第4部

サンレモ音楽祭2013で2位に留まったものの、真の優勝曲と囁かれた「La canzone mononota(意:単音の歌)」。楽曲制作、演奏、歌ったのはElio e le Storie Tese(エリオ・エ・レ・ストリエ・テーゼ)。メンバー全員が音楽院でアカデミックな音楽教育を受けており、抜群の音楽センスと演奏テクニックを持ちあわせているものの、イタリアいちのコミックバンドとして活動し続けている彼ら。今回のサンレモにも毎夜異なるコスプレとステージングでしっかり笑いも取った。その凝ったコスプレのメイキング映像で。

多くの歌手がサンレモ会期中にアルバム発売したのに対して、3ヶ月後に発表したアルバムが『L'album biango』(2013)。ビートルズのホワイト・アルバムをリスペクトしつつ、彼らのヒット曲「T.V.U.M.D.B.」の歌詞からアルバムタイトル名が付けられている。同曲はアース・ウインド & ファイアー風のエッセンスで作られているので、バリー・ホワイトの"ホワイト"にも掛けられているなど、多くの伏線、謎解きなどがアルバム中に沢山仕込まれている。

Elio ele Storie Tese - L'album biango

サンレモ2013に持ち込んだもう1曲「Dannati Forever(意:永遠に地獄に落ちたやつら)」は、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」風の楽曲。

サンレモ後にシングル化された「Amore Amorissimo(意:最も愛しい恋人)」は、何故か漁師フランチェスコがクチパクで歌うヴィデオクリップ。

同アルバムにはジャズ・ロック・バンドArea(アレア)に捧げた楽曲が2曲収録されている。「Come gli Area(アレアのように)」は、若死した伝説のヴォーカリストDemetrio Stratos(デメトリオ・ストラトス)のあの特徴的なヴォーカルが曲中に飛び交う楽曲。

また「Reggia[Base per altezza](王宮[高さの基礎])」は現在のアレアのメンバーが演奏している。

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イタリアで毎年5月1日のメイデーに開催される野外コンサート"Concerto del Primo Maggio"だが、2013年、同コンサートに出演した彼らは、まさにこのコンサートにちなんだ楽曲を2曲披露し、同アルバムにも挿入している。

ローマの開催地のことを歌った「A Piazza San Giovanni(サン・ジョヴァンニ広場で)」は、アルバム収録と同じく、ライヴでもEugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ)との共演を披露した。

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「Complesso del Primo Maggio(メイデーのグループ)」は、Eugenio FinardiがEugenio Finardi役で登場する場面が設けられているものの、前曲のようにメインヴォーカルは取っていない。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

次回FESTAは:12月8日(土)にNatale Festaとして、クリスマスモードで開催予定です。