その3はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51921255.html


第2部(後半)/13:15-14:30 イタリア最新ヒット曲コーナー 


いよいよイタリア最新アルバムチャートのベスト5の紹介に突入です。

アルバムチャート第5位は、Noemi(ノエミ/29歳/Roma出身)の「RossoNoemi(赤毛ノエミ)」(2011)。

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民放Mediasetの大人気TV番組『Amici』に対抗して、国営放送RAIが放送しているタレント発掘TV番組『X Factor』の第2シーズン(2008年)に参加して、最終戦で落選してしまったものの、番組の同期参加者の中で現在のところ最も人気面とセールス面で成功を収めているのがこのNoemiです。

映画『Femmine contro Maschi(男たちと対立する女たち)』(2011)のサントラにも採用された楽曲が"Vuoto a perdere(返却不要の空ビン)"

※当サイトでのNoemiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Noemi


アルバムチャート第4位は、Subsonica(スブソニカ)の「Eden(エデン)」(2011)。

Subsonica_Eden

Subsonicaは1996年にTorinoで結成されたロックバンドで、イタリアでは20代〜30代の青年層に絶大な人気を誇っています。2002年5月には、第25回大阪国際見本市(インテックス)のイベントステージ出演で来日も果たしています。

今回ご紹介するのは、第2弾シングル曲"Istrice(ヤマアラシ=気難し屋)"




アルバムチャート第3位は、Jovanotti(ジォヴァノッティ)ことLorenzo Cherubini(ロレンツォ・ケルビーニ/45歳/Roma出身)の「Ora(今)」(2011)。

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Jovanottiはイタリア語によるRAPミュージックを確立した『イタリアRAPの父』として一世を風靡しました。
最初は弱年齢層限定だったファン層でしたが、そのメッセージに込められた内容が大人が聴くに値する内容であることから、次第にファン層を広げる事に成功したのです。
そしてここ数年の新作アルバムには、メロディアスな美しい楽曲を多く収録し、新作アルバムは必ずチャートの上位に入り、ロングセラーを記録するようなビッグアーティストの仲間入りを果たしています。

シングルチャートの首位に輝いているのは、第2弾シングル曲"Le tasche piene di sassi(小石でいっぱいのポケット)"。

※当サイトでのJovanottiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Jovanotti


アルバムチャート第3位は、Annalisa(アンナリーザ/26歳/Savona出身)の「Nali」(2011)。

Nali

大人気のタレント発掘TV番組『Amici』の第10シーズンで2位になったものの、総合優勝のVirginioに大きな差をつけてアルバムチャート2位に輝いています。

第1弾シングルに選ばれたのは、"Diamante lei e luce lui(ダイアモンドの彼女と光の彼)"。久々の正統派スタイルの女性ボーカリストの登場ですね。




さていよいよアルバムチャート第1位の発表です。

それはModà(モダー)の「Viva i romantici(夢想主義者たちよ、万歳)」(2011)です。

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ModàはMilanoで結成され、今世紀になってからシーンに登場したPop Rockバンドで、メロディラインの美しいPOPな作風に定評があるバンド。

昨2010年のシングルチャートの3位と8位に楽曲がランキングされる勢いのある活動をし、2011年2月に満を持して発表した上記アルバムは発売から2ヶ月経過した現在もずっと1位をキープし続ける快挙を成し遂げています。

2010年 年間ヒットチャート記事はこちら↓
http://piccola-radio-italia.com/archives/51903290.html

2011年のサンレモ音楽祭では、2010年のアルバムチャート2位にランキングされたEmma(エンマ)と組んで出場したところ、総合2位に甘んじる事となりましたが、この爆発的なアルバムの売れ行きから推察すると、本来の優勝者はModàだったのかもしれませんね。

サンレモ音楽祭にしろ、タレント発掘番組にしろ、昨今のイタリアの音楽コンテストではむしろ『1位にならない方が結果として売れる』というジンクスすら生まれています。

前出のJovanottiの"Le tasche piene di sassi(小石でいっぱいのポケット)"についで、シングルチャート2位に付けているのは、サンレモ音楽祭2位の楽曲"Arriverà(やってくるよ)"。もちろんEmmaと共演のバージョンで。

※当サイトでのModàの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Moda`


これで最新アルバムチャートの紹介は終わりましたが、「イタリアPOPSスペシャル」@イタリア文化会館のエンディングに相応しい楽曲をご用意しました。

「イタリアPOPSスペシャル」会場となったホワイエのすぐ隣のアニェッリホールで2010年11月4日に奇跡の来日公演を行ってくれたClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/60歳/Roma出身)を紹介してお開きといたしました。

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Claudio Baglioniは1970年初頭から活動を続ける大物カンタウトーレ。サンレモ音楽祭に一度も出場していないにも関らず(楽曲提供とゲスト出演はアリ)、国民的な人気をキープし続ける特異な存在で、イタリアでは何万人も収容できる国際的なビッグスタジアムを数日間に渡って満員にできる数少ないアーティストのひとりです。

イタリア国内でも身近で見聞きする事が難しいこのイタリアが誇る国民的スターを、たった350人収容のアニェッリホールで楽しむことが出来たのは、長年のファンに取っては、神様からのご褒美のようなとても貴重な機会となりました。

来日時のレポートはこちら↓
http://piccola-radio-italia.com/archives/51875730.html (来日レポート)
http://piccola-radio-italia.com/archives/51878089.html (ステージで語った内容の和訳)
http://piccola-radio-italia.com/archives/51877223.html (来日時の映像)
http://piccola-radio-italia.com/archives/51889230.html (雑誌インタビュー)

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今回の日本公演を含む、世界5大陸を巡るワールドツアーを終えたClaudio Baglioniは、そのワールドツアーのテーマソングとして新作した楽曲"Per il mondo(世界へ/世界の為に)"(2010)の公式PVを発表してくれましたが、そこには訪れた世界中の都市での映像をコラージュのように寄せ集めていて、日本公演の映像も多めに採用され、偶然ですが、筆者がBaglioniにインタビューをした際のシーンが収録されていました!

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

次回5月FESTAは、5月14日(土)の開催予定です。