンレモ音楽祭新人部門出場を託された楽曲だったが落選となった。当時から彼女のプロデューサーを務めるDiego Calvetti(ディエゴ・カルヴェッティ)が中心になって書いた楽曲。

しかし同年、Moda`(モダー)との共演でリメイクされて注目を集めることとなった。ちなみにKekkoは曲作りに参加していないというちょっと珍しい共演。

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この共演の前にリリースされたBiancaの2枚目のシングルが「L'amore vero(意:真実の愛)」。Biancaが書いた楽曲。

Moda`との共演をきっかけにBiancaは様々な方面から声が掛かるようになり、2013年にカンタウトーレ&作曲家のNiccolo` Agliardi(ニッコロ・アリアルディ/41歳/Milano出身)に呼ばれて「Fino in fondo(意:最後まで)」をリリース。ちなみにNiccolo` Agliardiはソロ活動よりも様々な歌手に多くの楽曲を提供する作曲家としての活動の方が著名で、これまでLaura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/ラウラ・パウジーニ)、Emma(エンマ)らに書いている。

同年、RAIで放映されたドラマ『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』(原作:トルストイ)のテーマ曲「One day I'll fly away(邦題:愛ふたたび)」の歌手にBiancaは大抜擢された。米歌手Randy Crawford(ランディ・クロフォード)が歌った1980年の楽曲のカヴァーで、BiancaもRandyも本名はVeronicaであるという共通点もある。(注:Biancaの作曲者としてのクレジットは本名のVeronica Atzei名義)

そしてBiancaのカヴァー、『Anna Karenina』ヴァージョン。

同年にBiancaがリリースしたシングル「La paura che ho di perderti(意:あなたを失う恐れ)」は、ギターヒーローのMaurizio Solieri(マウリツィオ・ソリエリ/62歳/EmiliaRomagna州Concordia sulla Secchia出身)との共演という、これまた話題作品となった。Maurizio SolieriはVasco Rossiのお気に入りギタリストとして、長年に渡ってVascoを支えつつ、自らのバンドを率いたり、ソロとしても活動する、イタリアを代表するTopギタリストのひとり。同曲はModa`のKekkoが書き下ろしている。

2014年にリリースした久々のソロのイタリア語シングルが「Non puoi chiamarlo amore(意:あなたはそれを愛とは呼べない)」。タンゴ調のアレンジが施された楽曲で、BiancaがプロデューサーのDiego Calvettiらと共作。

2014年のサンレモ音楽祭にもBiancaは、Alex Britti(アレックス・ブリッティ/47歳/Roma出身)とのデュエット曲「Non e` vero mai(意:絶対に真実ではない)」(AlexとプロデューサーのCalvettiとの共作)で出場を目指していたが落選。この2人が揃ってのサンレモ出場は2015年に繰り越されて実現することになり、第1部で紹介した「Ciao amore ciao」で彼らのデュエットはブレイクすることとなる。

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シングルのみでリリースされたNiccolo` Agliardiとの共演曲以外は、Bianca Atzeiの1stアルバム『Bianco e nero』に収録されている。

Bianca Atzei - Biano e nero


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)