第75回Festaは、18名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて8/6(土)に開催されました。参加者の内訳は男性10名 女性8名(うち、初参加者3名)。

IMG_8390まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

集合写真撮影
POP!ITALIANO
kazuma氏
http://musica.itreni.net/


第1部

8月FESTAのオープニングはいつもと趣向を変えて、昔からイタリアで親しまれ続けている夏の歌をピックアップしてご紹介しました。名付けて『Estate Special(夏特集)』コーナー。

#もっとも代表的なイタリアの夏をイメージする楽曲は、出版社シーライト パブリッシングさんのWebコラム04.イタリアの夏とPOPSに書きましたので、そちらもご覧ください。

まずは1960年代より、数多の歌手に歌われ続けているBruno Martino(ブルーノ・マルティ−ノ/1925-2000/74歳没/Roma出身)作曲、Bruno Brighetti(ブルーノ・ブリゲッティ)作詞の"Estate(夏)"。当初の原題は"Odio l'estate(私は夏が嫌い)"で、夏の日の恋とその破局の心境をしんみりと綴った楽曲。

Jazzピアニストとしてヨーロッパ中のナイトクラブを舞台に活躍したBruno Martinoは、ある日のステージでたまたま歌手がステージを降りてしまったため、自身で歌って穴をふさいだ事で歌手としても活躍するようになったという異色の経歴を持つアーティスト。 『Principe dei nights(ナイトクラブの王子様)』という異名で親しまれました。

1960年に発表した楽曲"Estate"は、作曲者のBruno Martino(ブルーノ・マルティーノ)自身の他、Milva(ミルヴァ/現72歳/当時21歳/Goro出身)やJimmy Fontana(ジミー・フォンタナ)などが歌いましたが、当時のイタリアではおよそヒットしたとは言い難い評価に甘んじました。

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ボサノヴァ創始者の一人として名高いブラジルのJoao Gilberto(ジョアン・ジルベルト)が、1977年になってイタリア語歌詞のままカヴァーしたことをきっかけに世界的に知られる事となり、以来、Bossa Novaのジャンルではイタリア語で歌う事が慣例になっており、Jazzの世界では英語詩で歌われることが多いという、すっかり世界的なスタンダードナンバーとなっています。

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イタリアではその世界的な人気を逆輸入する形で定着し、Mina(ミーナ)、Mia Martini(ミア・マルティーニ)、Ornella Vanoni(オルネッラ・ヴァノーニ)、Vinicio Capossela(ヴィニーチォ・カポッセラ)、La Crus(ラ・クルス)、Irene Grandi(イレーネ・グランディ)、Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)、Sergio Cammariere(セルジォ・カンマリエーレ)、Stefano Bollani(ステ−ファノ・ボッラーニ)、Giusy Ferreri(ジゥズィ・フェッレーリ)らがこぞって自身のレパートリーに取り上げています。


『Estate Special』の2曲目は、1963年にSergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ/1933-2005/72歳没/Croazia国Pola生まれ)が書いて歌った"Era d'estate(夏だった)。この曲もまた過ぎ去った夏の恋を忍ぶような、しんみりとした楽曲。

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最近では、2008年に巨匠Franco Battiato(フランコ・バッティアート/66歳/Catania近郊出身)もカヴァーしています。

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Franco Battiatoが出ましたので、ここでBattiatoがプロデュースした夏のヒット曲を。 Giuni Russo(ジウニ・ルッソ/1951-2004/53歳没/Palermo出身)が1982年に歌った"Un' Estate Al Mare(ある夏 海へ)"。

1980年代に青春時代を過ごした年齢層のイタリア人が夏をイメージさせる歌として挙げることの多い楽曲です。

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2008年にはこの楽曲にインスピレーションを受けた同名の映画も制作されています。


そして1970年代にフランスのMichel Fugain(ミシェル・フュガン)が書いて歌った"Une belle histoire(ある美しい物語/邦題:愛の歴史)"は、世界中のそれぞれの言語でカヴァーされて大ヒット。

日本ではコーラスグループのサーカスが"Mr.サマータイム"のタイトルで日本語でカヴァーして、1978年に大ヒット。

イタリアでは"Il Maestro(巨匠)"の異名を取るカンタウトーレ・Franco Califano(フランコ・カリファノ/73歳)がイタリア語詞を付けて、"Un'estate fa(ひと夏前)"というタイトルでリリースされ、Franco Califano自身が歌った他、Mina(ミーナ)、Homo Sapiens(オモ・サピエンス/ホモ・サピエンス)、Delta V(デルタ・ヴー)らにカヴァーされています。

最近では2008年にPago(パーゴ/40歳/Cagliari近郊出身)がFranco Califanoをフィーチュアリングしたヴァージョンでカヴァーしています。

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オリジナルのMichel FugainがイタリアのCaterina Caselli(カテリーナ・カセッリ)とデュエットした貴重な映像も。


そして1987年にMango(マンゴ/現57歳/当時33歳/Potenza近郊出身)がヒットさせた夏の歌が"Bella D'Estate(夏の美女)"。

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2006年になって突然シーンに現れ、"Domenica d'estate(夏の日曜日)"をスマッシュヒットさせたのがカンタウトーレのSeba(セバ/Sicilia州Catania出身)。子供にも好かれる楽しさの溢れる楽曲で、まずはアニメ仕立ての公式videoclipで。

そしてFestival出演時のライヴ映像で。

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『Estate Special』最後の楽曲は、現代の人気Rockバンド・Negramaro(ネグラマーロ)の"Estate(夏)"。2005年に発表されたこの楽曲は、空前の大ヒットを記録し、Negramaro自身の出世作になっただけでなく、ここ5年ぐらいですっかり夏の定番ヒット曲として定着しています。

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)