img1762011年11月19日(土)、「イタリアンPOPS講座」と題した音楽コーナーを、東京ガス・新宿ショールームにて開催いたしました。

東京ガス・新宿ショールーム主催のイベント『秋のイタリア収穫祭』(2011年11月19日・20日開催)の中の【イタリアを知るための4つのお話】のひとつとして、入場無料、全席自由席で行われました。

悪天候の中にも関らず、お陰さまで多数の方にご参加いただき、盛況となりましたことを感謝申し上げます。

東京ガスさん主催イベントの一環ということもあり、当方で想定したテーマは『キッチンで思わず口ずさみたくなるイタリアPOPS』。

筆者が実際にキッチンで鼻歌を歌いながら料理をしている楽曲を中心に、音と映像でご紹介いたしました。いわば実践済み曲集コーナー。

わずか小一時間の持ち時間でしたので、ギュッと凝縮した内容にならざるを得ませんでしたが、11曲をかけることができました。

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同会場で直前にナポレターナの生ライヴステージを披露してくれた青木純さんがMCで語っていらした;

『日本で聴かれているイタリア音楽はガラパゴス状態である。
実際にイタリアで親しまれている音楽をもっと知ってもらいたい』

を偶然にも引き継ぐように、日本でイタリアPOPSが一般にあまり聴かれることが無くなった1990年代以降のヒット曲をラインナップしました。

この記事では、同イベントコーナー用に選曲した楽曲についてレポートいたします。


イタリアンPOPS講座の口火を切ったのは、Nina Zilli(ニーナ・ズィッリ/28歳?/Piacenza出身)の"50 mila(5万)"。

2011年の日本で大ヒットロングラン上映中の映画『Mine Vaganti(浮遊機雷→地に足のつかない人々/邦題:あしたのパスタはアルデンテ)』(2010)の主題歌に抜擢された超話題作。

※映画情報はこちら:
http://piccola-radio-italia.com/archives/51930430.html

映画ではNina Zilliのソロヴァージョンが採用されていますが、同曲のオリジナルヴァージョンでは、『The King』の異名を取るイタリアファンク界のスター、Giuliano Palma(ジゥリアーノ・パルマ/元Casino Royale/46歳/Milano出身)とデュエットしています。

※当サイトでのNina Zilliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nina_Zilli

※当サイトでのGiuliano Palmaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Giuliano_Palma


2曲目は、Jovanotti(ジョヴァノッティ/現45歳/Roma出身)の"Bella(美女)"。イタリアRapの父と称されるJovanottiが1997年、31歳の時に放ったPOPS調のヒット曲。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


3曲目は、Alex Britti(アレックス・ブリッティ/現43歳/Roma出身)の"Una Su 1.000.000(100万人に一人の女性)"。

プロギタリストからソロ歌手に転向したAlex Brittiが2001年、33歳時に放ったヒット曲で、男の子と女の子の間に芽生えた小さな恋の行方を暖かい視点で辿った小粋なvideoclipは、いつ見ても心が穏やかになりますね。

※当サイトでのAlex Brittiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alex_Britti


4曲目はすっかり世界的なイタリア女性歌手に成長したLaura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/現37歳/Faenza出身)の"Gente(人々)"。

1994年、当時20歳だったLauraが発表した、伸びやかな楽曲で、子供たちや、多様な人種が集まった草原を舞台にした公式videoclipも印象的な楽曲。

※当サイトでのLaura Pausiniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Laura_Pausini


5曲目は、Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ/68歳/Bologna出身)の"Attenti al lupo(オオカミに気を付けろ)"。1990年、当時47歳だったLucio Dallaが歌ったこの楽曲は、愛弟子RON(ロン)のペンになるもので、イタリアでは絵本にもなっています。

Attenti al lupo (libro illustrato di Gallucci)

歌の内容は、赤ずきんちゃんとは関係なく、ごく普通のひとりの男の子とひとりの女の子の間に育まれた愛を歌っています。多くは望まず、ささやかな幸せだけを願う2人に、ちょっかいを出して、いたずらするオオカミさんはだぁーれ? といった物語。

2011年の日本でのオオカミさんとは、さしずめ原発かもしれませんね。

イタリア国家より勲章も受けた重鎮歌手でもあるLucio Dallaですが、公式videoclipの中では、単なる能天気に踊って歌う可愛いオジサマ。

※当サイトでのLucio Dallaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Lucio_Dalla


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)