第97回Festaは、19名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて6/8(土)に開催されました。参加者の内訳は男性7名 女性12名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。2013-06FESTA

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

第1部

1970年代にケルト民族音楽を取り入れた異色の世界観でデビューし、民族音楽ブームを巻き起こしたカンタウトーレAngelo Branduardi(アンジェロ・ブランドゥアルディ/63歳/Milano近郊Cuggiono出身)のアルバム『Camminando camminando 2(意:歩きながら 歩きながら 2)』(2012)。1996年のライヴアルバムの続編を意味するアルバムタイトルになっていますが、本作はライヴではなく、1996年以降の傑作選といった趣のアルバム。

AngeloBranduardi-CamminandoCamminando2

新曲「Rataplan(意:ドンドンという音)」も追加されています。

2009年の楽曲「La Tempesta(意:嵐)」

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イタリア初のエスノ・ロックグループTazenda(タゼンダ)の4年ぶりのスタジオアルバム『Ottantotto(意:88)』(2012)。全曲を同バンドのギタリストGino Marielli(ジーノ・マリエッリ)が作詞作曲しています。

tazenda-ottantotto

シングル曲「Mielacrime(意:私の涙)」

伝説的なヴォーカリストAndrea Parodi(アンドレア・パロディ)の死後(2006年)、存続の危機を迎えたTazendaの支援役を買って出た、既に実績のあるミュージシャンBeppe Dettori(ベッペ・デットリ/ヴォーカル)ですが、このアルバムのリリース後に若きヴォーカリストNicola Nite(ニコラ・ニーテ)に交代しています。

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2010年6月にまだ22ヶ月だった愛娘オリヴィアを髄膜炎で失ったカンタウトーレNiccolò Fabi(ニッコロ・ファビ/45歳/Roma出身)を励ますために、彼のアフリカの医療支援プロジェクトのチャリティコンサート"parole di lulu'"が2010年8月30日に開催されています。友情出演したのは、Max Gazzè(マックス・ガッゼ)、Daniele Silvestri(ダニエレ・スィルヴェストリ)、Samuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ)、Cristina Donà(クリスティーナ・ドナ)、Simone Cristicchi(スィモーネ・クリスティッキ)、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Paola Turci(パオラ・トゥルチ)、Alex Britti(アレックス・ブリッティ)、Stefano Di Battista(ステーファノ・ディ・バッティスタ)、Velvet(ヴェルヴェット)、Elisa(エリーザ)、Marina Rei(マリーナ・レイ)、Luca Barbarossa(ルカ・バルバロッサ)、Pier Cortese(ピエール・コルテーゼ)、Paolo Vallesi(パオロ・ヴァッレーズィ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Franco Mussida(フランコ・ムッスィーダ)、Giuliano Sangiorgi(ジゥリァーノ・サンジォルジ)、Manuel Agnelli(マヌエル・アニェッリ)、Mauro Ermanno Giovanardi(マウロ・エルマンノ・ジォヴァナルディ)、Tosca(トスカ)、Malfunk(マルファンク)、Pilar(ピラール)、Alberto Fortis(アルベルト・フォルティス)、Roy Paci(ロイ・パーチ)、Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)、Pacifico(パチフィコ)、Teresa De Sio(テレーザ・デ・スィオ)、Subsonica(スブソニカ)といった面々。

ParoleDiLulu'

上記チャリティディスクはCD+DVDの2枚組ですが、映像はドキュメンタリーになっており、残念ながらコンサートのライヴではありません。CDにはシングルとなったNiccolò FabiとMina(ミーナ/73歳/Busto Arsizio生まれCremona育ち)とのデュエット曲「Parole parole(意:言葉・言葉)」が収録されています。同曲はLulùbellaの愛称で呼ばれていた亡き娘Oliviaが愛した曲だったそうです。

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そのNiccolò Fabiが、やっと失意の底から立ちあがってリリースしたオリジナルスタジオアルバム『ecco』(2012)。この"ecco"は特に会話の中で様々な場面で使われる言葉ですが、この場合は"(ひと段落した時の)よし"に近いニュアンスでしょう。

NiccoloFabi-Ecco

同アルバムのほぼ全曲のスタジオライヴ映像を自身の動画チャネルで公開しているのも特筆するところ。アルバム1曲目の「Una buona idea(意:良い理念)」は、一聴するといつもの彼のメランコリックなスタイルを払拭するかのような明るく前向きのサウンドに聴こえるものの、歌詞がまだまだ痛々しい。全編に"Orfano(孤児)"という言葉を使い、サビの"Mi basterebbe essere padre di una buona idea(僕は良い理念の父親であれば充分なんだが)"が悲痛に聴こえます。

「Lontano da me(意:僕から遠く)」も陽気な曲調ですが、内容は、ただ忘れるためだけにシチリアに旅立つストーリー。サビは"io sto bene quando sto lontano da me(自分から遠ざかる時、僕は元気)"。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。