その2はコチラ



第2部(前半)

クリスマスモードを一旦中断して、リクエストコーナー。参加できずに逃したコンテンツを再度体験する機会が欲しいと、参加者の一部から声が上がっていたので、それを受けた形で、事前にリクエストを募ったところ、11月festaで紹介したばかりの『Raf(ラフ)をぜひ!』との声が。

 

Raf/Sogni...e` tutto quello che c'e`Raf(49歳/Puglia州Margherita di Savoia出身)の新作アルバムからシングルカットされてた映像は11月Festaのレポートから見れるので、彼の唯一のDVD「Sogni…è tutto quello che c'è(夢は・・・存在するもの全て)」(1991)から紹介することにしました。

知名度があって、いい曲で、見ごたえがある映像で・・・と考えていったら、やっぱり"Gente di mare(海の人々)"になりました。1987年のユーロヴィジョンコンテストで兄貴分のUmberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ/56歳/Torino出身)とデュエットして4位となった楽曲で、その後ヨーロッパ中で大ヒットとなりました。Raf:28歳、Tozzi:36歳。

このDVDでは当時、新進気鋭のカンタウトーレとして注目を浴びていたPaolo Vallesi(パオロ・ヴァッレーズィ/44歳/Firenze出身)と共演しています。当時Raf:32歳、Vallesi27歳。こちらは商品化されている映像なので、このサイト上に掲載はさし控えることにします。ネット上にも出回っていないようです。


Il Regalo di Nataleここから再びクリスマスモードに戻ります。POP! ITALIANOのkazuma氏からの紹介でEnrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ/51歳/Milano出身)のクリスマス企画アルバム「Il Regalo di Natale(クリスマス・プレゼント)」(2007)から、2曲ほど紹介してもらいました。

イタリアでは年末にクリスマス商戦を狙った企画アルバムがリリースされることが多いのですが、11月下旬〜12月にかけて発売になるために、12月FESTAで紹介するタイミングに間に合わない事が多く、こうして1年遅れで紹介する形になりがちです。

この「Il regalo di Natale」というアルバムは、Enrico RuggeriとカンタウトリーチェのAndrea Mirò(アンドレア・ミロー/38歳/Piemonte州Asti)との共演のアルバムですが、今回はEnricoのパフォーマンスのみに絞っての紹介となりました。

英語のスタンダードナンバーの"White Christmas"。イタリアでは"Bianco Natale(ビアンコ・ナターレ)"というイタリア語詞で親しまれておりますが(第1部を参照)、Enricoは英語のまま、しかもロックアレンジで歌います。

2曲目はしっとりとしたバラード曲"Il Natale dei ricordi(想いでのクリスマス)"を紹介しました。



Ivana Spagna(イヴァーナ・スパーニャ/52歳/Verona近郊出身)は、1980年代から1990年代中ごろまで、主に英語で歌うダンス音楽で活躍していましたが、1995年(39歳)になるとイタリア語曲"Gente come noi(私たちのような人々)"でサンレモ音楽祭に出場し、総合3位という栄冠に輝きます。

 

Siamo in Due後に世界中で大ヒットを博すAndrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)の"Con te partirò(英題:Time To Say Goodbye)"を4位に押さえての検討は特筆するものがあり、年間シングルチャートの5位を記録。Spagnaにとって初めてのメガヒット曲、しかも初めてのイタリア語ヒット曲となりました。

"Gente come noi"を収めたアルバム「Siamo in Due(私たちは2人でいる)」(1995)は、同年の国内最多セールス女性歌手アルバムに輝くことになります。

この大ヒットアルバム「Siamo in Due」に収められていたクリスマス曲が、"Un natale che non finirà(終わらないクリスマス)"。Spagna自身のペンになる美しい魅力を放つこの楽曲は、子どもたちのコーラス入り。Spagnaの低音のヴォーカル部分にさえも女性らしい魅力が溢れています。


Reunionイタリア初のエスノ・ポップ/ロック・グループと呼ばれるTazenda(タゼンダ)のリードボーカルだったAndrea Parodi(アンドレア・パロディ/1955-2006/51歳没/Sardegna州Sassari近郊出身)が、末期ガンの身体を押してTazendaのメンバーたちと最期の活動を遂げたのが2006年。(詳細は2007年8月FESTAのレポートを参照)

2005年に発表された未発表曲集「¡¡¡Bum-ba!!!」に収められていた"E Sarà Natale(クリスマスになるだろう)"を、Andrea最期の2006年の姿を映像作品に収めらています。歌い出しはサルド語のため、聴きとりができませんが、彼の相変わらず美しい高音ヴォーカルを楽しめ、途中からは子供たちのコーラスが入る温かみのある作品です。

自分に死期が迫っていることを知っている男なのに、その顔は穏やかで、まるでイエス様のよう。



注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。

 

Continua alla prossima puntata.(続く)