その2はコチラ


第3部

2009年4月6日に発生したイタリア中部地震の復旧支援のために開催された一大チャリティイベント『Amiche per l'Abruzzo(アブルッツォのための女友達)』。

その模様を収録した2枚組DVD「Amiche per l'Abruzzo - L'evento dell'anno in DVD」(2010)の1枚目を前回の7月FESTAで紹介したので、8月FESTAではいよいよ真打登場のDISC2を紹介しました。

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イタリアの代表的な女性歌手たちを一堂に集めて行われたこのビッグイベントをプロデューサーとしても仕切ったのが、Laura Pausini(ラウラ・パウズィーニ/36歳/Faenza出身)、Fiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア/56歳/Roma出身)、Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/54歳/Siena出身)、Giorgia(ジォルジァ/39歳/Roma出身)、Elisa(エリーザ/33歳/Monfalcone出身)の5人のディーヴァたち。

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人気&実力ともに、まさに最高峰の彼女たち中心のステージが繰り広げられるのが、このDisc2なのです。

それぞれの代表曲を数曲ずつ歌いながらステージを回していくのですが、もちろんソロで歌うだけでなく、このAmiche per l'Abruzzoならではの顔合わせの共演が拝めるのが見どころです。

8月Festaでは、時間制限もあるので厳選して選曲。

Fiorella Mannoia編では、Laura Pausiniを迎えて故Lucio Battistiの"E penso a te(そして君を想う)"をデュエットし、さらにFiorellaが1987年に発表した名曲"Quello che le donne non dicono(女たちが言わないこと)"を、前出の2人に加えて、Carmen Consoli(カルメン・コンソリ)、 Elisa、 Giorgiaが加わっていくという、夢の様なステージを見せてくれます。

Giorgia編では、Elisaを迎えての"E poi(そしてそれから)"(1994)

Elisa編ではFiorella Mannoiaを迎えての"Eppure sentire[Un senso di te](それでも感じること[あなたの気配を])"(2007)

Laura Pausini編では Gianna Nanniniを迎えて"La Solitudine(孤独)"(1993)

Gianna Nannini編ではLaura Pausiniを迎えての"Meravigliosa creatura(素晴らしい創造物)"(1995)〜"Sei nell'anima(あなたは心の中に)"(2006)のメドレー

を楽しんでいただきました。

そしてGianna Nanniniがこのイベントのために書き下ろした"Donna d'Onna(オンナの女)"を、この5人のディーヴァたちが歌い継ぐ名演を魅せつけてくれました。

Onna(オンナ)とは地名で、このイタリア中部地震の被災地の中心部となったL'Acquilaの中でも壊滅的な被災地となった居住者310人という小さな集落だそうです。

ラテン語のunda(=onnda/波)から派生してOnnaになったそうですが、"Donna d'Onna"と綴ると、イタリア語でも『ドンナ・ドンナ』と面白い発音になりますが、日本語訳でも『オンナのオンナ』になるから興味深いですね。

Gianna Nanniniは以前、自身のヒット曲"io"でも日本を題材にしたPVを作っていましたから、日本語で、donnaはオンナと発音することを知っていたのかもしれませんね。

そしてAmiche per l'Abruzzoの大団円は、総出演者が揃って歌う"Il mio canto libero(私の自由の歌)"。故Lucio Battistiが1972年に発表した作品で、これだけの女性歌手が歌い継ぐシーンはまさに圧巻です。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)