第2部

第1部に引き続き、2012年のイタリア年間チャートから、未紹介のアルバムをピックアップ。

年間アルバムチャート10位となったのは、Francesco Guccini(フランチェスコ・グッチーニ/73歳/Modena出身)の「L'ultima thule(意:最後の世界の果て)」。

Guccini-L'ultimaThule

8年ぶりのオリジナルアルバムであるものの、このベテランカンタウトーレは同アルバムを最後に音楽活動からの引退を宣言し、今後はもう一つの顔である小説家としてのみ活動していくようです。ちなみにこのアルバムでは、プログレファンにもお馴染みのVince TemperaことVincenzo Tempera(ヴィンチェンツォ・テンペラ)が共同プロデューサー&ピアノ演奏者として参加しています。

音楽活動を終えたため、このアルバム発売に伴ったコンサートやTVライヴは行われず、ヴィデオクリップも制作されていないため、Festaでは、近年のライヴ映像やTV出演映像を重ねて紹介しました。

1曲目は"L'ultima volta(意:最後)"、2曲目は"Il Testamento Di Un Pagliaccio(意:道化師の遺言)"。2曲目はこのアルバムが発売される8年の間にライヴ等で披露されていた楽曲。

※当サイトでのFrancesco Gucciniの紹介記事はコチラ
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年間アルバムチャート5位となったのは、Zucchero(ズッケロ/58歳/Reggio nell'Emilia出身)の「La Sesión Cubana(意:キューバのセッション)」。

Zucchero-La-Sesion-Cubana

スタジオ録音作としては12枚目で、前作から2年のスパンで発売されたアルバムで、タイトル通りキューバで録音。自身の楽曲の再アレンジが6曲、カヴァー曲が4曲。新曲が3曲(うち2曲が自作)と言う構成で、ズッケロは、自身の音楽のルーツがブルーズ、ソウル、ゴスペルであり、このアルバムはニューオリンズからメキシコを経たキューバまでの旅であり、ラテンやキューバのリズムやサウンドにダンスの要素を融合させたもの、と語っています。

"Guantanamera [Guajira](邦題:グアヒラ・グアンタナメラ)"。1928年に作られたメロディにキューバ独立運動の指導者ホセ・マルティ(1853—1895)の詩を載せて作られた世界的にも有名な楽曲で、ズッケロがイタリア語詞を作ってカヴァー。シングル曲となりました。

人気TV番組『Che tempo che fa』出演時の映像で、前出の"Guantanamera [Guajira]"に続いて、"Never is a moment"、"Nena"の3曲を。

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年間アルバムチャート4位となったのは、Jovanotti(ジォヴァノッティ/47歳/Roma出身)の公式ベスト「Backup Il Best 1987 - 2012」(2012)。2枚組、4枚組、7枚+2DVD+USBメモリの3種類が発売されました。

Jovanotti-Backup-2CD

Jovanotti-Backup-4CD

Jovanotti-Backup-DX

その最上位版となる7CD+2DVD+USBは、最新リマスター、ニューテイク、ライヴ版などレア音源などのCDやDVDに加え、Jovanottiの25年に渡る全アルバム(約600曲)をUSBメモリの中に256kbpsのビットレートで収録するという、これを入手するだけでJovanottiの全ての公式音源がコンプリートでき、分厚いブックレットも付属、文字通り『バックアップ』作品となっています。驚きなのは、これが僅か100ユーロ程度で販売されるという超サービス商品となっているところ。

Festaでは新曲の中から"Tensione evolutiva(意:発展的緊張)"。世界的に有名な映画監督Gabriele Muccino(ガブリエレ・ムッチーノ)が監督を務めたクォリティの高い公式ヴィデオクリップで。

さらに同じく新曲の"Terra degli uomini(意:人類の大地)"。Jovanotiのデビューから現在までの画像・映像のコラージュ映像で作成されたヴィデオクリップは、まさにこのベスト盤「Backup」の企画にぴったりのモノと言えるでしょう。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)