第4部

Zucchero(ズッケロ/59歳/Reggio nell'Emilia出身)が、キューバ音楽に捧げたアルバム『La sesio'n cubana(邦題:キューバン・セッションズ)』(2012/日本盤:2013年2月10日発売)をリリースした僅か18日後の2012年12月8日にキューバの首都ハバナで行った歴史的な野外コンサートを収録したライヴ盤『Una rosa blanca(邦題:一輪の白いバラ)』(2013/2CD+DVD)を紹介。(2013年12月15日には2CDの日本盤も発売/Disc2は前作のスタジオ録音盤『La sesio'n cubana』をそのまま収録)

『La sesio'n cubana(邦題:キューバン・セッションズ)』
Zucchero-La-Sesion-Cubana

『Una rosa blanca(邦題:一輪の白いバラ)』
Zucchero - Una rosa blanca

まずはスタジオ録音の新曲「Quale senso abbiamo noi(意:僕らはどんな感覚を持っている)」。ZuccheroとTricarico(トリカリコ)との共作で、先行シングルとなった。付属DVDに公式ヴィデオクリップも収録されている。

メインのライヴ映像の冒頭は、キューバの一般家庭のキッチンから始まり、ハバナのストリートにシーンが移り、やがてコンサート会場にシフトする。アルバムタイトルに掲げた「Una rosa blanca」のポエトリーリーディングでコンサートの幕が上がる。この詩はキューバ独立革命の英雄であり、ラテンアメリカ近代文学の先駆者として崇拝されるJose' Marti`(ホセ・マルティ/1853-1895)の詩から、“白いバラを誠実な友の為に咲かせよう”という部分を引用したもの。

続いてラテン・ロック・バンドMalo(マロ/Santanaの弟、Jorge Santana/ホルヘ・サンタナが率いたバンド)のヒット曲「Nena(邦題:ネーナ/いとしのネナ)」のカヴァー。現地のミュージシャンもたくさん起用し、サウンドも雰囲気も賑やかな見応えあるライヴが始まる。

Zuccheroのオリジナル曲「Un kilo(邦題:1キロ)」に続いて「Cuba libre(意:自由なキューバ/邦題:クバ・リブレ)」

19世紀にキューバで生まれた世界的に有名なポップ・ソング「Guantanamera [Guajira](グァンタナメラ[グアヒラ]/意:グァンタナモの娘)」。いくつもの歌詞が存在するが、前出のJose' Marti`の詩から創出された歌詞が最も有名で、Zuccheroは自身が作ったイタリア語詞で歌っている。

コンサートの後半は、『La sesio'n cubana』には未収録曲のZuccheroの代表曲中心に演奏されている。「Diamante(意:ダイアモンド/邦題:ディアマンテ)」(1989)は、Francesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)やMino Vergnaghi(ミーノ・ヴェルニャーギ/サンレモ1979優勝歴アリ)らと共作した美しい楽曲で、Zuccheroの祖母に捧げられた楽曲。

「Bacco perbacco(意:なんとまあ酒飲み)」(2006)

「X colpa di chi?(邦題:誰のせい?)」(1995)でコンサートはフィナーレを迎える。

※当サイトでのZuccheroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Zucchero


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2014年に達する年齢で表記。

次回のイベントは、6月28日(土)に東京・表参道のベリタリアに於いて『百花繚乱!イタリア音楽 Part 4』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52131636.html

次回の月例FESTAは:7月12日(土)に開催予定。