2005年12月FESTA

1/14(土)の第10回Festaは、まるで嵐のような風雨の中の開催となりましたが、盛況となりました。

前回に引き続き、30分単位の音楽鑑賞タイムの間に適宜休憩時間を挟む、というスタイルを踏襲しました。

第1部は最近のリリース作品からのミニレビュー。
まずはRenato Zeroの新譜『Il Dono』から;"Mentre aspetto che ritorni" と, "Immi ruah" を常連のニョッキさんよりご紹介。

そしてOrnella Vanoni & Gino PaoliのライブDVDより;"Fingere di te"、 "E m'innamorerai"、"Musica musica" をPOP! ITALIANOのKazumaさんよりご紹介いただきました。


Renato Zeroはもちろん、彼の持ち味がよく出されたいいアルバムですが、1998年の最高傑作"Amore Dopo Amore"と同レベル以上の作品を期待するファンの耳には、残念ながら及ばず、といったところでしょうか。

Ornella VanoniとGino Paoliのライブ、ステキでした。60年代の彼らの出会いと共演を彷彿とさせる映像、風化しない作品、衰えない声、往年のサンレモ音楽祭並の贅沢なオーケストラと、映像作品はCDよりも手応えが大きいですね。

そして第2部のClaudio Baglioni特集。2月に開幕が迫ったトリノ・オリンピックのオープニングをBaglioniが務めることになり、日本のTVでもそのステージを見ることが出来そうだということで、「最近のリリースコーナー」のミニレビューの枠に収めるのはもったいないという参加者の声によりPensiero!のもあさん&Festa常連のニョッキさんと一緒に特集に仕立ててもらいました。

夢の大傑作の3枚組みCD『Tutti Qui』(和訳:全てココに)です。そのタイトル通り、世界的なレコード会社の再編成により実現した、Baglioniの全キャリアに渡って選曲された、世紀の大傑作ですね。

Amore bello (1973)"、"E tu come stai (1978)"といった数ある70年代の代表作の中からの2曲に続き、愛息Giovanniの誕生の際、息子に捧げたという"Avrai (1982 studio version)"。これまでシングルのみの発表でオリジナルアルバムには収められていなかったバージョンなので、このアルバム『Tutti qui』の最大の目玉と言われている曲です。そして"Io sono qui (1995)"、"Tienimi con te (2003)" と最近の代表曲まで一気通貫で紹介してくれました。

第3部は同じくライブCD&DVD『Live in Paris 05』をリリースしたLaura Pausini特集を主宰のYoshioAntonioからご紹介。デビュー曲の"La solitudine (1993)"、"Incancellabile (1996)"、といった初期の作品を当時のビデオクリップで。2001−2002のWorld Tourの映像からBiagio Antonacciとのデュエット"Tra te e il mare (2000)"。そして今回の新譜『Live in Paris 05』のDVDから、"Vivimi (2004)"、 "La prospettiva di me (2004)" を紹介しました。

Laura Pausiniの初々しいデビューから、誰もが認めるイタリアを代表する女性歌手となった現在までの成長の足跡が、映像で確認できる機会になったのではないかと思います。

またこのコーナーの最後には、Pensiero!のもあさんが賞品として提供してくれたPausiniの英語アルバム『From the inside』の争奪戦を行いました。
Lauraが好きだという方に挙手してもらい、ジャンケンで勝負してもらい、見事に勝ち抜いたのは常連のTさん。Poohlover.netのSiriusさんの妹さんでもあるので、きっとお兄さんのCDラックの中に同作品があるのではないか?という懐疑もかけられましたが(笑)、笑顔でゲットしていかれました!おめでとうございます。

第3部は、参加者によるお気に入り作品紹介コーナー。今回はCD持ち寄り者が5名だったので、全員に紹介してもらう事となりました。

Laura Pausiniファンが集まる日本語メーリングリストからの参加者が、Pausiniの曲を!との事だったので、特集に続いてPausiniを2曲ほど。まずはTさんが、"Non c'è" のライブ映像を。そしてスペインPOPSファンのMさんからは、スペイン語で歌うLauraもぜひ!とのことで、"Emergenza d'amore" のスペイン語版"emergencia de amor"を紹介してくれました。

続いて初参加から3連続参加と、常連になりつつあるYさんから、ナポリの女王Rita Rondinellaの"Maledetto grande amore"を紹介してくれました。ナポレターナの名門Rondinella家の人ですから、ナポレターナばかり歌う人だと思っていましたが、紹介してくれたアルバムは、ほとんどが彼女のペンになる曲。彼女、立派なカンタウトリーチェだったんですね。

次はタマにはぜひRockものを!との事で、常連のshunさんからLe Vibrazioniの"Aspettando"を。会場では踊り出す人も居て、ノリノリの雰囲気が会場に流れました。適切な選曲ありがとう!

そしてお奨めコーナー最後は、皆の人気者、ぷんとくんよりAliceの"Open your eyes"。懐かしさいっぱいになりました。

最後はプログラムに入れていなかった番外コーナー。FESTA主宰のYoshioAntonioから紹介しました。

まずはこのFESTA発足のきっかけとなったGatto Panceriの来日一周年を記念して、最近のソングライターとしてのGatto作品を2つ。Luisa Cornaの"Colpa mia"、そしてRiccardo Fogliの"Ci saranno giorni migliori"。Gattoが歌っている声も想像できるようなGattoらしさのある佳作ですよね。

次に5月の来日が待ち遠しいPFMの新作アルバム『Dracula Opera Rock』から"Un Destino Di Rondine"を。初のロックオペラ作品とのことで、オーケストラやコーラスも加わった重厚な作品です。そしてこの曲に女性ボーカルとして大きな効果をかもし出しているのがDolcenera

ということで、続いて最近の赤丸注目株のDolceneraを紹介。2005年の2ndアルバム『Un mondo perfetto』のDVD付きバージョンから、"Mai più noi due"。しっとりとしたバラードながらも、Rockの息吹とクラシック教育によるしっかりとした音感、作曲センスを感じさせる曲です。そしてBaglioni特集の流れを受けて、Baglioniの名曲をBaglioni本人とのステージで歌った"Sabato Pomeriggio"(DVDのみに収録)

わずかデビュー数年でイタリアを代表する超ビッグなBaglioniとのステージ。臆することなく堂々とピアノを弾き語りするDolcenera。恐らくほとんど音あわせをしていないであろうステージの模様ですが、そこは天才肌の2人。相手の音の出し方、歌い方に合わせて絶妙なハモリを入れます。Baglioniも彼女の才能を認めているからの競演であると確信できるものでした。

なんとそのDolceneraの次のアルバムにGatto Panceriが曲を書いている、という事、そしてGattoのNewアルバムが4月ごろのリリースになりそう、ということで、Gattoの活躍がますます楽しみですね。

最後にDolceneraのDVDのみに収められたLucio Battistiのカバー"Emozioni"を見ながら、2006年最初のFESTAはお開きになりました。

参加者は18名となり、うち新顔2名。イタリア人1名。今回はいつもと異なり男性が多く、男女比は60:40になりました。

次回は2/18(土)18:00からの開始予定です。今回参加できなかった方、ぜひお待ちしていますよ!