第2部

3人のカンタウトーレの2012年新作アルバムを集めた第2部。

1人目のカンタウトーレは、ベテランのPino Daniele(ピーノ・ダニエレ/57歳/Napoli出身)が3月20日に発売したアルバム「La grande madre(偉大な母)」(2012)から。

PINO DANIELE_La Grande Madre

同アルバムの初回生産分は、豪華なブックレット仕様で、4曲ほどは譜面も掲載されています。

第1弾シングル曲"Melodramma(音楽劇メロドランマ)"。Pinoの代表曲のひとつ"Napule è(ナポリは・・・)"を故Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ)と1998年にModenaで共演した際のサウンドをイメージして、新たに作った楽曲であると、アルバムの中で当時の共演写真を掲載して述べています。ちなみにドラムスは世界的に著名なセッションマンSteve Gadd(スティーヴ・ガッド)が務めています。重厚な曲調がらもPinoの粋なギターと高音ヴォーカルがキマッテいる楽曲。

第2弾シングル曲"Niente e come prima(何もかもが最初のようではない)"。ドラムスをこれまた世界的に著名なセッションマンOmar Hakim(オマール・ハキム)が務め、Pino自身がギターに加えベースも演奏して録音しています。PinoらしいJAZZ-FUNK的な楽曲。

同アルバムには、Eric Clapton(エリック・クラプトン)の"Wonderful Tonight"のイタリア語カヴァーも収録しており、ブックレットにはEric ClaptonとPinoのメッセージを掲載しています。また『Save the children』プロジェクトに捧げた英語曲"Searching for the water of life(命の水を探して)"を収録しています。

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2人目のカンタウトーレは、JAZZ系カンタウトーレとして知られるSergio Cammariere(セルジォ・カンマリェーレ/52歳/Calabria州Crotone出身)が3月に発売したアルバム「Sergio Cammariere」(2012)。

sergio cammariere

既に何枚ものソロアルバムに加え、数多くのサントラ盤も手掛けているにも関らず、まるで新人のアルバムのように自身の名前を冠したアルバムをリリースしたのは意外な事でしたが、Sergioは、このアルバムを2011年に亡くなった友人のPepi Morgia(ペピ・モルジァ/照明アーティスト/61歳没)に捧げるとクレジットしており、自身の中にある音楽要素、ジャズからボサノヴァ、サンバからバルカン・リズム、クラシックからワールドミュージックやプログレなどを調和させて綴った作品集であると述べています。

シングル第1弾"Ogni cosa di me(僕のあらゆること)"

2曲目は、ブラジルの音楽家Vinicius De Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス)作品のイタリア語カヴァー"Come è che ti va?[Onde anda você](やぁ、最近どうだい?)"。イタリアを代表するトランペッターFabrizio Bosso(ファブリツィオ・ボッソ)を迎えて録音されています。2008年のPremio Tenco(テンコ賞)のステージ映像で。

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3人目のカンタウトーレは、Cesare Cremonini(チェーザレ・クレモニーニ/32歳/Bologna出身)が5月22日に発売したアルバム「La teoria dei colori(色彩理論)」(2012)から。

Cesare Cremonini-La teoria dei colori

初登場でアルバムチャート2位を記録している通り、若手ながら実力と人気を兼ね備えたアーティストとして一目置かれる存在です。

第1弾シングル曲は"Il comico [Sai che risate](コメディアン[笑っちゃうね])"

シングル第2弾は"Una come te(君のような女性)"。人気TV番組『Quelli che』で2012/9/16に放送されたばかりの映像で。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)