2006033/11(土)の第12回Festaも盛況で、総数27名(男性10名+女性17名)うち、新顔さん7名、イタリア人3名の参加となりました。
#それにしても男女比の差が大きくなってきた・・・

Forza! uomini!!!

第1部は最近のリリース作品からのミニレビュー。

4月の初来日公演まで1ヶ月を切ったNew Trollsを紹介。
まずは80年代にカメリアダイアモンドのTVCM曲に採用された"Cadenza"。
このヴァイオリンの音色で日本では多くのNew Trollsファンが生まれたといっても過言ではないでしょう。

そしてPOPSバンドとしてのヒット曲"Che idea"。サビのコーラス部分が堪りません。

4/9(日)の追加公演では、ファンへの大サービスがあるとのこと。席もまだ余裕があるようなので、ぜひチケットを入手してください!


続いては現在イタリアの若者に大人気のGemelli DiVersiをDVD映像で。
DJ、ラッパー2名、歌手の4人組編成のグループで、ラップミュージックとして大人気を博しているものの、そこはイタリア。イタリア語の抑揚を生かした歌心のあるラップで。メインヴォーカルはキチンと「歌」を歌っています。
"Un altro ballo"のライブ映像では、熱狂的な大観衆を前にして堂々たるステージ。
"Prima o poi"のヴィデオクリップでは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー パート3」を真似た面白い映像を使いつつ、これが同じバンドの曲とは思えない、しっとりとしたバラードソング。こんな曲が歌えるなんて、ニクイやつらです。

続く第2部はリクエスト&お奨めコーナー。
今回からPAL対応ヴィデオデッキがFESTA用機材として導入されたため、DVD化されていないヴィデオカセット作品の紹介に期待が寄せられました。

リピーター参加者のYさんとニョッキさんからの「Teresa De Sioの映像が見たい!」とのリクエストに、POP!ITALIANOのKazumaさんが応えてくれ、所蔵するヴィデオカセットライブラリーの中から、"Pianoforte e voce"と"Voglia 'e turna'"の2曲を見せてくれました。

非常に落ち着いた趣の温かなステージで、彼女の変化自在なナポリ語ヴォーカルも、たおやかさを増して光っていました。
参加していたNHKイタリア語教室講師のEliana先生から「歳を重ねて、キレイになった」という情報もあり、大いに楽しめました。

お奨めコーナーには、引き続きKazumaさんから、謎の無名歌手Adriano Formosoの"Solo un Attimo"が紹介されました。
日本語で「本心により反論する」とか「良心的拒絶」と書かれた内省的なイメージですが、アコースティック系のカンタウトーレっぽい世界を感じさせてくれました。

続いて常連のMariさんから、Syriaの"Riflesso"という曲の紹介。これ、ディズニー映画「ムーラン」のイタリア語版テーマソングとのこと。
Syria、相変わらず爽やかな上手なヴォーカルですね。

第3部は、前月の大好評に引き続き、Renato Zero特集その2。
今回はリピーターさんのニョッキさんがPOP!ITALIANOのKazumaさんのご協力のもと、名作「Amore Dopo Amore」のライヴ映像"Tour Dopo Tour, Amore Dopo Amore"からのご紹介。
"Dimmi chi dorme accanto a me"、"L'impossibile vivere"、"La pace sia con te"、"Figaro"と、ツボを抑えた選曲に映像の楽しさが加わり、大満足の内容となりました。

最後のextra parteでは、3月初旬に終わったばかりのサンレモ音楽祭1位&2位をRAI映像でご紹介。

Noa&CarloFava-sanremo2006批評家賞(Mia Martini賞)に選ばれたNoa, Carlo Fava & Solis String Quartetの"Un discorso in generale"
新人部門でエントリーしていましたが、Carlo Favaはベテランのカンタウトーレのようです。シャンソンやファドを髣髴とさせる陰りのある曲調の佳作でした。

Cristicchi-sanremo2006新人部門2位のSimone Cristicchiの"Che bella gente"
オタクっぽい奇妙なルックス&パフォーマンスで、これまたクレージーっぽさのある歌い方&歌詞。でも不思議と耳に残る曲。
2005年の夏にBiagio Antonacciに捧げる歌でスマッシュヒットを博したSimoneでしたが、今回の曲も故Mia Martiniに捧げた曲ということでした。

Maffoni-sanremo2006新人部門1位はRiccardo Maffoniの"Sole negli occhi"
ブライアン・アダムスやNekをミックスしたようなタイプに感じました。サンレモ向きの曲でもありますね。

ビッグ部門は4日目の大物ミュージシャンとの共演シーンからご紹介しました。

ZeroAssoluto-sanremo2006グループ部門第2位のZero assolutoの"Svegliarsi la mattina"
イタリアでは若者を中心に人気を集めている男性2人組デュオですが、Nicolo' Fabiの歌&ギターの応援がありました。
Nicolo' Fabiは、歌手&プロデューサーとして活躍していますが、PFMのプロデューサーとして有名なClaudio Fabiの息子、と言った方が判りやすいかも。

Nomadi-sanremo2006グループ部門第1位のNomadiの"Dove si va"
非常に耳残りのするサビ、そして結成40年を経過した、超実力派バンドとしての安定感。そこへ応援にRoberto Vecchioniが交わってのステージ。言う事ありません。

Dolcenera-sanremo2006女性部門第2位はDolceNeraの"Com'e` straordinaria la vita"
彼女の作曲能力とロック魂が生かされた、サビの部分が耳残りする佳曲でした。
Steve Rogers Bandの元リーダー、Vasco Rossiバンドのギタリストとして有名なMaurizio Solieriのギター演奏との共演が心温まりました。
司会者からの「どうしてDolceNeraって芸名にしたの?」という問いに対し、
「私はFabrizio De Andre`に憧れて、彼の曲から名前を貰いました」と語っていました。
やはり彼に憧れて歌手になり、いまやイタリアの国民的なスターになったClaudio Baglioniと彼女が共演を果たせたのは、そんな共通点がきっかけだったのかも知れませんね。

tatangelo-sanremo2006女性部門1位は、Anna Tatangeloの"Essere una donna"
MogolGigi D'Alessioの黄金コンビによって作られたこの曲。噛めば噛むほど味が出てくるような曲ですね。
ちなみに僕の中では、今回のSanremoで、一番お気に入りの曲になりました。
ゲストはFormula 3やIl Voloで一世を風靡したイタリアを代表するギタリストのAlberto Radius、そしてLucio Dallaのバックバンドとして発祥したStadioの名ギタリストRicky Porteraといった、大物ギタリストの2人にサポートされたライブ。
共演終了後「私はなんて幸せな女の子なんだろう!」ってコメントしたAnna Tatangeloは、この2名もの大物ギタリストと共演できた事を言っているわけです。

Zarrillo-sanremo2006男性部門第2位はMichele Zarrilloの"L'alfabeto degli amanti"
恐らく今回のSanremo出場者の中で最もキャリアの長いMicheleですが、残念ながら今回も無冠に終わってしまいました。
とてもドラマティックな良い曲なのですが、いまひとつ盛り上がりにかけるところが残念。
共演者のTiziano FerroがMichele以上によく通る美声を響かせてしまったのも、Michele自身にとってもマイナスポイントだったかも。

Povia-vincitore-sanremo2006男性部門第1位、そして総合優勝に輝いたPoviaの"Vorrei avere il becco"Povia-sanremo2006
誰もが予想外の総合優勝だったPoviaですが、優しい曲調と甘い声が高感度バツグンでしたね。またハトの声帯模写も印象深いポイントでした。
共演者は超ベテランのFrancesco Baccini。渋い組み合わせが良かった。
まだセミファイナルなのに、Poviaは大感激してBacciniと硬く抱き合い、涙ぐんでいたのが、グッと来ましたね。

FESTAの最後でSaremo2006を録画したDVDのプレゼントもあり、大いにお楽しみいただけたかな、と思っています。

次回は4/15(土)18:00からの開始予定です。今回参加できなかった方、ぜひお待ちしていますよ!