第3部

第2部に引き続き、サンレモ音楽祭2012出場者の中から、まだ当FESTAで紹介していなかったアルバムを。

Gigi D'Alessio(ジジ・ダレッスィォ/45歳/Napoli出身)は、Loredana Berté(ロレダーナ・ベルテ/62歳/Calabria州Bagnara Calabra出身)と組んで、Vincenzo D'Agostinoと共作した楽曲"Respirare(息をする)"で出場し、最終ファイナリストに次ぐ総合4位という成績を残しました。出場曲の中で最も耳残りするサビを持った、ノリの良い楽曲だったかと思います。同曲はヒットチャートで最高11位というセールスを残しました。

そのアーティスト人生の中でいつもエキセントリックなオーラを発し続けるLoredanaは、今回も『60歳過ぎてもゴスロリOK!?』 という雄姿を見せ付けてくれました!

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また、亡き姉Mia Martini(ミア・マルティーニ/1947-1995/47歳没/Calabria州Bagnara Calabra出身)の栄誉を称えた『Premio Mia Martini(ミア・マルティーニ賞/批評家賞)』が設けられているサンレモ音楽祭に出場することは、Loredana本人にとっても、イタリア社会に取っても意義があり、話題性も充分だったようです。

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そして、その期待に応えるかのように、第3夜の特別企画『Viva l'Italia nel Mondo(世界の中のイタリア万歳)』(イタリア国外でもヒットしたイタリアの歌を披露する企画)において、生前のMia Martiniが1989年のサンレモ音楽祭で歌い、当時の批評家賞を獲得した名高い名曲"Almeno tu nell'universo(宇宙の中で少なくともあなたは)"を披露してくれました。出場パートナーのGigi D'Alessioに加えて、アメリカからネオ・ソウルの女王の異名を取るMacy Gray(メイシー・グレイ)を招いての共演で、Macy Grayは英語版"Flame(炎)"の英語詞で歌っています。

同曲は1972年に故Bruno Lauzi(ブルーノ・ラウツィ/1937-2006/69歳没/アフリカ・エリトリア国Asmara生まれ)とMaurizio Fabrizio(マウリツィオ・ファブリツィオ/60歳/Milano出身)によって書かれたものの、当時の時代を先行し過ぎているという理由で、17年間も引き出しの中で熟成されたのち、ようやく1989年に披露されたという曰く付きの楽曲。

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Gigi D'Alessioは、前出のサンレモ2012出場曲"Respirare"を収めたフルオリジナルアルバム「Chiaro(明らかな)」(2012)をリリースし、アルバムチャートで最高4位まで登るヒットを記録しました。

GigiD'Alessio-Chiaro

シングル第2弾に選ばれた楽曲は、アルバムタイトル曲"Chiaro"。ちょっとした映画仕立ての公式ヴィデオクリップで。曲が終わった瞬間にビックリさせられるシーンがあるので、気を抜かずにご覧ください。

シングル第3弾は"Sono solo fatti miei(単なる個人的なことさ)"。Gigiらしいメローな歌のエッセンスが詰まった良質な楽曲に仕上がっています。公式ヴィデオクリップで。

同アルバムには、Gigiがこの4年間封印していたナポリ弁の楽曲が2曲収められていることも追記しておきます。

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8月FESTA第3部で紹介する2人目のサンレモ音楽祭2012出場者は、Samuele Bersani(サムエレ・ベルサーニ/42歳/Rimini出身)。

"Un pallone(球)"という、不思議な雰囲気の自作曲で出場し、栄誉ある『Premio Mia Martini(ミア・マルティーニ賞/批評家賞)』を獲得しました。

同曲を公式ヴィデオクリップで。ヒットチャートでは最高25位に留まる結果となりました。

このサンレモ2012出場曲に加えて、未発表曲1曲と過去の自身の作品26曲の全28曲を収めた2CDアルバム「Psyco - 20 anni di canzoni(精神分析 - 歌の20年)」(2012)をリリース。そのサブタイトルが示すように、自身のデビュー20周年記念作品として、Special版は厚手の紙質48ページの豪華なブックレット仕様となっています。アートプロデュースをSamuele自身が努め、エグゼクティヴ・プロデューサーにGianni Maroccolo(ジァンニ・マロッコロ)を迎えています。アルバムチャートでは最高17位。

SamueleBersani-Psyco-20anniDiCanzoni

アルバムタイトル曲であり、未発表曲の"Psyco(精神分析)"は、第2弾シングル曲。公式ヴィデオクリップで。

8月FESTA会場ではさらに、人気TV番組『Che tempo che fa』出場時の映像で、"Un periodo pieno di sorprese(驚き一杯の時期)"(2009年作品)をご紹介しましたが、ネット上では同映像は既に削除されているようですので、ここでは公式ヴィデオクリップで。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2012年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)