その3はコチラ


VascoRossi/IlMondoCheVorrei第4部

8月FESTA締めは、夏の終りにちなんで、熱いRockの野外ライブを。
そこでイタリアRock界の王者Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッスィ/57歳/Zocca出身)をピックアップ。

2008年3月にリリースされたアルバム「Il mondo che vorrei(俺が求める世界)」(2008)は、フランス、スペイン、ドイツ、オランダ、スイスでも発売され、ダイアモンド・ディスクに輝く大ヒット作となりました。そして収録された12曲のうち5曲もシングル化されるという大躍進!
2008年9月FESTAで、アルバムから2曲ほど紹介しています

Vasco Rossi/Il mondo che vorrei LIVEその大ヒットアルバムを掲げたツアー『Vasco.08 Live in concert 』から、Vascoの出身地にほど近いBolognaのStadio Renato Dall'Araで行われた2008年9月19日と20日のライヴの様子を、CDとDVDの2タイトルに分けてリリースしたのが「Il mondo che vorrei Live」(2009)

2枚組DVDは、うすい金属が貼られたパッケージに納められ、メタル感の手触りがちょっとプレミアムな雰囲気を演出してくれます。1枚は文字通りライブ映像で、もう1枚はPVとバック・ステージの様子を収めています。

1曲目はVascoらしい熱いRockナンバー"Gioca con me(俺と遊ぼうぜ)"から。

スタジオ録音版では、元・Guns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼズ)のギタリストSlash(スラッシュ)がギターを弾くという、ビッグな話題付き。

2曲目は"Colpa del whisky(ウイスキーのせいさ)"。3曲目は"Vieni qui(ここにおいで)"と、落ち着いたバラード曲を続けて。

(DVD商品とは異なる映像をリンクします)

DVDに納められたライブ映像では、会場に花火が上がるのが楽しめるのと、客席の最前列に、イタリアを代表するもうひとりの『V.Rossi』である、Valentino Rossi(ヴァレンティーノ・ロッスィ/30歳/オートバイ・ロードレースライダー)の姿が収録されています。もちろん、ステージ上からVasco RossiがValentinoの来場を紹介しています。トッポ・ジージョのボタン戦争 [DVD]

4曲目は"E adesso che tocca a me(今、俺の番)"。アルバム「Il mondo che vorrei(俺が求める世界)」というタイトルには、現在の世界に満足していない、という、やや厭世的なニュアンスが込められているように、この"E adesso che tocca a me(今、俺の番)"も、目標を失いながらも、世間に背を向けず、今度は自分の番、と自らを鼓舞する活力のある内容の美しい楽曲です。

トッポ・ジージョが歌詞中に登場するのが、注目ポイントです。

注)1966年、1978年、1988年(アニメ版)、2003年に日本でも放映された『トッポ・ジージョ』は、イタリアの人形劇。
注)ちなみにトッポ・ジージョはミラネーゼの設定。

夢に支えられて
今 俺はここまでたどり着いた
どんなことを現実的にやっていこうか?

俺にはもう幻影はない
真実なんて 俺にはどうでもいい

世界がどんな状態かは 俺には判らない
どんなことを誠実にやったらいいんだい?

そして 今
そして 今

俺にはもうバイクはない
クルマで何をしたらいい?

今ではもう トッポ・ジージョはいない
スイスで何をしたらいいんだい?

今ではもう 善良な人々は居ない
みんなずる賢い 俺よりズルイ

さあ今度は 俺の番
さあ今度は 俺の番
さあ今度は 俺の番

(DVD商品とは異なる映像をリンクします)

そしてアルバムタイトル曲"Il mondo che vorrei(俺が求める世界)"

(DVD商品とは異なる映像をリンクします)

8月FESTAのラストソングは、DVDでも最後の曲として収録されているAlbachiara(明るい夜明け)。1984年のアルバム「Va bene, va bene così(いいよ、 いいよこれで)」に収録されていた、Vascoファンにはお馴染みの楽曲で、会場に集まった大観衆が一緒に歌うのは圧巻。

還暦間近の男性アーティストのコンサートに、よくもこれだけ若い女性たちが集まるものかと、しかも、彼女たちが25年も前の歌を涙をためて一緒に歌うというのがスゴイ。もちろん、男性ファンや年配のファンも多く、本当に幅広い層のファンを持つVascoのイタリアでの人気の底力を垣間見ることができると思います。

2009年7月FESTAで紹介したNoemi(ノエミ)も、この"Albachiara"をデビュー・アルバムの中でカバーしています。

(DVD商品とは異なる映像をリンクします)

そしてこの曲は、1999年に36歳で逝去したVascoのバンドのギタリストだったMassimo Riva(マッスィモ・リーヴァ)に捧げられているそうです。

Massimo Rivaは、Vasco専属のギタリストとしてだけでなく、Steve Roger Band(スティーヴ・ロジャー・バンド)のヴォーカリストとしても活躍していました。



注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2009年に達する年齢で表記しています。

 

次回9月FESTAは、9月26日(土)の開催予定です。