その3はコチラ
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第4部

4月FESTAの最終楽章は、癌に蝕まれ、2006年に51歳の若さで他界してしまったAndrea Parodi(アンドレア・パロディ/1955-2006/51歳没/Sardegna州Porto Torres出身)の追悼コンサートをDVDで紹介いたしました。

サルデーニャという、イタリアの中でも異文化の香りが色濃く残る地域をバックボーンにした、イタリア初のエスノロックとしてシーンに登場したTazenda(タゼンダ)。その中でも超高音域の個性的なヴォーカリストとして独特な存在感を魅せつけていたのがAndrea Parodiです。

※当サイトでのAndrea Parodioの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Andrea_Parodi

※当サイトでのTazendaの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Tazenda

彼の死の翌2007年に開催された追悼コンサートを映像に収録した映像作品が、2009年になってようやく「CANTANO ANDREA PARODI 2007」(2009)として、CD+DVDの2枚組で発売されたので、さっそくDVDで紹介することにした次第です。

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DVDの冒頭は、Andreaが最後の力を振り絞ってレコーディングとコンサートを行った2006年のライヴ映像を鑑賞する形で始まります。おそらく実際の追悼コンサートでもそうだったことでしょう。

曲目は"Gracias la vida(人生よありがとう)"。オリジナルはチリの歌手Violeta Parra(1917-1967)の1966年の作品。

遺作となったアルバム「Rosa Resolza(薔薇ナイフ)」(2007)の最後に収められた楽曲で、同アルバムはElena Ledda(エレーナ・レッダ/51歳/Sardegna州Cagliari郊外出身)との最初で最後の共演作となりました。
Andrea Parodi & Elena Ledda /Rosa Resolza

2曲目はMauro Pagani(マウロ・パガーニ/64歳/Brescia近郊出身)で、楽曲は"Dä me Riva"。

同曲は故Fabrizio De André(ファブリツィオ・デ・アンドレ)がオリジナルで、当時彼を音楽面やプロデュース面で全面的にサポートしていたMauro Paganiが、2004年にアルバムごとカバー&リメイクした際に、同曲のVocal部分を担当したのがAndrea Parodiだったという縁ですね。

Creuza de Ma

ギリシャの民族楽器ブズーキをかき鳴らしながら歌うMauro Pagani。イカシテます。

実は2010年、そんなMauro Paganiの来日公演まで発表されました。楽しみですね。

『Andreaが大好きな曲だったんだよ』と解説を入れながら、Andreaの古巣Tazendaの面々が歌うのは"Armentos"。珍しく作曲者でありギタリストのGino Marielli(ジーノ・マリエッリ)がリードボーカルを取るのが新鮮です。

ここではAndrea Parodiが歌ったオリジナルバージョンを貼っておきます。

サルデーニャを代表する女性3人組コーラス隊のBalentes(バレンテス)と管楽器奏者Gabino Murgiaがコラボして聴かせてくれるのは"Efix"

そのBalentesにElena LeddaとMauro Paganiにが加わって、Andrea Parodiの最後のシングル曲となった"Ruzaju"を紹介しました。

そしてAndrea Parodiの弟子だった女性歌手Nadia Sotgiaによるサルデーニャの伝承歌"No potho reposare"を。
おそらくまだ20歳前後の美少女のNadiaですが、さすがAndreaの弟子です。しっかりとした歌唱と充分なオリジナリティを兼ね備えた見事なボーカルです。

ここではNadia Sotgiaの発声テストの映像と、Andrea Parodiバージョンの"No potho reposare"映像を貼っておきます。

4月Festaの最後は再び"Ruzaju"をPVで紹介しながらお開きとしました。




注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2010年に達する年齢で表記しています。

次回5月FESTAは、5月29日(土)の開催予定です。