Piccola RADIO-ITALIA

〜イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本に作りたい〜
Gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone!!

イタリアの家庭でラジオをつけるがごとく、イタリアン・ポップスを簡単に聴ける環境を日本にも作りたい
という趣旨で、2005年4月より毎月1回、通称“FESTA(フェスタ)”と呼ばれるイタリアン・ポップス鑑賞会を開催しております。
このサイトでは、そのFESTAのレポートを中心に、イタリアン・ポップス(イタリアPOPS)を紹介しております。
FESTA会場で流した音楽や映像には、Web上ではご紹介できないのが多々あります。ぜひFESTA会場にお越しください。

公式facebookページ (facebook ufficiale)
http://www.facebook.com/PiccolaRadioItalia

Ecco il gruppo per diffondere la musica pop italiana in Giappone,
e speriamo di creare la circostanza in cui si divertono la musica pop italiana in Giappone
Diamo la festa musicale ogni mese da Aprile 2005, dove mettiamo la musica pop italiana.
Qua sul nostro sito, inseriamo dei rapporti sulla ogni festa.
Ci sono tante musiche che non si può mettere nel sito,quindi partecipate alla nostra festa pure!

7/25 第3回「イタリアン・ポップス・セミナー 」@日伊協会

AigTokyo 毎年恒例のイタリアン・ポップス・セミナー@日伊協会。

今回のテーマは『ラ・ヴィータ(人生)』

イタリアン・ポップスの名曲の中には、歌い手や作り手の強烈な想いが込められているものが多くあります。そこで歌われているのは実に人間臭い生き様。その作品を歌い込み続けることで、彼らの実際の人生も変遷して行く・・・・

こうして自らの人生に真摯に向き合った作品を貴重な音と映像で楽しみながら、日本語で解説いたします。(受講者のイタリア語力は問いません)イタリアン・ポップス初心者の方も、熱烈なファンの方も、共に楽しめるイヴェントです。

現代イタリア音楽界では、勢いのある若いアーティストたちが台頭する一方、大人向けの音楽や円熟世代のアーティストがヒットチャートを賑わせ、時代を超えて歌い継がれる楽曲も多数あり、単なる流行歌や使い捨ての音楽になっていません。しかし、残念ながらその実態は、多くの日本人には知られていません。ぜひこの機会に、音楽を通して“真のイタリア”を体感してみてください。

第2回の様子 https://www.aigtokyo.or.jp/?p=14254

第1回の様子 https://www.aigtokyo.or.jp/?p=8649

※当サイトのYoshioAntonioが講師を務めます
※当日はムジカヴィータ・イタリア誌各号&CDの販売もございます。

【詳細】

開催日:2015年7月25日(土)
時間:16:00−18:00
会場:公益財団法人 日伊協会 青山教室 201 石川記念ルーム
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂7-2-17 赤坂中央マンション2階
電話:03-3402-1632(受付時間:10:00〜13:00、14:00〜17:30/土日祝祭日を除く)
最寄駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」4番出口
参加費:3,000円(一般)、2,000円(会員、受講生) ※どちらもワンドリンク付
contact_map

詳細・お申込みは日伊協会のWebサイトにて
https://www.aigtokyo.or.jp/?p=18124

第122回イタリアPOPSフェスタ(2015年7月)レポート(第3部:Francesco De Gregori)

第3部

鎮重カンタウトーレのFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ/64歳/Roma出身)が《人生の中で心に秘めていたアルバム》《自身の作品を改めてカヴァーしたアルバム》と表現する2枚組『Vivavoce(意:生きてる声/声、万歳)』(2014)。アルバムタイトルは、同アルバムにも収録された楽曲「Finestre rotte(意:壊れた窓)」の歌詞の内容を要約したもので、“ひとが話している時は、イヤホンを外して聴きなさい”というメッセージだそうだ。ジャケットやブックレット内に描かれた絵やデザインもDe Gregori自身が筆をとっている。チャート最高4位、2014年間アルバムチャートの10位にランクイン。

Francesco De Gregori - Vivavoce

先行シングル「Alice」(オリジナルは1973年発表)は、Ligabue(リガブーエ/55歳/Emilia-Romagna州Correggio出身)との共演で大きな話題となった。

《リガブーエの参加は偶発的なもので、リガの声が加わることで、この古い曲に新しい色彩を添えてくれた。しかもオリジナリティを失わないまま。まるで数日前に彼と共作したような感覚だった》

とDe Gregoriは語っている。

※当サイトでのLigabueの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Ligabue

「La donna cannone(意:大砲女)」(1983)も名曲中の名曲。サーカスや大道芸の“人間ロケット”役の女性に捧げた楽曲。

「Generale(意:将軍)(1978)は、反戦歌と感じ取れる名作。(De Gregoriは平易な言葉で詞を書くものの、直接的な主張などは明言せず、リスナーの感性に委ねる)

ちなみに同曲は、Vasco Rossi(ヴァスコ・ロッシ/63歳/Emilia-Romagna州Zocca出身)にもカヴァーされている。大スターのVascoが他者の書いた曲を歌い、好んで歌い継いでいることは特例中の特例と言ってよいだろう。

※当サイトでのVasco Rossiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Vasco_Rossi

「La leva calcistica della classe '68(意:1968年生まれのサッカーの要)」(1982)。

最後に、現時点でアルバム未収録の新曲「Sei mai stata sulla Luna?(意:君は月に行ったことある?)」を。同名の映画(2015年1月公開)の主題歌でもある。

Sei mai stata sulla Luna

※当サイトでのFrancesco De Gregoriの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_De_Gregori


注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

次回の定例FESTAは、8月22日(土)に通常のFESTA形態で開催予定。

次回のイベントは、7月25日(土)に東京・日伊協会に於いて『第3回「イタリアン・ポップス・セミナー』として開催。詳細情報→http://piccola-radio-italia.com/archives/52182596.html

第122回イタリアPOPSフェスタ(2015年7月)レポート(第2部:Gianna Nannini)

第2部

Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ/ジャンナ・ナンニーニ/61歳/Toscana州Siena出身)がリリースした『HITALIA』(2014)は、イタリアの2014年間チャート6位にランクイン。

Gianna Nannini - HITITALIA

“ヒット”と“イタリア”を掛け合わせた造語のアルバムタイトル通り、名だたるイタリアのヒット曲をカヴァーしており、世界的なヒット曲となった楽曲も多い。彼女自身が多感な時期を共にした1960年代を中心に選曲されている。

シングル化第1弾は「Lontano dagli occhi(邦題:瞳はるかに)」。まずは作者でもあるオリジナル歌手Sergio Endrigo(セルジォ・エンドリゴ/1933-2005/72歳没/現クロアチア国Pola生まれ)を見てみよう。サンレモ音楽祭1969で第2位となった時の映像。

※当サイトでのSergio Endrigoの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Sergio_Endrigo

当時のサンレモ音楽祭はダブルキャスト制を取っており、同曲を歌い分けたのはイギリス人歌手Mary Hopkin(メリー・ホプキン/当時19歳)。その前年に18歳で「Those were the days(邦題:悲しき天使)」を歌い、世界的なヒットとなった。

原曲はロシアの流行歌であり、当時のメリー・ホプキンのプロデューサーがPaul McCartney(ポール・マッカートニー)だったということはあまり知られていない。ところどころに導入された印象的なコーラスワークやオーケストレーションなどを聴けば、当時ビートルズでポールが試みていたサウンドの片鱗が感じられると思う。

ではメリー・ホプキン版の「Lontano dagli occhi」を聴いてみよう。上手なイタリア語の発音に驚きだ。

このセンチメンタルな楽曲をGianna Nanniniがカヴァーすると、一段とカッコ良く、勇ましい曲となる。

Gianna Nanniniが第2弾シングルに選定したのは「L'immensita`(意:広大さ/邦題:涙に咲く花)」。サンレモ音楽祭1969で9位。やはり2人の歌手が歌い分けたが、一人目はJohnny Dorelli(ジォンニー・ドレッリ/ジョニー・ドレルリ/78歳/当時30歳/Lombardia州Meda出身)。

※当サイトでのJohnny Dorelliの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Johnny_Dorelli

もう一人のオリジナルの歌い手は同曲の作者でもあるカンタウトーレDon Backy(ドン・バッキー/76歳/当時28歳/Toscana州Santa Croce sull'Arno出身)。

※当サイトでのDon Backyの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Don_Backy

ほぼ同年代のアラサー男が歌った訳だが、大人っぽい落ち着いたDorelli版に比べて、作者のDon Backy版はアヴァンギャルド感に溢れ、スピリチュアルささえ漂う。

実はDon Backyは次の曲に影響されて同曲を書いたと語っている。

イギリスのバンドAnimalsが1964年に放った大ヒット曲「House of the rising sun(朝日のあたる家)」で、三連譜のリズム、印象的なオルガンのリフなどがDon Backy版に取り入れられているのが実感できるだろう。ちなみに、同曲の原曲はアメリカで生まれたもので、娼婦になった女性が人生を振り返る霊歌である。“朝日のあたる家”とは娼館のことのようだ。

Gianna Nannini版のPVの冒頭には、幼いころリヴォルノでDon Backyのコンサートを見た時、歌手になろうと決めたと、Gianna自身が語っている。PVの内容も下積み時代のGiannaの回想録となっている。デビュー当時の写真を見ると、PV同様ロングヘアーの若かりしGiannaが確認できる。

第3弾シングルは「Dio e` morto(意:神は死んだ)」。ヨーロッパ社会の歴史的な危機を表す、ニーチェの著名な言葉であるが、100年近く後の1960年代に盛んに使われるようになった。

オリジナルは作者のFrancesco Guccini(フランチェスコ・グッチーニ/75歳/当時27歳/Emilia-Romagna州Modena出身)で、1967年発表。

※当サイトでのFrancesco Gucciniの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Francesco_Guccini

当時Gucciniと行動を共にしていたNomadi(ノーマディ)版も著名だ。Nomadiの初代ヴォーカリストAugusto Daolio(アウグスト・ダオリオ/1947-1992/45歳没/Emilia-Romagna州Novellara出身)の貴重な映像で。

※当サイトでのNomadiの紹介記事はコチラ
http://piccola-radio-italia.com/tag/Nomadi

Gianna Nannini版は格調高く&雄々しく仕上げられている。

※当サイトでのGianna Nanniniの紹介記事はコチラ
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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

Continua alla prossima puntata.(続く)

第122回イタリアPOPSフェスタ(2015年7月)レポート(第1部:Massimo Bubola)

第1部

Massimo Bubola(マッスィモ・ブボラ/マッシモ・ブボラ/61歳/Verona近郊Terrazzo出身)のアルバム『Il testamento del capitano(意:隊長の遺言)』(2014)から。

Massimo Bubola - Il testamento del capitano

70年代中頃から活動を開始したカンタウトーレだが、すぐ後の1970年代後半にファブリツィオ・デ・アンドレと長きに渡る共作を始めたため、作曲者としてのイメージの方が強いブボラであるが、本アルバムのタイトルおよび収録曲の半数は、世界大戦中の民間伝承歌/レジスタンスの歌/フォルクローレをカヴァー(アレンジはブボラ)している。

アルバムタイトル曲「Il testamento del capitano(意:隊長の遺言)」は、今まさに死にゆくアルプス兵団の隊長が部下を呼び集めて遺言という形で命令する。

私が死んだら体を5つに切り分けて欲しい。
ひとつ目は祖国に。二つ目は大隊に。
三つ目は母に。息子の形見として。
四つ目は愛しい人に。初恋の思い出として。
最後のは山に。やがて薔薇が咲くように。

曲調は賑やかだが、その詞は涙無くして聴けない。

2曲目は「Ta pum(タ・プム)」。

若い兵隊は母を置いて戦場に来た。明日は突撃。
橋の裏に兵隊たちの墓がある。もうすぐ会いに行くよ。

と歌われる。タイトルは行軍してゆく擬音。

日本の戦争時代の歌は士気高揚目的の軍歌が主体だが、イタリアのそれは、個としての視点で、報われない運命を歌う悲しいものが多い。

3曲目はブボラ作のオリジナル曲「Rosso su verde(意:緑の上に赤)」。“緑の大地の上に流される赤い血”という意味で、やはり反戦歌と解釈できる。

ところで、ブボラの名を一躍高めたのは、前出の通り1978年から始まったFabrizio De Andre’(ファブリツィオ・デ・アンドレ/1940-1999/58歳没/Genova出身)との共作活動。1980年に彼らが共演した貴重な映像から「Una storia sbagliata(意:ある間違えられた物語)」。デ・アンドレ40歳。ブボラは実に26歳。

当時のインタビューの中で、デ・アンドレは同曲についてこう語っている。

≪「Una storia sbagliata」の歌詞で、俺はピエル・パオロ・パゾリーニ(注:映画監督)の悲劇的な出来事(注:暴行を受けた他殺死体で発見され、現在も未解決)を追想している。これは依頼を受けて作った歌であり、もしかすると俺が発注を受けた唯一の歌かもしれない。その依頼内容は、パゾリーニとヴィルマ・モンテージの死(21歳の女性が1953年に他殺死体で発見され、捜査線上に多くの著名人があがり、現在も未解決)に関するふたつの調査記録のための曲ということだった≫

※当サイトでのFabrizio De Andre’の紹介記事はコチラ
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ここからはブボラが2010年にリリースしたライヴDVD『Live in Castiglione』から。

Massimo Bubola - Live in Castiglione

ブボラがデ・アンドレと共作した多くの曲の中から著名な「Fiume sand creek(意:サンド・クリーク川)」(1981)。

「La sposa del diavolo(意:悪魔の花嫁)」(2004)。コーラス担当のErika Ardemagni(エリカ・アルデマーーニ)とのデュエット。

そして「Camicie rosse(意:赤シャツ隊)」(1996)。1860年のイタリア統一運動の立役者として知られるGiuseppe Garibaldi(ジゥゼッペ・ガリバルディ)が率いていた私設軍事組織の事を歌っている。

実はガリバルディはそれ以前は南米でレジスタンス活動に身を投じ、ウルグアイを周辺国からの侵略から救った立役者として、南米でも偉人として語り継がれている。その卓越した戦術は、後の時代に中南米を舞台に活動したチェ・ゲバラ(エルネスト・ゲバラ)に影響を与えたと言われている。

同曲はFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)にも提供されたが、次の「Il cielo d'Irlanda(意:アイルランドの空)」(1994)は彼女の代表曲のひとつとなった。ブボラによるセルフカヴァー。ここではイメージ映像のものを貼っておく。

そのFiorella Mannoia(61歳/Roma出身)が2014年にリリースしたカヴァーアルバム『Fiorella』で、ブボラとのデュエット・ヴァージョンが新たに収録された。

FIORELLA MANNOIA - FIORELLA

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注)記事中の歌手の年齢は、記載時点での誕生日の到来を考慮はせず、2015年に達する年齢で表記。

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ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
【通販限定】ジリオラ・チンクェッティ紙ジャケBOX
歌詞対訳を監修いたしました!

世界の音楽情報誌Latina
Claudio Baglioniインタビュー
取材協力いたしました!


【通販限定】VIVA SANREMO! Canzone Collection ビバ サンレモ!〜カンツォーネ・コレクション(CD4枚組/日本盤)
歌詞対訳を監修いたしました!

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「イタリアン・ポップ・ミュージック 50年の変遷」@PolyCultureClubTokyo

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シカゴピザ公式サイトでのイタリア音楽コラム執筆(分社化により現在は該当サイト消滅)

Tra te e mare(海のように)/Laura pausini
Tra te e mare(海のように)/Laura pausini(ラウラ・パウジーニ)
ライナーノーツを担当いたしました!

Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
Storie di tutti i giorni(過ぎ行く日々の物語)/Riccardo Fogli(リッカルド・フォッリ)
シングル盤リリース時に歌詞注釈を担当いたしました!

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Opera prima(オペラ・プリマ)/Pooh(プー)
日本盤初リリース時にコラム記事を執筆いたしました!

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