第3部

2012年の年間チャート(FIMI)が発表されましたので、アルバムチャートの上位2枚をご紹介。なお、全チャートについては3月創刊に延期となっているイタリア音楽総合情報誌『Musica Vita Italia』にて紹介予定です。

2012年・年間アルバムチャート2位に輝いたのは、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ/50歳/Roma出身)。2012/11/13発売なので、集計期間僅か50日ほどで年間チャート2位に食い込む躍進ぶりで、Eros人気の底力を再認識させてくれました。世界17カ国でも発売され、イタリアではチャート1位、ヨーロッパ諸国で上位、米ラテンチャートでも12位に入り、今回も世界的なヒット作品となりました。

ErosRamazzotti-Noi

前作から3年ぶりとなるスタジオ録音盤ですが、1985年から長らくコンビを組んだ作詞家Adelio Cogliati(アデリオ・コリァーティ)と離れ、1996年から共作者・共同プロデューサーだったClaudio Guidetti(クラウディオ・グイデッティ)とも離れた新体制で制作。数曲を除いて、全歌詞にアルバムタイトルの"Noi"のキーワードを使い、アルバムに統一感を持たせています。

FESTAではまず先行シングルとなった"Un angelo disteso al sole(意:太陽に横たわる天使)"を公式ビデオクリップで。

また同アルバムには今回も多彩なゲストを招いており、FESTAではその中からイタリアの名優Giancarlo Giannini(ジァンカルロ・ジァンニーニ/日本語表記:ジャンカルロ・ジャンニーニ)をフィーチャリングした"Io sono te(意:僕は君)"を。ちなみにスペイン語盤アルバムでは、Andy García(アンディ・ガルシア)を起用しています。

さらにイタリア出身のテノール少年3人グループIl Volo(イル・ヴォーロ)をフィーチャーした"Così(意:このように)"。こちらはメイキング映像。

※当サイトでのIl Voloの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Il_Volo(3_tenori)

他の曲にはラップ・グループのClub Dogo(クラブ・ドーゴ/伊)、元Pussycat Dolls(プッシーキャット・ドールズ) のNicole Scherzinger(ニコール・シャージンガー/米)、愛娘Raffaella Maria(ラッファエッラ・マリア)らとの共演も。

※当サイトでのEros Ramazzottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Eros_Ramazzotti


そして2012年の年間アルバムチャート首位に輝いたのは、Tiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ/33歳/Latina出身)の『L'amore è una cosa semplice(意:愛とは単純なもの)』(2011/11/28発売)

TizianoFerro-L'AmoreE`UnaCosaSemplice

前アルバムが2009年の年間アルバムチャートの首位を獲得しているので、2作品連続で年間アルバムTOPに君臨するという、とんでもない怪物に成長した感のある若手カンタウトーレです。

※当サイトでのTiziano Ferroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tiziano_Ferro

FESTAでは人気TV番組『Che tempo che fa』出演時のライヴ映像で、アルバムタイトル曲"L'amore è una cosa semplice"を紹介しました。

アルバム発売の約1年後となる2012/11/20にはスペシャル・エディションを発表。オリジナルCDに加えて、『L'amore è una cosa SWING(意:愛とはスウィングなもの)』とタイトルが付けられたCDが追加され、自身のヒット曲をスウィング風にアレンジし直した7トラックが収録されています。またCD1には、ボーナス・ヴィデオとして18分に及ぶドキュメンタリー映像『Trama sintetica di una giornata storica(意:ある歴史的日の総合的なプロット)』も封入されています。

Tiziano Ferro - l'amore e una cosa swing

そのスウィングアルバムから、オリジナルアルバムにも収録されていた"TVM(意:君が嫌いだ/訳注:Ti Voglio Maleの省略表現)"のスウィング版をライヴ映像で。

ちなみに同楽曲は前出の"L'amore è una cosa semplice"と共に、イタリア映画『L'amore è imperfetto(意:愛とは不完全なもの)』(2012)の挿入歌に採用されています。

L'amore-e-imperfetto

同アルバムからシングルカットされて大ヒットした楽曲"La differenza tra me e te(意:僕と君の間の違い)"のスウィング版をライヴ映像で。

さらにAndrea Bocelliに書いた楽曲"Per Te (For You)"をスウィングでセルフカヴァーしています。トランペットにはFabrizio Bosso(ファブリツィオ・ボッソ)をフィーチャリングしています。

なおFabrizio Bossoは、2013年に来日公演の計画があります。
5/26 東京・Cotton Club
5/27 東京・Blue Note
5/28 東京・Blue Note

FabrizioBossoJapanTour

楽曲"Per Te (For You)"は、イタリア系アメリカ人のトランペッターChris Botti(クリス・ボッティ)のアルバム『Impressions』(2012/グラミー賞2013ベスト・ポップ・インストゥルメンタル・アルバム受賞)に収められた楽曲で、Chris BottiとDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)の作曲、Tizoano Ferro作詞、演奏Chris Botti、歌唱Andrea Bocelliという面々で録音されたもの。

Chris_Botti-Impressions

また2012年8月にAndrea BocelliがGenova近郊のPortofinoで行ったライヴ映像が、「アンドレア・ボチェッリ〜ポルトフィーノから愛を込めて〜」として、TOHOシネマズの映画館で2013/2/14限定のヴァレンタイン上映が決定しています!

Andrea Bocelli-TOHOCINEMAS


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)