第93回Festaは、19名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて2/9(土)に開催されました。参加者の内訳は男性7名 女性12名。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

2013-02Festa

 

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏

 


第1部

Gigliola Cinquetti(ジリオラ・チンクェッティ/現66歳/Verona出身)の国内盤紙ジャケ5枚組Box第2弾が2013年2月末に緊急発売される事となりました!

※発売情報はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52060982.html

GigliolaCinquetti-CDBOX2

当フェスタ第1部では、これを記念してGigliola Cinquetti特集とし、今回発売となる5アルバム作品の中から紹介しました。

フォルクローレ&パルチザン歌集アルバム『Cantando con gli amici(意:友達と歌いながら/邦題:ジリオラ・チンクェッティ高原に歌う)』(1971)より、"La domenica andando alla messa(意:日曜日にミサに行きながら/邦題:日曜はミサに)"。Canzonissima(カンツォニッシマ)1971-72出場曲で、娘の恋を断ち切る為に、両親に修道女にさせられた少女の境遇を歌った歌。オーラ24歳。

同アルバムからエミリア地方の伝承歌"Sciur padrun da li beli braghi bianchi(意:だんなさん、白いきれいなズボンを下さい/邦題:ベリ・ブラーギ・ビアンキ)"。かつて領主の下で小作人たちが働いていた時代の歌で、田舎から出稼ぎにきた娘が初めて里帰りするために、白くてきれいなズボンを雇い主にねだる歌。

同アルバムから3曲目として"La bella Gigogin(美しいジゴジン)"。イタリアでは愛国歌として親しまれている歌ですが、その歌詞は平易な言葉を使っていながら、さっぱり意味が判りません。表面上はジゴジン(注:Teresaの愛称/Piemonte地方限定)という女性の美しさや容姿、その人生、行動などを歌っているかのようですが、その行動が奇妙だったりする訳です。調べて見ると、その歌詞には当時の世相や民衆の想いを隠し込めたものになっており、一種の暗号的な歌詞と言っても良いもののようです。

イタリア統一運動(リソルジメント)の頃の歌で、初代イタリア王となるヴィットリオ・エマヌエレ二世の武勲とオーストリア支配から解放されたい愛国者たちの気持ちを歌詞に刷り込ませていたのです。

歌詞中に繰り返される『一歩前進』という部分は、王の武勲を称えており、『ジゴジンがポレンタを我慢して食べずに病気で蒼白になった』というくだりは、北イタリアで広く愛食されているトウモロコシを主原料とするポレンタが、当時のオーストリアの国旗と同じ黄色であったため、愛国者たちは食べるのを我慢していたがゆえに病気になったという、涙ぐましい愛国者魂を表現しているようです。

フォルクローレ&パルチザン歌集アルバム第2弾『Su e giù per le montagne(意:山々の上と下に/邦題:故郷の山に歌う)』(1972)からは、"Il Povero Soldato(哀れな兵士)を。銃殺される兵士の悲哀を歌った作品で、ここではフランスで大活躍したアメリカ人アーティストJoe Dassin(ジョー・ダッサン)とHenri Salvador(アンリ・サルバドール)との共演シーンで。向かって左がJoe Dassin、右側がHenri Salvador。

イタリア大衆歌集アルバム『...E io le canto così(意:私はこれらの歌をこのように歌う/邦題:チンクェッティ懐しのカンツォーネ・スタンダードを歌う)』(1972)からは、"Camminando sotto la pioggia(意:雨の中を歩きながら/邦題:雨の舗道)"。人気TV番組『Senza rete(意:チャンネル無しで)』出演時の映像で。オーラ25歳。 

19世紀の舞踏曲リショ(Emilia-Romagna州起源)を収めたアルバム『Stasera ballo il liscio(意:私は今夜リショを踊る/邦題:小雨降る径〜ジリオラ・チンクェッティと今宵を)』(1973)から、"Il tango delle capinere(しじゅうからのタンゴ)。Canzonissima1973出場曲。オーラ26歳。

引き続き同アルバムから、ワルツ曲"Tipi Tipitin(ティピ・ティピティン)"。リショが流行した19世紀の雰囲気を再現した映像で。

同アルバムから3曲目で"La spagnola(意:スペイン女/邦題:ラ・スパニョラ)。Canzonissima1973出場曲。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2013年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)