第2部

Edoardo Bennato(エドアルド・ベンナート/63歳/Napoli出身)は、10代から音楽活動を始め、1970年代初頭のメジャーデビューを経て、今日まで精力的に活動を続けるイタリアを代表するカンタウトーレの一人であり、『Rock界の兄貴』的な雰囲気を持つRockスター。

2011年に有名なRomaのライヴスポット『The Place』で行われたライヴを収録したCD&DVDの2枚組「canzoni tour 2011」(2011)は、60歳を超えた今も、相変わらず若々しい風貌で精力的な活動を続けるEdoardoの雄姿を拝むことができます。またそのセットリストは往年のヒット曲中心ではなく、近作のラインナップが多いことも、現在進行形のアーティストであることが証明できるかと思います。

EdoardoBennato-CanzoniTour2011

1曲目に収録されているのは、2011年リリース作品らしく、イタリア統一150周年を記念した作品"Italiani(意:イタリア人たち)"。スタジオ録音の新曲で、イタリアを代表する多ジャンルの人物の写真が次々に現れるスライドショーが効果的に使われています。歌手・俳優・政治家・スポーツ選手などが多々登場します。

さていよいよライヴ本編に入り、"Asia(意:アジア)"(1985)から。Asiaの各地の地名を上げながら、アジアに渦巻く革命・内戦・スパイ活動などの不安要素を歌っています。最後の1行でこう歌われています。

未来のアジアはヒロシマさ。そして平和が訪れるのさ

同じくアジアをテーマにした楽曲で、こちらは近作となる"Un aereo per l'Afghanistan(意:アフガニスタンに向かう飛行機)"(2010)。2001年に端を発し、現在もなお未解決のアフガニスタン紛争をテーマにした社会的なプロテストソング。

そしてデビュー当時に『Uomo orchestra(意:オーケストラ男)』という異名を取った『ひとりパフォーマンス・スタイル』で過去のヒット曲を披露してくれたメドレー。

"Abbi dubbi(意:疑いを持て!)"(1989)〜"Sono solo canzonette(意:それらは単なるカンツォネッタ[小唄]さ)"(1980)〜Il gatto e la volpe(意:猫とキツネ)"(1977)

2曲目は1980年発表したピーターパンをモチーフにしたコンセプトアルバムから、3曲目は1977年発表のピノッキオをテーマにしたコンセプトアルバムからのヒット曲。

このライブはRockバンド編成でのコンサートながら、随所に本物の弦楽カルテットを導入しており、最も効果的に弦楽隊のサウンドを活かした楽曲が"In amore(意:愛の中で)"(2010)

そしてスタジオ録音の公式ヴィデオクリップで"E lei(意:それは彼女)"(2010)

※当サイトでのEdoardo Bennatoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Edoardo_Bennato


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)