第3部

ジョー・バルビエリの再来日公演が2015年6月12日に決まった。
詳細→http://piccola-radio-italia.com/archives/52168132.html

Joe Barbieri(ジョー・バルビエリ/42歳/Napoli出身)の新作オリジナルアルバム『Cosmonauta da appartamento(邦題:アパートメントの宇宙飛行士)』(2015)が、世界に先駆けて日本で先行発売されることになった(日本では3/11発売|世界では3/24発売)。しかも日本盤限定のボーナストラックまで収録しており、このボートラ曲が彼にしては珍しいウエスト・コースト風の佳曲なので、ボートラ扱いに留めておくのがもったいないほど希少価値が高い。この日本盤発売は日本のファンにとって大きな・大きなプレゼントだ。世界のファンが羨むほどの日本人ファンに与えられた恩恵をぜひ享受して欲しい。

Joe Barbieri - アパートメントの宇宙飛行士

原題通りの邦題が付けられたように、このアルバムは旅をテーマにしており、アパートの小さな一室から、豊かな想像力で広大な世界を旅するコンセプトで制作されている。イタリア、リオデジャネイロ(ブラジル)、パリ(フランス)、コペンハーゲン(デンマーク)、マドリード(スペイン)と様々な国でレコーディングされており、ブラジルでは著名なバンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダ、スペインではルス・カサルやフラメンコ系歌手ラ・シーカと共演。そしてイタリアの歌手からはPeppe Servillo(ペッペ・セルヴィッロ/Avion Travel)とデュエットしている。

残念ながら、先行発売ということもあり、ネット上には公式PVはおろか、音源すら一切公開されていないので、このレポート内で楽曲そのものをリンクして共有することはできないが、2年振りとなる良質なオリジナル作品集であり、前出のように日本盤はアドヴァンテージが高いので、ぜひとも先行入手して味わってもらいたい。

Festaでは、La Shica(ラ・シーカ)とのデュエット曲「L'arte di meravigliarmi (邦題:驚きのすべ ) 」、Peppe Servillo(ペッペ・セルヴィッロ)とのデュエット曲「Tu sai, io so(邦題:君は知ってる 僕は知ってる)」、ボートラ曲「Dire, fare, baciare(邦題:言って して キスして)」の3曲を紹介した。


そして実は3/18には、Joe BarbieriのCDがもう1枚、日本市場限定で発売される。日本独自編集ベスト盤『休日には隠れ家で(伊題:Rifugio di vancanza)』(2015)だ。

Joe Barbieri - 休日には隠れ家で

実はJoe Barbieriの2004年以降のアルバムは全タイトルの日本盤が発売され、日本限定ベスト盤も発売されたが、日本側のレーベルとの契約が切れて廃盤となってしまっている。日本のレーベルでJoeを担当されていたディレクターが独立して、Joeのレーベルと新たに契約を結び、こうして新作の先行発売と、過去の作品のエッセンスを新たに市場に投入するという運びとなった。コアポート社の尽力に感謝と称賛の言葉を贈りたい。

その日本限定ベスト盤第2弾となる『休日には隠れ家で』から、FESTAでは3曲紹介。

1曲目は彼の代表曲とも言える「Lacrime di coccodrillo(邦題:ワニの涙)」(2009)。このベスト盤にはオリジナルヴァージョンが収録されているが、FESTAでは後に追加発表されたデュエット・ヴァージョンで紹介した。相手は2014年暮れに来日公演を行ったChiara Civello(キアラ・チヴェッロ)だ。

このデュエット・ヴァージョンは現在のところ、JoeのアルバムにもChiaraのアルバムにも収録されていないシングル限定曲だが、日本のiTunesストアでダウンロード販売されているので、ぜひ入手をお奨めする。

※当サイトでのChiara Civelloの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Chiara_Civello

2曲目は「Leggera(邦題:君は軽やか)」(2004)は2010年のライヴDVDで紹介したが、ここでは2012年の初来日公演時の映像で。

3曲目は「見上げてごらん夜の星を」(2012)。アルバム『Respiro(邦題:静かに、息をするように)』(2012)に日本盤限定ボートラとして収録されたこの楽曲は、永六輔といずみたくのコンビで1960年に作られたミュージカル曲で、1963年に坂本九が独唱して大ヒットしたもので、Joeは日本語のまま抜群の発音&歌唱力でカヴァーしている。2011年の東日本大震災で傷ついた日本人のために、Joeが捧げた楽曲で、2012年の初来日公演でも披露された。

※当サイトでのJoe Barbieriの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Joe_Barbieri


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)