IMG_7454 のコピー第70回Festaは、23名の参加者が集まり、東京・亀戸の某所にて1/22(土)に開催されました。参加者の内訳は男性8名 女性15名(うち、初参加者2名)。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむ、至福のひと時となったかと思います。

集合写真撮影
Pop!Italiano
kazuma氏


第1部

1月FESTA第1部は、最近のイタリアのアルバムチャート上位のアルバム紹介コーナーに充てました。

1人目はAlessandra Amoroso (アレッサンドラ・アモローゾ/25歳/Lecce郊外Galatina出身)の2枚目のフルアルバム「Il mondo in un secondo(一秒の世界)」(2010)。2010年9月28日の発売と同時にチャートの1位に輝き、現時点でもチャート5位と、16週間に渡ってベスト5内に入り続けるベストセラーアルバムとなっており、既にダブルプラティナディスクを獲得しています。

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2009年にタレントオーディション番組『Amici』から彗星のように現れたAlessandraは、その抜群の歌唱力と、老若男女に広く愛されるキャラクターで幅広いファン層を獲得し、大きな求心力を持つスターに成長したことを実感させてくれます。

アルバムからの最初のシングル曲となったのは、"La mia storia con te(あなたと一緒の私の物語)"。気持ちよく歌いあげてくれるスケールの大きな楽曲ですが、Alessandraの公式PVはイタリア国外からの閲覧や引用制限が掛かっている場合が多いので、ここでは、子供の歌唱コンテストTV番組『Ti lascio una canzone』に出場した時の映像を貼っておきます。Alessandraが子供たちにも絶大な人気がある事をうかがい知れるかと思います。

2枚目のシングル曲に選ばれたのは"Urlo e non mi senti(私が叫ぶと、あなたは聴いてくれない)"。こちらも引用制限の関係で、公式PVを避け、TV番組Telethon出演時の映像を貼っておきます。

※当サイトでのAlessandra Amorosoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Alessandra_Amoroso


第1部2番目はNegramaro (ネグラマーロ/1999年Salentoにて結成)の5枚目となるアルバム「casa 69(集落69)」(2010)。

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通常、casaとは『家』を意味しますが、このアルバムタイトルではcasale(集落)を意味すると、リーダーのGiuliano Sangiorgi(ジゥリアーノ・サンジォルジ/32歳)は語っています。バンドのベースプレイヤーErmanno Carlà(エルマンノ・カルラ)がアートディレクターを務めたアルバムジャケットでは、うずくまった人間が心臓(=心)の形をしたデザインになっている事も合わせて、このアルバムでは都市型生活の脆さを憂い、人間の内面世界を見つめる作品に仕上げているとか。

アルバムには通常版の他、スペシャル版、アナログ盤がリリースされ、スペシャル版には通常のCDの他、カナダのトロントツアーを記録したDVD、Michele Placido監督の映画『Vallanzasca - Gli angeli del male』(2010年)に採用されたNegramaroによるサントラ盤の3枚のディスクの他、60ページにおよぶ豪華なブックレットが封入されています。

このDVDには、シングル第1弾となった"Sing-hiozzo(嗚咽)"のPVも収められているのですが、通常のPVに加え、なんと3Dバージョンも収録され、3D用メガネも封入するという力の入れようです。

Negramaroらしいスリリングなサウンドに乗せたGiulianoの浮遊系ヴォーカルの魅力が冴えています。

通常のイタリア語では『Singhiozzo(スィンギォッツォ)』と綴られますが、『Sing-hiozzo』と綴って、あたかも『歌え、イォッツォ!』のような意味を持たせているところが、いつものGiulianoらしい言葉遊びですね。

このアルバムは、2010年11月16日に発売と当時にアルバムチャートの1位となり、現時点でもチャート3位と、9週間に渡ってベスト3内に入り続けるベストセラーアルバムとなっており、既にダブルプラティナディスクを獲得しています。

同アルバムからのシングル第2弾は"Basta così(これで充分)"。この楽曲は同じSugarレーベルに所属する歌手Elisa (エリーザ/34歳/Monfalcone出身)とのデュエット。

Elisaのアルバム「Heart」(2009)でGiuliano Sangiorgiがデュエット相手を務めたので、今度はそのお返し的なデュエットと言えるかもしれません。

2010年2月FESTA参照
http://piccola-radio-italia.com/archives/51793395.html

※当サイトでのNegramaroの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Negramaro


第1部の最後はベテランZucchero Sugar Fornaciari(ズッケロ・シュガー・フォルナチァーリ/56歳/Reggio Emilia出身)の17枚目のアルバム「Chocabeck」(2010)。

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2010年11月3日の発売と同時にチャートの1位に輝き、現時点でもチャート2位と、11週間に渡ってチャート内で1位2位を争っている大ベストセラーアルバムとなっており、既にダブルプラティナディスクを獲得しています。

イタリア国内向けのシングルとして選ばれたのは、"È un peccato morir(死ぬなんて残念だ)"。爽やかさのあるノスタルジックな楽曲で、PVでは歌詞が壁や床に現れては消えるという心憎い演出をしてくれています。

またZuccheroは、ブルースシンガーとしての国際的な活動や故Luciano Pavarotti(ルチァーノ・パヴァロッティ/2007年没)との音楽ジャンルを超えた交友で、名実ともに世界で最も有名な現役イタリア人POPスターの一人と言って良いでしょう。

その国際的な人気を示すかのように、海外向けのシングル曲はイタリア国内向けとは異なる楽曲が選出されました。アルバムタイトル曲"Chocabeck"です。

『Chocabeck(チョカベック)』とは彼の故郷Reggio Emilia地方の方言で、『becco che fa un rumore(うるさいクチバシ)』を意味するそうです。

Zuccheroが幼いころ、何か食べたいなぁと父親におねだりすると、父はZucchero少年によくこの『Chocabeck』という言葉を言っていたそうです。『ピーチクピーチクうるさいなぁ』という意味と同時に、餌をねだるひな鳥に対して、何も与えられない状態、つまり『食べ物は無いよ』と言う意味だったそうです。しかしながらまだこの『Chocabeck』の意味が判らなかったZucchero少年は、『Chocabeckって、きっと何か凄く美味しい食べ物のことなんだろうなぁ・・・』って勘違いをしていたそうです。

PVには、そんな幼き時期の父との想い出を回想するかのようなシーンが出てくるのも微笑ましいところ。

ちなみに同アルバムの10曲目には"Spicinfrin boy"という、やはりReggio Emilia地方の方言のタイトルが付けられた楽曲があり、これは『騒々しい少年』という意味で、祖母がZucchero少年に向けて愛情も込めて呼んでいたあだ名だそうです。

※当サイトでのZuccheroの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2011年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)