集合写真第45回Festaは、20名の参加者が集まり、東京・亀戸にて12/13(土)に開催しました。参加者の内訳は男性8名 女性12名(うち、初参加者2名)。

今回は『festa di Natale』として、クリスマスモードで行いました。紹介楽曲もほぼクリスマスにちなんだ楽曲のみとし、楽曲紹介コーナーもいつもの4部構成を2部構成にとどめ、歓談タイムを多く取った忘年会モードも取り入れました。

まさに『隠れ家』となるプライヴェートなバンケットルームを貸し切り、極上の音楽と夜景を楽しむと同時に、参加者同士の交流も高められたかと思います。


第1部

Petra&Ferruccio_QuamDilecta音楽コーナーのトップバッターはMusica Nuda(ムジカ・ヌーダ)こと、Petra Magoni(ペトラ・マゴーニ/36歳/Pisa出身)とFerruccio Spinetti(フェッルッチォ・スピネッティ/Napoli出身)の2人によるクリスマスアルバム「Quam Dilecta」(意:なんと慕わしい/2006)より"Canzone Di Natale(クリスマスの歌)"。

いつものコントラバス&ヴォーカルというスタイルを活かしつつ、子供たちのコーラスを重ねた讃美歌調の形式美に溢れた楽曲で、荘厳さが漂い、12月Festaのオープニングに最適な曲でした。


Canzoni Nel TempoFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア/54歳/Roma出身)のベストアルバム「Canzoni nel tempo(時代の歌)」(2007)から、"L'uccisione di Babbo Natale(サンタクロース殺人)"。作者のFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/57歳/Roma出身)とのデュエットで、彼のアルバム「Bufalo Bill」(1976)に収められていた楽曲。タイトルの不気味さとは異なって、穏やかなサウンドのフォークソング調なのですが、歌詞はこの時期のDe Gregori作品の特徴ともいえる難解さ。

鉱員の娘Dollyが連れている『花の息子の息子』がサンタクロースを殺す話なのですが、『花の息子の息子』とは何なのか、なぜ彼がサンタクロースを殺すのかなど、話の核心となる部分が歌詞の表面上では読み取れません。

FiorellaはDe Gregoriと共に、素直に、ほのぼのと大らかに歌っているところが好印象ですね。


RaffaellaCarra`/RafficaCarra`Raffaella Carrà(ラッファエッラ・カッラ/65歳/Bologna出身)の"Buon Natale"(メリークリスマス/1985)。

ダンサブルな楽曲に乗って歌って踊る印象の強いRaffaellaですが、この曲はスローなバラード。

子供たちの憧れの『歌のお姉さん』としての顔も持っていた当時42歳のRaffaellaが、子供たちを率いて歌う映像でのご紹介。ベストアルバム「Raffica Carrà」(2008)のDVDに収められています。


(DVD商品とは異なる映像をリンクします)

Mina/Gli anni Rai 3イタリアの至宝のヴォーカリストであり『女王』の呼称で呼ばれることの多いMina(ミーナ/68歳/Lombardi州Varese近郊生まれ)。1960年代に世界中で一世風靡を果たした後、1970年代中ごろからTV出演もコンサートも行わず、アルバム制作を重ねながら大人の歌手として大成長を遂げたMina。

彼女のデビュー50周年を記念して、貴重なTV出演時代の映像を「Gli anni Rai」というシリーズで10枚のDVDに収める企画が2008年初冬よりスタートしましたが、大手新聞のRepublica社の出版ということで、新聞販売店ルート限定で毎週1枚ペースで発売していくという前代未聞の企画となっております。

12月FESTAでは、この「Gli anni Rai」シリーズの3枚目に収められた1968年のMina28歳時の映像で、"Bianco natale(ホワイト・クリスマス)"を紹介いたしました。英語曲"ホワイト・クリスマス"のイタリア語版として、すっかりイタリアにも根付いた定番曲です。


Natale in Vaticano (2DVD)さて、ここからは本日のメインタイトルとなる2枚組DVD「Natale in Vaticano(バチカンのクリスマス)」(2007)から続けて紹介することにしました。

バチカン法王・ヨハネパウロ2世在位時に、彼の御前で行われていた壮大なコンサートの記録が収められています。

Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ/50歳/Pisa近郊出身)とGiorgia(ジォルジァ/37歳/Roma出身)のデュエットで、"Canto di Natale(クリスマス歌)"。

Andrea Bocelli e Giorgia1994年の映像ですから、Andreaが同年のサンレモ音楽祭新人部門で優勝し、Giorgiaが7位(曲自体は大ヒットして彼女の代表曲となる"E poi")という、ほぼ同期の2人の実力派・新人歌手の2人によるデュエット。

この顔合わせが翌年の2人のデュエット曲"Vivo per lei(彼女のために生きる)"に急展開し、世界的な大ヒットに発展する『前夜』ともいえる貴重な映像です。時にAndrea:36歳、Giorgia:23歳。


Antonella RuggieroAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ/56歳/Genova出身)によるクリスマス定番曲"Adeste fideles(意:信者よ来たれ)"。

1700年代にラテン語で書かれたこの聖歌を、中国人のソプラノ歌手Hong Mei Nie(ホン・メイ・ニー)とデュエット。

Gesu bambino美しいソプラノ歌手の歌声から始まりますが、やがてAntonellaのパートに入ると、美しいだけでなく、きらきらと輝きだし、緩やかな日差しが差し込むような、まさに聖母のような暖かな歌声に会場が包まれてしまいます。AntonellaがまるでMaria様の化身のように感じる名演です。

コンサート会場では、まさにイエスが生まれ、Maria様に抱かれ、ヨセフ様に付き添われた集団による行列のパフォーマンスが行われていたようすが収められています。


Anna TatangeloAnna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ/21歳/Lazio州Sora出身)がポーランドの女性歌手Natalia Kukulska(ナタリア・ククルスカ/32歳)とデュエットする"Silent Night(邦題:きよしこの夜)"。

まずはNataliaがポーランド語で歌い始め、Annaがイタリア語で歌い継ぎ、最後は共に英語で歌うという構成。時にAnna16歳、Natalia27歳。Annaの清純な可愛らしさが懐かしくも愛おしい映像です。


Ricardo Cocciante第1部の最後は"Tu scendi dalle stelle(君は星から降りてくる)"。12月24日の晩の幼子イエスが生まれる経緯を歌うクリスマス曲で、多くの歌手によって歌われている定番中の定番の楽曲。これを第1部の最後に2人の大物歌手のパフォーマンスを続けて楽しんでもらう事にしました。

1998年より10年のロングランを続けている世界的大ヒットミュージカル『Notre-Dame de Paris(パリのノートル=ダム)』の音楽監督としても世界にその名を知られるようになったRiccardo Cocciante(リッカルド・コッチァンテ/62歳/ベトナム・サイゴン生まれ)から。伊仏ハーフの彼らしく、少し柔らかなエスプリを聴かせた歌い方です。当時49歳ですが、30代にも見まごう若々しさも好印象。


Massimo Ranieri最後は同曲をこれまたベテラン歌手Massimo Ranieri(マッスィモ・ラニエリ/57歳/Napoli出身)。

曲を作らない『昔堅気の職業歌手』タイプの彼がひとたび歌い出すと、歌詞のひとつひとつが明瞭に聴き取れる、情感豊かな絶妙の歌い方。『これぞ真の歌手』と実感できる圧倒的なパフォーマンスです。時にRanieri46歳。


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2008年に達する年齢で表記しています。

Continua alla prossima puntata.(続く)