その3はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/archives/51872845.html

第4部

来日公演を11/4に控えたClaudio Baglioni(クラウディオ・バリォーニ/59歳/Roma出身)。

7月FESTAから続けてきた来日予習コーナーも今回が最後になりますので、紹介する内容を吟味し、『ソロピアノコンサート』となる今回の来日ステージに近い雰囲気の映像を主体にしてプログラムを組みました。

メインに選んだ映像素材は、2004年にリリースされた3枚組DVD「Crescendo & cercando tour 2003 2004」。

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このDVDに収められているCrescendoツアーの会場となった巨大スタジアムにBaglioniがただ一人現れて、まさに独りでピアノを弾き語りする楽曲は"Titoli di coda(終章の題名)"。

きっとコンサート当日の開始前に撮影されたのでしょうね。ただ広い会場で独りで歌うBaglioniという奇妙な違和感を感じつつも、そこに流れるのは、まさにソロピアノコンサートの雰囲気です。

2曲目は"Tienimi con te(君のそばから僕を離さずにいてくれ)"。2003年にリリースされたアルバム「Sono io, l'uomo della storia accanto(それは僕、身近な物語の男)」に収められていた楽曲で、2000年以降に発表されたBaglioniの楽曲の中ではトップクラスの人気を誇っています。PVで紹介しました。

3曲目はBaglioniのコンサートではテーマソングのようになっている"Strada facendo(道を往きながら)"。長年Baglioniを支え続ける音楽ディレクターのギタリストPaolo Gianolio(パオロ・ジァノリオ)と2人だけでギターを弾きながらの映像で。

しかもSicilia州Siracusaにある遺跡ギリシャ劇場で昼間に撮影されているという、とにかく珍しいシチュエーションの映像なんです。

4曲目はTriesteの港町で収録された小規模の野外ライブの映像で"Avrai(君は手にするだろう)"。波止場にグランドピアノを持ち込み、弦楽隊と簡単なPAを配しただけの質素なシチュエーションにも関らず、見事なパフォーマンスを魅せるBaglioni。

Baglioniの長年のツアー経験に裏打ちされた、確かな『現場力』を垣間見せるシーンです。そういえば、1986年には既に、「Assolo(独奏)」というタイトルのツアー＆ライブで、文字通りたった独りであらゆる楽器をこなしたステージを実現させていたのですからね。

そしてお馴染みの大ヒット曲メドレー。"Questo piccolo grande amore(この果敢なく大きな愛)"〜"Amore bello(美しい愛)"〜"E tu(そして君)"〜"Sabato pomeriggio(土曜日の午後)"〜"Solo(独り)"〜"E tu come stai(そして君は元気かい)"という怒涛のラインナップ。まさにコンサートの予習にはピッタリのメドレーではないでしょうか。

そして最後は、Baglioniが2005年に開始し、3年もの長期に渡って綴った自身の音楽史ともいえる作品集「Tutti qui(全てがここに)"の中で発表された新曲であり看板曲でもある"Tutti qui"をPVでご覧いただきました。まさに自身の音楽人生の歩みを映像で綴った映像が見事です。

※当サイトでのClaudio Baglioniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Claudio_Baglioni

最後にFESTA会場では、今回のBaglioni来日に関連した重大Newsを発表したのですが、まだ最終決定されていないこともあり、ここでの言及は避けておきます。

注）記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

次回11月FESTAは、11月28日(日)の開催予定です。

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