その3はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51967724.html


第4部

結成20周年を迎えたバンドRidillo(リディッロ/意:もう一度言って/1991年Reggio Emiliaで結成)。

デビュー以来、軽快なファンク、ソウル路線で、思わずリスナーが身体を揺さぶる楽しみを与え続けてくれた彼らが、デビュー20周年を記念してリリースしたアルバムが「PLAYBOYS」(2011)

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※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。
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こちらは20周年を記念して制作されたビデオストーリー

映像の中に頻繁に日本の映像や日本人が登場する通り、彼らは1992年にYamaha Music Quest出場のために来日しており、なんと2位に輝く実績を収めています。

デビューの翌年のことでしたので、日本のコンテストでの優秀な成績を持ってイタリア本国に凱旋できたことが、彼らの歴史に大きな拍車をかけたことを物語っていると思います。

また、オリジナルバンドとしての活動と並行して、TV番組のテーマ曲を手掛けたり、他のミュージシャンのサポートバンドを務めたりとで着実に実力を磨いて来たRidillo。特にイタリアの国民的スターGianni Morandi(ジァンニ・モランディ)のロングツアーに同行してバックバンドを務めていたことは有名です。

さて、ではデビュー20周年記念アルバム「PLAYBOYS」(2011)の冒頭に収められた5曲を、オムニバス形式で制作されたvideoclipをご紹介しましょう。まるで映画のようなテイストの秀逸な作品です。

流れる楽曲は以下の通り

1.Sempre il Solito [anche Ken](いつもいつもの[ケンも])
2.Un segreto(秘密)
3.Non è normale [It's not unusual](普通の事じゃない/Tom Jonesのカヴァー曲)
4.Indispensabile(不可欠なもの)
5.More amore(愛に従って)

さらに彼らのヒット曲のひとつ"Mangio amore(愛を食べる)"(1998年作品)をTVライヴ映像で。

そしてここで日本のリスナーへの最高のプレゼントが!

Ridilloの顔となるヴォーカリストであり、ほとんどの楽曲を手掛けるソングライターでもあるBengi(ベンジ)ことDaniele Benati(ダニエレ・ベナーティ/46歳)から、ヴィデオメッセージが届いていたのです。

[見どころ]
・Bengi自身がバンド名の意味を日本語で語ってくれるところ
・1998年のヒット曲"Mangio amore"と新曲"Sempre il Solito [anche Ken]"の2曲も弾き語りしてくれるところ
・イタリア人らしく、HがKの発音となり、"ヤマハ"が"ヤマカ"となるところはご愛敬。
・来日年度を1991年と言い間違えているのもご愛敬(本当は1992年)
※日本語字幕は筆者が追加しました。

さて、上記オムニバスvideoclipに収められていた楽曲の中から、現時点でフルヴァージョンのvideoclipが公開されている2曲をご紹介しましょう。

Un segreto(秘密)[la versione Soul(ソウル・ヴァージョン)]

Non è normale [It's not unusual](普通の事じゃない/Tom Jonesのカヴァー曲)

そして、当FESTAの最後に参加者で映した集合写真は、もちろんアルバム「PLAYBOYS」を意識したピースマークで。

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上記のヴィデオメッセージを頂く際に、Bengiから興味深い事実を教えていただきました。

彼はもう長年日本の音楽レーベル『ランブリング・レコーズ』とコラボをしていて、Benaski(ベナスキ)とか、Bengi Jumping(ベンジ・ジャンピング)の名前で、ラウンジ系の楽曲をリリースしているとのこと。

筆者が調査したところ、自らが英語で歌う楽曲の場合はBengi Jumping名義で、他の歌手に歌わせ自らはサウンドクリエイターに注力する場合はBenaski名義を使い分けている感じでしょうか。

FESTAではBengi Jumping名義でリリースされているアルバム「Charme and Shake!」(2008)より、英語曲"Ice Cream Pusher(アイスクリーム売り)"を公式videoclipでご覧いただきました。

※Bengi Jumping名義のアルバムはHMVジャパンで入手可能です。

※Benaski名義の楽曲はオムニバスアルバムに収録されており、以下のショップで入手可能です。

Amazonジャパン

iTunesストア・ジャパン
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当フェスタは、イタリアPOPSを追及していますので、FESTAのオオトリはやはりイタリア語曲で締めたいと、選んだ楽曲は、イタリアで人気のDJ・Robert Passera(ロバート・パッセラ)のアルバム「Gringo On the Rocks」(2010)に収められた"Vipera VIP(意地悪なVIP)"。

Robert Passera feat. Bengi名義の楽曲ですが、全パートをBengiがイタリア語で歌っているのが心地良いですね。

ダンスガールの衣装が日本の女子高生風なのは、やはり日本市場を意識した演出なんでしょうか??

※日本のiTunesストアでダウンロード購入可能です。

Bengiのように、日本市場向けにダンス系音楽を制作しているイタリア人は多く、ユーロビート系音楽の大半はイタリア人ミュージシャンが英名でリリースしている事実があります。

イタリア語で歌われるイタリアのPOPSは、日本でスポットが当たることは稀ですが、イタリア人が手掛けるダンス音楽は、多くの日本人の若年層が耳にしているのかもしれません。

Bengiのように、ダンス系音楽に軸足を置きながらも、Ridilloとしてイタリア語曲をしっかり追及してくれる活動を、イタリアPOPSファンとしてぜひ応援して行きたいと思います!


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

次回11月FESTAは、11月12日(土)の開催予定です。

また、その1週間後の11月19日(土)には、某企業のイタリアフェスタの音楽コーナー@新宿を開催します。

※公式発表を待ってから、正式にご案内ページを設けますので、詳細はしばらくお待ちください。