第2部

第1部に引き続き、日本盤特集を。昨2012年に初来日公演を行ったJoe Barbieri(ジョー・バルビエリ/40歳/Napoli出身)が、日本独自編集のベスト盤『二人だけの小さな庭(Microcosmo/意:小宇宙)を2012/12/19に発売しました。

JoeBarbieri-二人だけの小さな庭

15曲入りですが、4曲の未発表曲と1曲の日本未発売のライヴ音源1曲も収録しています。未発表曲のうち1曲が自作曲で、他3曲はカヴァー作品。FESTAでは1960年代にMina(ミーナ)やOrnella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)が歌っていた"Finisce qui(意:ここで終わり/邦題:ここまで) を紹介しました。ライヴ映像で。

他にもJoeが敬愛するカンタウトーレ故・Luigi Tenco(ルイジ・テンコ)の"Ho capito che ti amo(意:僕が君を愛していることが判った/邦題:君への愛に)のカヴァーも収録。

そして日本未発表ライヴ音源"Fai male(意:良くないよ/邦題:君の過ち)"を、FESTAでは最後に日本未発売のライヴDVDで。

※当サイトでのJoe Barbieriの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Joe_Barbieri


来日歴もあるカンタウトリーチェのIrene Grandi(イレーネ・グランディ/44歳/Firenze出身)とJazzピアニストStefano Bollani(ステーファノ・ボッラーニ/日本語表記:ステファノ・ボラーニ/41歳/Milano出身)が組んで、コンビ名をそのままアルバムタイトルに掲げた『Irene Grandi & Stefano Bollani』(2012)。

IreneGrandi+StefanoBollani

ロック系女性歌手として活躍していたIrene Grandiが、43歳の年齢相応の落ち着いた世界観を生き生きと表現しているのが聴きどころで、もちろんStefano Bollaniの緻密な演奏はもちろん、時折聴こえる素朴なヴォーカルも聴き応え十分。

ちなみに元Stefano Bollani夫人であるPetra Magoni(ペトラ・マゴーニ)が、元Avion Travel(アヴィォン・トラヴェル)のコントラバス奏者Ferruccio Spinetti(フェッルッチォ・スピネッティ)と組んだユニットMusica Nuda(ムジカ・ヌーダ)でブレイクした事に呼応するかのように、今回は自身のピアノとIreneの女性ヴォーカルのみを組み合わせた世界を紡ぎ出したことも特筆する処。

アルバム中のほとんどがカヴァー曲で、いくつかの曲は公式映像が制作されているものの、どれもが短めに編集されてしまっているのが残念ですが、基本的に公式映像で紹介しましょう。

最初のシングル曲に選ばれたのは、Niccolò Fabi(ニッコロ・ファビ)のカヴァー曲"Costruire(建設する)"。

2曲目はかつてRita Pavone(リタ・パヴォーネ)が歌った"Viva la pappa col pomodoro(意:トマトまんま、万歳/注:Toscana地方の庶民的なプリモ・ピアット)"。作曲Nino Rota(ニーノ・ロータ)、作詞は後に映画監督として大成するLina Wertmüller(リナ・ウェルトミューラー)。ラジオ出演時の映像で。

"Olhos Nos Olhos(Occhi Negli Occhi/意:目の中の目)"は、ブラジルのシコ・ブアルキ作に2人がイタリア語詞を付けたもの。

"Roda Viva"も同じくシコ・ブアルキ作品。

アルバム中には他にCristina Donà(クリスティーナ・ドナ)、Pino Daniele(ピーノ・ダニエレ)らのイタリア人カンタウトーレ作品やブラジル音楽、Radiohead(レディオヘッド)作品もカヴァーしている。

※当サイトでのIrene Grandiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Irene_Grandi

なおStefano Bollaniは、2013年に来日公演が計画されています。
5/22・名古屋
5/23・京都
5/26・東京

StefanoBollaniJapanTour


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)