2012年6月24日(日)、〜イタリアの音楽を、知る・聴く・観る!〜『イタリア音楽&イタリアンブランチ』と題した音楽イベントを、日伊文化交流サロン アッティコにて開催いたしました。

今回は第2回目となる『1970年以前のナポリカンツォーネを知ろう!』がテーマでした。(午前・午後の2ステージ制)

※第1回目『1980年代〜現代のイタリアンポップスを知ろう!』のレポートはコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/52017503.html

イタリア料理や飲み物もAtticoさん側で用意していただき、アッティコさんの社名の由来となったAttico(ルーフバルコニー)にフードコーナーを据えた開放的なイベントとなり、お陰さまで午前・午後とも、ほぼ満席の多数の方にご参加いただき、盛況となりましたことを感謝申し上げます。

まず最初に私、Piccola RADIO-ITALIAのYoshioAntonioから、そもそも『ナポリカンツォーネ』とは何ぞや?を解説いたしました。

イタリア半島やそれを取り巻く世界の歴史の流れの中で、ナポリカンツォーネがどのように育まれて来たのかを、僅か30分足らずの時間の中で言及するのは大変でしたが、なるほどー、と思ってくれた方も多かったようです。

要約しますと:

ナポリカンツォーネこと、Canzone Napoletana(カンツォーネ・ナポレターナ)とは、『ナポリの歌』。すなわち『ナポリ語(ナポリ方言)で歌われる歌』であり、古代ローマに端を発したと推定される世界最古の音楽のひとつ。(現存する楽譜は13世紀のもの)

16世紀に黄金時代、19世紀に最盛期を迎え、1950年代までイタリアPOPSの主力として広く親しまれる。

1960年代以降はイタリア語標準語の歌に主流を奪われるも、その後も独自の進化を続け、現在もなお、新たなスターや新たな楽曲が生み出され続けている。

という内容を、図や音楽の実例を交えて解説いたしました。

その後、当日の目玉となる青木純さんの生ライヴへと橋渡しをいたしました。

青木純さんは、イタリア国家から『騎士(cavaliere)』を受勲された方で、ギターを弾きながら地声で歌う正調ナポレターナのスタイルを得意とされていらっしゃいます。MarioMaglione+AokiJun

現代のナポリで正調ナポレターナの継承者であると評価されているMario Maglione(マリオ・マリォーネ)氏と共演した際に、Maglione氏から大絶賛されたというエピソードも持っていらっしゃいます。

※当サイトでのMario Maglioneの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Mario_Maglione

そして当日は、地中海のレモンの色を彷彿するような衣装で登場され、一瞬で聴衆の心を掴んでしまわれました。

AokiJun

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【演奏曲目】
1.Funiculi Funicula(フニクリ・フニクラ)
2.Luna nova(新月)
3.Santa Lucia luntana(はるかなるサンタルチア)
4.Fenesta vascia(低い窓)
5.Raziella(ラツィエッラ)
6.'A sunnambula(夢遊病の娘)
7.Che t'aggia di'(何と言ったら・・・)
8.'A tazza 'e café(一杯のコーヒー)
9.Core 'ngrato(カタリ カタリ)
10.'O surdato 'nnammurato(恋する兵士)
11.Torna a Surriento(帰れソレントへ)

以上の11曲ほど歌ってくださいました。ここではライヴ動画で2曲ほどピックアップしてご紹介いたします。

'A tazza 'e Cafè(一杯のコーヒー)

'O surdato 'nnammurato(恋する兵士)

※青木純さんによるライヴレポートはこちら
http://goloso204.exblog.jp/16139335/