第88回Festaは、19名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて9/22(土)に開催されました。参加者の内訳は男性8名 女性11名(うち、初参加者3名、イタリア人2名)。

目前に粋ヴァージョンでライトアップされた東京スカイツリーを臨む絶好のロケーションで極上の音楽を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

TokyoSkyTree
東京スカイツリー撮影
イタリア人俳優・ライター John Kaminari氏
http://www.f-w.co.jp/ex-art/john_kaminari.html

 

Tutti insieme
集合写真撮影
るりら こと 版画家・橋本尚美氏

 


第1部

第1部はいつもと趣向を少しだけ変えて、最近話題のトピックスのお知らせ、題してNovitaコーナー。

まずは2012年ロンドン・パラリンピックで、銅メダルを獲得した盲目のイタリア人歌手Annalisa Minetti(アンナリーザ・ミネッティ/36歳/Milano近郊Rho出身)から。

Annalisaは、歌手活動と並行して2001年からアスリート界に入り、この度パラリンピックの陸上1500m走(伴走者付きT12部門)で、銅メダルを獲得する快挙を達成しました。

AnnalisaMinetti-MedagliaBronzo2012

ティーンエイジャーの頃からピアノバールで歌っていたAnnalisa Minettiは、1995年(19歳時)にCDデビュー。1997年(21歳時)には出身州のMiss Lombardiaとなり、全国大会となるMiss Italiaに出場、最終選考に残り、Miss Azira Ragazza in Gambissime(最大努力の女子)賞を受賞しました。

annalisa-minetti-miss-italia

そして翌1998年(22歳時)のサンレモ音楽祭の新人部門に出場し、部門優勝しただけに留まらず、総合優勝まで勝ち取ってしまうという、サンレモ史上初の快挙を達成しました。(新人部門上位者が本選に参加、という同年の特別ルールの恩恵もありますが)。

AnnalisaMinettiVinceSanremo1998

Annalisa Minetti / "Senza te o con te(あなたなしで、もしくはあなたと共に)" a Sanremo 1998

※当サイトでのAnnalisa Minettiの紹介記事はコチラ
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余談ですが、1990年代のサンレモ音楽祭は、3人の重要な盲目の歌手を誕生させています。Aleandro Baldi(アレアンドロ・バルディ/1992年新人部門優勝、1994年総合優勝)、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/1994年新人部門優勝、1995年総合4位)、そしてAnnalisa Minetti(アンナリーザ・ミネッティ/1998年総合優勝、2005年Classici部門優勝)。ちなみに1994年は、総合部門優勝がAleandro Baldi、新人部門優勝がAndrea Bocelliと、両部門の優勝者が盲目で、奇しくもイニシャルが同じA.B.という偶然!

さて前出の通り、Annalisa Minettiは2005年のサンレモ音楽祭にも出場し、カンタウトーレToto Cutugno(トト・クトゥーニョ/当時62歳・現69歳/Toscana州Massa-Carrara県出身)とのペアで出場し、Classic部門優勝に輝いています。(同年のサンレモは従来と異なる部門を創設していました、Uomini/男性部門、Donne/女性部門、Gruppi/グループ部門、Classic/ベテラン部門、Giovani/新人部門)

AnnalisaMinetti-TotoCutugno-SR2005

Toto Cutugno e Annalisa Minetti / "Come noi nessuno al mondo(僕らのような人は世界に誰もいない)"

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Annalisaは2002年(26歳時)に、サッカー選手Gennaro Esposito(ジェンナーロ・エスポズィト/現・Perugia所属)と結婚し、2008年(32歳時)には息子Fabioを出産しています。

多彩な才能と魅力を発揮し続けるAnnalisa Minettiに大きな拍手を送りましょう。


そしてLaura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/38歳/Faenza生まれ)が9月15日に突然発表したのは、ご懐妊のニュース!

Laura Pausini Incinta 2012

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お相手は2005年からLauraのバンドにギタリストとして加わり、今では彼女のプロデュースも務めているPaolo Carta(パオロ・カルタ/48歳/Roma出身)。

PaoloCarta-LauraPausini

この2人のパフォーマンスが素晴らしく収められた近年のライヴ映像から、"Le cose che vivi"。向かってLauraの右に立ち、最初のギターソロを弾くのがPaolo Carta。DVD「Laura Live World tour 09」(2009)から。

Paolo Cartaは、ギタリストとしてキャリアをスタートさせ、1986年(22歳時)にはBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)にもギタリストとして1年ほど在籍しています。

やがてカンタウトーレとしての活動を始め、1997年(33歳時)のサンレモ音楽祭新人部門にも出場しています。

作曲家としてもこれまで、Adriano Celentano(アドリァーノ・チェレンターノ)、Eros Ramazzotti(エロス・ラマッツォッティ)、Alexia(アレクスィア)、Fabio Concato(ファビオ・コンカート)、Riccardo Cocciante(リッカルド・コッチャンテ)、Max Pezzali(マックス・ペッツァーリ)、Gianni Morandi(ジァンニ・モランディ)らに楽曲を提供しています。

彼が書いた楽曲の中で今まで最もブレイクしたのは、2009年サンレモ音楽祭に出場したMarco Carta(マルコ・カルタ/当時24歳・現27歳/Cagliari出身)の為に書いた"La forza mia(僕の力)"で、総合優勝を勝ち取る快挙となります。(ちなみに2人は同姓ですが、血縁関係はないそうです)ここでは公式ヴィデオクリップで。

marco_carta_2009

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また近年、Paolo CartaはLaura Pausiniにも積極的に楽曲を提供しており、Lauraの近作「Inedito」(2011)にも多数の曲を書いています。Lauraとの共作で同アルバムのシングル第1弾となった"Benvenuto(ようこそ)"。公式ヴィデオクリップで。

同アルバムから第4弾シングルとなった"Mi tengo(じっとこらえているわ)"。公式ヴィデオクリップで。


そしてこの9月FESTA当日の2012年9月22日、イタリアでは歴史的なチャリティイヴェント『Italia Loves Emilia』が開催されることとなりました。同年5月20日と29日の2度に渡ってイタリア・エミリア地方を揺るがした大地震からの復興を目指し、14ものイタリアのビッグアーティストが一堂に会する夢の共演。

ItaliaLovesEmilia+14Artisti

出演者は、Biagio Antonacci(ビァジォ・アントナッチ)、Claudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ)、Elisa(エリーザ)、Tiziano Ferro(ティツィァーノ・フェッロ)、Giorgia(ジォルジァ)、Jovanotti(ジォヴァノッティ)、Ligabue(リガブエ)、Litfiba(リトフィバ)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)、Negramaro(ネグラマーロ)、Nomadi(ノーマディ)、Renato Zero(レナート・ゼロ)、Zucchero(ズッケロ)の13組で、出演予定だったLaura Pausiniは、前出の通り、会期1週間前に妊娠を発表し、ドクターストップがかかっているとのことで出演を断念しています。

会場となったのはEmilia州の飛行場Campovoloで、当初は10万人の集客を目指していましたが、最終的に15万超のチケットを販売してSold Outとしています。同会場では過去、Ligabueが2005年9月10日に18万人、2回目の2011年7月16日は安全面を考慮して11万人に抑えたコンサートを行っておりますので、15万超の集客はギリギリのラインだったのでしょう。

20時から4時間かけて行われて、無事大成功となったコンサートの模様は、早くも11月にCD/DVDとして発売予定という、イタリアにしては超ハイスピードで作業が行われるようです。

以下は、会期翌日のNews番組での速報映像。


そして日本では、イタリア音楽専門誌「Musica Vita Italia(ムズィカ・ヴィータ・イタリア)」の2013年1月創刊が発表されました。

MusicaVita

カンツォーネ、イタリアン・ポップス、イタリアン・ロック(プログレ)など、イタリア音楽のみにスポットを当てた定期刊行誌で、音楽プロデューサーの片山伸氏が発行人、我がPiccola RADIO-ITALIA主宰のYoshioAntonioが編集人という体制で取り組みます。詳細は今後、以下で順次発表して参ります。ご期待ください!

http://www.musicavitaitalia.com/(公式サイト)
http://www.facebook.com/musicavitaitalia(公式facebookページ)
http://twitter.com/MusicaVita_jp(公式Twitter)
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=280158(mixiページ)


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)