第2部

プーリア州出身ラッパーCaparezza(カパレッツァ/42歳/Puglia州Molfetta出身)の6枚目のスタジオ録音アルバム『Museica』(2014)は、世界の芸術作品からインスピレーションを受けて制作されたアルバムで、アルバムタイトルは、 "musica(音楽)"と"museo(美術館)"を掛け合わせた造語で、組み合わせた時に真ん中に位置する"sei"には6作目という意味も持たせている。

Caparezza - Museica

1曲毎にインスピレーションを受けた芸術作品名がブックレットに書かれているが、どれもがいわゆる美しい名作ではない、アブノーマルな世界観を描いた作品である。

「Non me lo posso permettere(意:僕にはそれが許せない)」は、画家フランシス・ベーコン「ルシアン・フロイドの三習作」を主題にした楽曲。同作品は近年、なんと141億円という破格値で落札されている。

Three Studies of Lucian Freud

「E` tardi(意:遅い)」はアメリカ人ラッパーMichael Franti(マイケル・フランティ)と共演し、サルバドール・ダリ作「記憶の固執」を主題にした楽曲。

サルバドール・ダリ作「記憶の固執」

「China Town」は、メロディアスな楽曲で、カジミール・マレーヴィチ作「黒の正方形」をテーマにした楽曲。

カジミール・マレーヴィチ作「黒の正方形」

「Avrai ragione tu [Ritratto](君が正しいだろう [ポートレート])」は、ドミトリー・ヴルーベリ作で、ソ連のブレジネフと東ドイツのホーネッカーがキスをするシーンを描いた「兄弟キス」をテーマにした楽曲。

「兄弟キス」

「Kitaro」は、「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌をそのままサンプリングして使用されているのが我々日本人には衝撃的。

kitaro

ライヴでは鬼太郎と目玉おやじの着ぐるみが登場して盛り上げているようだ。

Caparezzaが2012年にリリースしたライヴアルバム『Esecuzione(意:演奏)』付属のDVDから「La fine di Gaia(ガイアの終わり)」。ここでは公式ヴィデオクリップ映像で。

Caparezza-esecuzione-pubblica

※当サイトでのCaparezzaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/CapaRezza


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)