真のイタリアPOPSファンなら誰もが長年夢見ていたイタリアのビッグアーティストの来日公演ですが、単なるビッグではなく、その上に『超』が3つぐらいつく最高峰アーティストであるClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/59歳/Roma近郊出身)で、その夢が実現するとは誰も予想だにしていませんでした。

そんなClaudio Baglioniの来日公演は、本格的な告知を行う前に、発売開始から数日間でほぼ売り切れとなるという驚異の売れ行きを示しました。

その期待に応えた主催のイタリア文化会館さんの計らいで、会期直前に20席ほど通路に補助席を作られ、『予約制の当日券』という形で販売され、名実ともに超満員のイタリア文化会館アニェッリホール(372席+20席?)で、2010年11月4日に開催されました。

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※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

世界5大陸を廻る本格的なワールドツアーの一環で、10/28の上海万博閉会式に出演した後、11/2の北京公演を経て、11/4ついに初の日本公演を見事に果たしてくれました。(ちなみに11/3に成田から日本入りしたそうです)

10万人近くの収容数を誇るスタジアムを何日にもわたって満杯にする集客力を誇るClaudio Baglioniが、たった370人規模のホールで、たった独りでステージを務めるというのは、逆にレア感タップリのものだったと思います。

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北京公演も同様のソロコンサートだったようですが、会場の写真を見る限り観客はほとんど西洋人ばかり。ところが日本では約半数を日本人客が席を埋めていたのには、招聘元のイタリア文化会館にもBaglioni本人にとっても驚愕の結果だったと思います。

日本盤CDですらロクに発売されておらず、公演も行ったこともない『地球の裏側』で、こんなにも自身の音楽を愛していてくれたファンがいたうえ、イタリア国内のコンサートのように、観客も一緒に歌うわ、応援メッセージボードは挙がるわ、1980年代のBaglioniツアーで定着したアンコール催促コール『Alè - Oò』の歌声も出るわという歓待を受けたのですから!

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(筆者が実際に使用した応援用グッズ)

筆者はこのAlè-Oòの歌声は、さすがに日本の会場では無理だろうと予感していただけに、この瞬間、まさに感無量の域に至ってしまいました。

おまけに、なぜかナポレターナの名曲"Santa Lucia luntana"やイタリア国歌"Inno di Mameli"まで歌うという、とてもレアなシーンまで!
しかしながらBaglioniが歌うとこれらの古の楽曲でさえも、全く異なる魅力を放つという魔法を魅せてくれました。

※会場の席に配布されていた曲目リストと実際に歌われた楽曲は異なっていましたが、正しいものを POP! ITALIANO のkazuma氏がUPしてくれましたので、リンクを貼っておきます。
セットリストはこちら [Scaletta del concerto a Tokyo]

この日本公演の約1週間前の10/26には、今回の『Solo un mondo(世界はひとつ)』ツアーのうち、有名なLondonのRoyal Albert Hallでの公演の模様を2枚のCDに収録したライヴアルバム「Per il mondo(世界へ)」が本国イタリアでリリースされました。ジャケットには、公園予定都市名が記載されていて、もちろんしっかりと『Tokyo』の文字が。

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筆者は縁あって、リハーサル直前のBaglioniへのインタビューに立ち会う事が出来ました。このインタビュー内容やライヴレポートは、世界の音楽情報誌ラティーナ1月号(12月発売)に掲載されますので、お楽しみに。

またこの取材の企画監修を担当された片山伸さんのサイトで、来日ライブの映像とインタビュー映像などを編集した秀逸なビデオが公開されましたので、ぜひご覧あれ!
http://www.italianmusic.jp/

Baglioniのマネージャー・Saraさんからは、今回の『Solo un mondo』ツアー用に制作されたパブリシティ用のブックレットをいただきました。

一見CDジャケットサイズに見えますが、これが20cm四方の大判であるうえ、上質紙を用いた48ページに及ぶ売り物にもできる質の代物。

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中にはBaglioni自身からのメッセージに始まり、40年に渡る音楽活動の来歴、Baglioniが主催する財団"O' SCIA"とその音楽イベントについての紹介、過去の代表的なツアー写真、ツアー日程などが網羅されています。

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ちなみに会場ではイタリア人スタッフが明らかに業務用のビデオカメラを回していました。おそらくこのワールドツアーが終わった段階で、各国での模様を編集した映像作品がリリースされるような予感。その際、ここ東京での様子も収録される事を願っています。
 


[追記]
日本公演の模様が収録された映像についての記事はこちら
http://piccola-radio-italia.com/archives/51877223.html

Claudio Baglioniが来日ステージで話していたこと(日本語訳)
http://piccola-radio-italia.com/archives/51878089.html

Claudio Baglioni特集掲載!/ラティーナ1月号 2010年12月20日発売
http://piccola-radio-italia.com/archives/51889230.html