その1はコチラ
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第2部

第1部に続いて、イタリアのアルバムチャートの流れを汲み、ベストアルバムながら2010年11月16日の発売以来9週間に渡ってベスト10に入り続けているRenato Zero (レナート・ゼロ/61歳/Roma出身)の「Segreto amore(秘めた愛)」をピックアップ。

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Renato Zeroの60歳の誕生日を記念して『SeiZero(=60)』という記念行事を敢行させているRenato Zero。

この『SeiZero』という記念行事の一環で、長らく廃盤状態だった1980年代のアルバムも当時のLPジャケットを再現したデジパック仕様で4タイトルがリリースされます。「Tregua」(1980)、「Artide Antartide」(1981)、「Via Tagliamento 1965/1970」(1982)、「Prometeo」(1991)

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この『SeiZero』の流れを受け、今回のベストアルバム「Segreto amore(秘めた愛)」(2010)は、ラブソング集としてまとめられ、1982年から2003年までのRenato Zeroの代表的なラブソング13曲に2曲の未発表曲を加えて発売されました。

その2曲の未発表曲を1月FESTAで紹介することとし、まずはアルバムのエンディングに収められた楽曲"Roma(ローマ)"。タイトル通りRenatoが生まれ育ったRomaに捧げられた美しい楽曲で、『SeiZero』のコンサートで披露された際、Renato本人はステージには登場せず、Renatoが生まれた1950年当時のRomaの街並みや当時のスターや世相を綴ったノスタルジー溢れる映像作品が巨大スクリーンに投射され、老若男女が適度に混じった観客が大いに盛り上がっていて、Renatoがいかに幅広いファンを獲得し、絶大な人気を誇っている事を改めて感じ取ることができるでしょう。

そしてもう1曲の未発表曲はアルバムタイトルになった"Segreto amore(秘めた愛)"個人的な内面世界をしっとりとしたバラードで聴かせてくれます。

※当サイトでのRenato Zeroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Renato_Zero


第2部の2人目もRoma出身でRenatoの1歳年下となるClaudio Baglioni (クラウディオ・バリォーニ/60歳/Roma出身)。本当にRenato ZeroもClaudio Baglioniもイタリアが誇る超ビッグなスターとなり、この2人を育んだRomaという街は、その後も続々とイタリア音楽界を牽引する大スターを生み出し続けているのは流石です。

2010年11月4日には、奇跡の日本公演を行ってくれたClaudio Baglioniですが、その来日直前にリリースされたアルバムが「Per il mondo - World Tour 2010(世界へ - ワールドツアー2010)」で、日本公演の6ヶ月ほど前の2010年5月29日のロンドンRoyal Albert Hall公演を収録した2枚組のライヴアルバムでしたが、日本来日直後にその映像をDVD作品としてもリリースしてくれました。

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このDVDはイタリアの音楽DVDチャートで初登場3位(イタリア人アーティストとしては1位)、その後8週間に渡ってベスト10入りを続けています。

日本公演の興奮を今一度味わうためと、日本公演では実現しなかったフルバンドでのステージを疑似体験するために敢えてこの1月FESTAのセットリストに組み入れる事にしました。

DVDの1曲、すなわちコンサートのオープニングとなった楽曲は息子の誕生を記念して1982年に書いた"Avrai(君は得ることだろう)"から。
 
そして名曲"Mille giorni di te e di me(君と僕の千の日々)"。この楽曲は日本公演時の様な独奏も味がありましたが、London公演時のベースラインが効いたバンドバージョンがイカシテいますね。

さらに雑誌『ラティーナ』のインタビューで、Baglioniが最も好きな楽曲だと挙げてくれた"Strada Facendo(道往きながら)"。この楽曲もドラムのタムの連打が楽曲の魅力を最大限に引き上げてくれています。

そして日本公演でも本公演のエンディングに据えられていた定番曲"La vita è adesso(人生は今)"。もちろんDVD中のLondon公演でもファイナル楽曲として収録されています。

Baglioniは世界五大陸を巡ったこの大規模なワールドツアーを2010年末に終え、その締めくくりを兼ねてインターネットラジオでその振り返りを語りましたが、その中で日本公演の事についても言及しています。

『ともかく日本公演では、たくさんの日本人観客が来てくれていた事に驚いた』と。

アジア地域では中国公演を北京と上海の2都市で行っていますが、記録写真を見る限り観客は欧米人ばかりで東洋人観客の姿がほとんど見られない状況ですから、きっと日本公演も同様という予想でやって来たようですが、その予想をいい意味で大きく裏切られたと、喜んでいたようです。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)