第3部

鎮重カンタウトーレのFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/64歳/Roma出身)が《人生の中で心に秘めていたアルバム》《自身の作品を改めてカヴァーしたアルバム》と表現する2枚組『Vivavoce(意:生きてる声/声、万歳)』(2014)。アルバムタイトルは、同アルバムにも収録された楽曲「Finestre rotte(意:壊れた窓)」の歌詞の内容を要約したもので、“ひとが話している時は、イヤホンを外して聴きなさい”というメッセージだそうだ。ジャケットやブックレット内に描かれた絵やデザインもDe Gregori自身が筆をとっている。チャート最高4位、2014年間アルバムチャートの10位にランクイン。

Francesco De Gregori - Vivavoce

先行シングル「Alice」(オリジナルは1973年発表)は、Ligabue(リガブーエ/55歳/Emilia-Romagna州Correggio出身)との共演で大きな話題となった。

《リガブーエの参加は偶発的なもので、リガの声が加わることで、この古い曲に新しい色彩を添えてくれた。しかもオリジナリティを失わないまま。まるで数日前に彼と共作したような感覚だった》

とDe Gregoriは語っている。

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「La donna cannone(意:大砲女)」(1983)も名曲中の名曲。サーカスや大道芸の“人間ロケット”役の女性に捧げた楽曲。

「Generale(意:将軍)(1978)は、反戦歌と感じ取れる名作。(De Gregoriは平易な言葉で詞を書くものの、直接的な主張などは明言せず、リスナーの感性に委ねる)

ちなみに同曲は、Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ/63歳/Emilia-Romagna州Zocca出身)にもカヴァーされている。大スターのVascoが他者の書いた曲を歌い、好んで歌い継いでいることは特例中の特例と言ってよいだろう。

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「La leva calcistica della classe '68(意:1968年生まれのサッカーの要)」(1982)。

最後に、現時点でアルバム未収録の新曲「Sei mai stata sulla Luna?(意:君は月に行ったことある?)」を。同名の映画(2015年1月公開)の主題歌でもある。

Sei mai stata sulla Luna

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

次回の定例FESTAは、8月22日(土)に通常のFESTA形態で開催予定。

次回のイベントは、7月25日(土)に東京・日伊協会に於いて『第3回「イタリアン・ポップス・セミナー』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52182596.html